夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「劇場版 DoctorーX FINAL」

2024年12月31日 10時09分13秒 | Weblog

まず、当方はテレビドラマの「DoctorーX」シリーズを一話でも最初から最後

まで見たことがない。

何かの番組を見るために早めにチャンネルを合わせる、たまたまチャンネルが

そこに合わせられていたという程度の視聴で、長くても数分単位。ゆえに、歴

代の出演者すべての関係性を理解できているわけではないのだが、映画として

鑑賞することができるのでドラマとしての先入観はなしで。

フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、某国の大統領選挙の

命を救うために日本を離れていた。

一方、東帝大学病院では、神津比呂人(染谷将太)が新病院長として現れる。

比呂人は凄腕の外科医で政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人(染谷将太・

二役)は医療開発会社で資金のバックアップを行っていた。徹底的な合理化を

図られる上、手術数も増え、次々とクビを切られていく医師と看護師たち。か

つての同僚・森本(田中圭)に東帝大学病院に呼び戻された大門は、比呂人と

意気投合。だが、大門の師匠である晶(岸部一徳)と会った比呂人は顔色を変

える。比呂人が東帝大学にやってきた目的とは?

また、森本は大門の過去を探りに広島・呉にやってきていた。そこで森本は外

科医・大門未知子誕生の秘密を知ることになる。やがて大門は史上最大の危機

に直面する。

そして、大門はある方法で手術を行う。それは、医師免許をはく奪される“悪

魔のオペ”だった。

いつも“私、失敗しないので”と語る大門未知子。その理由もわかる。

おそらく、≪FINAL≫にふさわしいラストになっている。ドラマを全編視聴し

たことがない当方でさえ、謎はなく、納得できた。ドラマを視聴してきた人を

裏切らないはずである。

出演は、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、遠藤憲一、西田敏行など

は変わらず。泣いたり笑ったりをすべてわかっている安定のメンバーに、呉の

場面では綾野剛が登場する。

脚本は中園ミホ、監督は田村直己。主題歌はAdoが歌う「Episode X」。

蛇足…染谷将太は二役と言いたいところだが、人格としては三役に取り組んで

いると言っていいのではないだろうか。そこは、映画らしいキャストで魅了

し、あっと言わせる。

西田敏行、遠藤憲一、米倉涼子の息のあったところ。もう見ることができなく

なりました。西田さん、この時は台詞もはっきりしていて、悪と善を見事に演

じ切ってました。流石です。ありがとうございました。


「夢の三競演 三枚看板・大看板・金看板」

2024年12月27日 22時50分01秒 | Weblog
 SkyシアターMBSにて(12月25日)

いつも取れるわけではないチケット。貴重な落語会が今年はオープン
したばかりのSkyシアターMBSにて開催された。

三人揃っての口上では、鶴瓶氏がヤフーニュースになったことに触れ
(車いすに乗る姿が見られたというような)、立ち上がったり、歩い
たりの姿を見せるように文珍氏に促されていた。
また、この公演の前にロケが行われ、正月3日に放送されることが発
表された。駅伝が始まる前にMBSで。わちゃわちゃした様子が見るこ
とができるようです。

 開口一番  笑福亭べ瓶

 「三年目」  笑福亭鶴瓶

 ????  桂  文珍(申し訳ない。3分の1居眠りしてしまい
            ました😭 )…間違えてしもた、とのこと
  (中入り)

 「文七元結」 桂 南光

半ばで集中が切れてしまい、残念な限り。
クリスマスということもあり、手ぬぐいが三人から客席に投げ入れら
れた。ただ、当方のいた一階半ばの座席までは全く届かずで、これも
残念でした。ただ、サービス精神は旺盛だし、みなさん元気でよかっ
た。またチケットを取っていきたい公演である。それぞれに事務所が
異なる三人であるだけに貴重だ。

国立国際美術館 常設展示

2024年12月23日 19時54分02秒 | Weblog
  
               現代美術館のため、価値観にとらわれず
               いろいろな作品があらゆるところに展示
               されています。
   
 上や下や横、あらゆる角度で鑑賞して作者と作品名が載っているキャプショ    
 ンを探してみてください。
  

国際美術館 コレクション展「彼女の肖像」 ⑥

2024年12月17日 21時08分25秒 | Weblog
 
         
                  →ズームした写真
この作品の不思議な世界観。ものすごく丁寧。キャプションに、ベルベット
とあるのが確認できるだろうか。思わず写真を撮りたくなる作品のひとつ。


 下の作品2点。片山真理作。
額縁も含めて作品である。キラキラしている。目を引く作品。
  


    


  

   

このフロアの全体的なイメージ。手に触れたり、足で踏んでみたりは、もちろんなってはいけないゾーンなので注意したい。現代展のおもしろさ。

現在の展示は1月26日まで。興味ある方は足を運んでみては??


「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」

2024年12月14日 18時31分23秒 | Weblog
全世界累計発行部数1000万部を突破した「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリ

ーズ。2013年に刊行された廣崎玲子作、jyajyaの絵による大ヒットシリーズ

は、子どもたちの心を動かし現在も大人気継続刊行中である。

新米教師の等々力小太郎(大橋和也)は、赴任した小学校でふしぎな駄菓子屋

の噂を生徒たちから聞く。その店の名は「銭天堂」。生徒によると、ものまね

がうまくなったり、テストの点数が上がっているという。

店を訪れると店主の紅子(天海祐希)がいて、ぴったりのお菓子を選んでくれ

るという。ただ、食べ方や使い方を間違えると大変なことになる。やがて、小

太郎が片思いをする友人・陽子(伊原六花)までもが銭天堂で買った駄菓子を

食べてしまうが、人に認められたいというその思いが暴走する。

小太郎は密かに銭天堂を探すが、別の店「たたりめ堂」の存在に気づく。その

店には、不気味に笑う店主・よどみ(上白石萌音)がいた。人の恨みや嫉妬

を好物にしていた。

願いがかなう駄菓子を手に入れ、願いが叶ったとしてもそれはある意味一瞬だ

けのこと。それをどう継続するのかは、結局は自分次第である。駄菓子はきっ

かけでしかないということをさりげなく示す物語。

令和の子どもたちが訪れる昭和感あふれる駄菓子屋。そのお菓子のネーミング

のおもしろさとわかりやすさにクスクスする。

天海祐希は恰幅良い装い。言葉も「ござんす」口調でいつもとは違う役柄だ。

一方、上白石萌音はラストに名前が出るエンドロール。この映画では、バラエ

ティでよく使われる上“黒”石萌音が満載の出演。かわいさも、けなげさも一切

なし。

この役柄に上白石萌音をキャスティングした人は、黒い部分をよくわかってい

るなあと思う。映画の中では、どのように紅子さんにやっつけられ、退場とな

るのかお楽しみに。少しホラーさもあるのだが、監督が中田秀夫だからかもし

れない。

そして、主演はこの人ではないかというほど奮闘していた大橋和也に注目

を、、、と書くまでもなく出番が多い。

当方は原作は未読。以前の職場に置いてあり、おもしろいから読んでと勧めら

れていたのに、読まないままだった。映画化されると聞き、ちょっと後悔。

が、映画は映画として十分に楽しめるのでぜひ。映画を観て気になる人は原作

を手にしてもいい。

国立国際美術館 コレクション展「彼女の肖像」 ⑤

2024年12月14日 08時05分14秒 | Weblog
第5章 個人と国家
 第二次世界大戦後、冷戦下のアジアでは、朝鮮戦争が勃発しました。アメリカ占領下の日本には多数の米軍施設が置かれ、基地を経由して兵士たちが戦場へと送られました。本章では、国家の引いた境界線が女子たちにもたらした現実と、その中で生きる人々の姿や痕跡を見ていきます。

   

 敗戦後、基地の置かれた横須賀には、米軍向けの歓楽街が準備され、そこで働く女子たちが集められました。10代を横須賀で過ごした石内都は、キャバレーやバーなどの立ち並ぶ基地の通りは、「横須賀ではなくアメリカ」であり、衣類手はいけないと聞かされ育ちます。一度横須賀を離れた石内はカメラを
持って基地の近くの街並みを撮影しに戻り、1981年に、通りにあった元キャバレーを会場に写真展を開きました。米兵向けの慰安施設の神奈川県での第一号となった呉楽荘が取り壊される前の様子も撮影しています。
(章解説より抜粋)

            
この写真はどのように見えるだろうか。離れて撮影した原作の写真を撮影すると、花々が咲いて綺麗に見える。だが、その写真をズームすると
                ↓

          
 赤い花だと思っていたのは、      こちらはピタリと揃えられた
 赤い服を着て白い花を持って      プラカード。
 手を挙げている女性たち。 
この写真のタイトルは「ピョンヤン」、アンドレス・グルスキーの作品である。昔、テレビのニュースで見た記憶あり?
 アンドレス・グルスキーは、2007年に北朝鮮の平壌で行われたアリラン祭を撮影に訪れました。この国家規模のマスゲームを実現するためには数万人の国民が動員されます。グルスキーはスティッチング(画像合成)の技術によって、目を見張るようなスぺクタルを構成する女性たち一人ひとりの顔にピントを合わせ、国家という共同体を形づくる個人の存在を浮かびあがらせています。
(章解説より抜粋)  

また、動画なので撮影を控えたが、山城知佳子は沖縄出身。
山城知佳子の多くの初期作品の多くには、自身の姿が登場します。亀甲墓の周りを黒衣で弾みながら踊る姿から一転して、金網で隔たれた土地の回りを淡々と歩く足取りは重く、金網の奥に見える墓の側には近寄ることができません。海岸線を超えて海まで続く有刺鉄線という、ひときわ場違いな「境界線」は、現在まで続く沖縄の困難を物語ります。(章解説より抜粋)
先祖代々の墓が米軍基地の中にある人たちの思いはどこに、、、

そして、撮影が付加な石川真生の作品
沖縄は1972年まで占領下におかれ、基地面積はほとんど変わらず、一部は増設されます。沖縄で生まれ育った石川真生は、米兵を撮影するため、1975年から77年にかけて基地の近くのコザや金武町の黒人向けバーで働きました。しかし、石川のカメラはやがて、同僚である女性たちに惹きつけられるようになります。米兵の男性たちと心を通わせ、働き、逞しく暮らす沖縄の女性たちの写真は、石川から彼女らに捧げられた賛歌です。(章解説より抜粋)
*ぜひ見てほしい。開催後半から作品が交換されている

国立国際美術館 コレクション展『彼女の肖像』 ④

2024年12月11日 20時02分12秒 | Weblog
第4章 労働と移動
 本章では、家庭の内外で働く女性たちや、経済の不均衡を背景に移動する女
性たちの働く姿を紹介します。 20世紀のアメリカで、工場で働く人々を写
したルイス・W・ハイ写真。働いているのはまだあどけなさを残す幼い少女たちです。当時のアメリカでは、少女や少年たちが安価な労働力として過酷な労働に従事しており、ハインの写真は公にされない悲惨な現状を告発するための重要な証拠でした。彼の膨大な記録は、やがてアメリカ児童労働法の成立の機運を高めることになります。

放置された建物や解体される建物を撮影してきた写真家の宮本隆治は、1987年に香港にある巨大なコンクリート街、九龍城砦を訪れます。イギリスと中国の管轄の真空地帯となった九龍城砦には、難民たちが流れ込み、住民の数は時代ととみに膨れ上がっていきました。スラムや違法な商売の巣窟として名を馳せた九龍城ですが、宮本の写真には、生業に従事し、子どもたちを養い、暮らしを営む女性たちの姿が写っています。1993年、政府による立ち退き要請のあとに、九龍城砦は10ヶ月で完全に取り壊され、跡地には公園が建設されました。住民が去った九龍城塞の姿はかつての面影と、そこに生活していた人々の行方を偲ばせます。
 ジャオ・チアエンによる3映像では、ベトナムやタイ、フィリピン、インドネシアといった東南アジア諸国から台湾へ働きに来た人々が、最近みた夢の話をします。1990年代、少子高齢化による介護福祉分野の労働力不足を補うために、台湾では海外移民を積極的に受け入れました。その結果出稼ぎ労働者や国際結婚が増加しますが、当時台湾にやってくる移民のほとんどが女性でした。彼女たちの見る夢には、故郷に残した家族への思い、生まれた土地から遠く離れた場所で働く不安な心情があらわれています。
(章解説より抜粋)

   ルイス・W・ハイン
「海老取りの少年たち、ミシシッピー州」などを含めて4作品が展示されている。

  

  

宮本隆司「九龍城砦」9作品が展示してあるが、ズームにすると人々の暮らしが垣間見える。

   

小沢剛「ベジタブル・ウェポン     「ベジタブル・ウェポン
      ー舞台鍋/ソウル」     ーさんまのつみれ鍋/東京」

銃が野菜なら戦争はなくなるかな。みんなで仲良く鍋を囲みながら、、、を想像

*ジャオ・チアエンの作品は個室形式。カーテンの中にモニターが設置されている。
(キャプションより抜粋
≪レム睡眠≫は、台湾政府の政策変更があった1990年代に、同地にやってきたインドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム人の短期労働者の夢を抽出したドキュメンタリー作品である。)

MONE KAMISHIRAISHI“yattokosa”TOUR 2024ー25≪kibi≫

2024年12月07日 19時17分14秒 | Weblog
上白石萌音の大阪公演初日に参戦。この日は全体のコンサートツアーの初日でも
あった。
 大阪フェスティバルホールにて

新しいアルバム≪kibi≫が中心のコンサート。何の曲を歌うのか、いつもの“シアターのコーナー”はどうなるのか、いろいろ考えてはいたけれども。
いつもにも増して≪上白石萌音による一人ミュージカル≫だった。とはいえ、観客を置いてけぼりにするわけではなく、斜め上を行くというか、あっと言わせるというか、上白石萌音という人がどういう人かがわかるコンサートだった。
初日なのでセトリは挙げたくはないが、あるトーク番組で風間俊介さんの好きな4曲のうち歌ったのは2曲。「ハッピーエンド」「懐かしい未来」は今回は歌わず。当方もめっちゃ聴きたかった。→あれと、あれは歌っています。ひとつは外国の人も知る名刺代わりの1曲😇

“シアターのコーナー”は今回は“ロンドンコーナー”へ。「千と千尋の神隠し」の舞台で役3ヶ月ロンドンに滞在していたことから、上白石本人が心を揺さぶられた曲や誰でも知る曲を選曲している。
あーーただここが、このコーナーが! とにかくブラッシュアップ!!
このコーナーを観られるだけで、このコンサートはペイしていると言ってもいいのではないだろうか。ある仕掛けがあるのだが、上白石萌音だからこその企画コーナーだった。英語がペラペラでいいなぁ→あくまで、個人の感想です😉 
舞台の上は上白石萌音の部屋に招かれた感じで、イス、ソファや卓上電灯が置いてあり、それらが何かと変化していく。人生の≪機微≫をとらえようとした楽曲が多かった。

そして、弾き語りで歌う曲もあり、これまでにはなかった構成。初日なので、手探りではあるようだが、来年へと進んでいくうちにさらにアップデートされるかもしれない。お楽しみに。
人柄が伝わり、頭の良さがわかる(隠しようがない)コンサートだった。

アンコールで、残り目のグッズ紹介をしようとしていた本人だが、ほぼSOLD OUTで宣伝するものはなし。かつて出したCDアルバム2枚がレコード化されていることと、3年前に出版した本人著のエッセイ「いろいろ」がオディブルとなり配信されていることが発表された(本人録音)。この「いろいろ」に関する曲は風間俊介がおすすめの1曲である。→わかる人にはわかる

そしてそして最後に、コンサートのスポンサーであるミノンさんとサントリー特茶さん、いつもありがとうございます😊 
  

『正体』

2024年12月05日 21時17分18秒 | Weblog
公開前から映画賞を受賞し、どういうこと??とは思ったが、もともと鑑賞
するつもりだったので通常の気持ちで映画館へ。

冒頭、住之江ターミナルが描かれ、ある事件で逃亡していた犯人が最後にいた
ところだと思い浮かんでしまった。当時、近くの職場で働いていて、大騒ぎになっていた。というのはさておき、、、
殺人事件として逮捕された鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し、逃亡を続ける鏑木だったが、各地で出会った和也(森本慎太郎)、沙耶香(吉岡里帆)、舞(山田杏奈)と出会う。彼を追う刑事は又貫(山田孝之)。鏑木を逮捕した男だ。
又貫は沙耶香らを取り調べるが、鏑木はそれぞれに偽名を使い、まるで違う人物のようだった。逃げては追う、488日もの間、逃亡を繰り返す。
なぜ、彼は逃げるのか。真の目的とは。

物語は、ちかんの冤罪に巻き込まれる沙耶香の父で弁護士(田中哲司)の裁判と平行して進む。ちかんと、猟奇的殺人でレベルは違うが冤罪があると感じている沙耶香は、鏑木を信じる立場。又貫も、上司(松重豊)から犯人逮捕をせっつかれ鏑木を逮捕せざるを得ない状況となり、冤罪逮捕の思いはぬぐい切れないままでいる。
怖い。警察の縦社会は時に恐怖だ。よく、これがネタとなりドラマや映画となるのだから、本当にこの状態がなくなっているわけではないのだと思ってしまう。この映画では、松重豊が旧態依然としたままの上司として存在している。憎たらしい役どころだ。「99.9」の壁。それは、こういうことも踏まえてだとすると不愉快な話である。
そして、横浜流星は映画賞受賞のとおり、素晴らしい演技だった。吉沢亮と共演の『国宝』がますます楽しみである。

原作者は染井為人、監督は「新聞記者」など社会派を演出するのに定評がある藤井道人。出演は他に山田杏奈、前田公輝、森田甘路、西田尚美、山中崇、原日出子など。

国立国際美術館 コレクション展「彼女の肖像」 ③

2024年11月30日 22時04分05秒 | Weblog


 ブリジッド・バルドーの展示からそのまま続く
            通路から第3章は始まっている

    
木下晋「立像」      木下晋「徘徊」      荒川修作「肖像No.1」
  
野田哲也「日記:1968年8月22日」     ↑
               野田哲也「日記:1968年9月11日」    ↑
☆展示作品はゆがんでいません。当方の撮影が下手😭            ↑
                         マルレーネ・デュマス
                          「おじいさんと孫娘」 
 
         
   小西紀行「無題」            小西紀行「無題」
☆この作品を観て、“怖い”と思うか“悲しい”と思うかは、年齢、育った環境、
 国によって違うのではないだろうか。
 これらの作品はどこか不思議な感覚があると感じた。
  →    
サニー・キム「ヤッホー、少女たち」        遠目に観ると写真に見えるが
                        絵画であることがわかる。
サニー・キム自身は幼少期には韓国では暮らしていない。本人の母世代の
学生時代を元に描かれたもの。制服を着て楽しそうに、声を出しているのが
象徴的。

あと、撮影はしていないが、久保田成子の動画作品「ブロークン・ダイアリー:私のお父さん」「ブロークン・ダイアリー:韓国への旅」が展示されていて、ヘッドホンで聴くことができる。前者は、久保田本人と父親が大晦日にテレビを見ながら話しているところ。発売されたばかりのビデオカメラで撮影されている。そのテレビの内容は、中高年ならきっとわかる。。。
後者は、久保田が夫の実家がある韓国への帰国の様子を撮影したものである。

ダーン・ファン・ゴールデン、デイヴィット・ホックニーの作品もあり。