①彼女がその名前を知らない鳥たち…
蒼井優と阿部サダヲの共演。蒼井優が気だるい、やる気のない女性を素晴らしい演技。それを阿部サダヲが熱く支えていて、バランスが良かった。小資本映画の手本のようなキャストと中身。
②愚行録…
これも小資本の良作映画。主人公を妻夫木聡。その妹を満島ひかりという実力のあるキャストで。妹は自分の子どもを本当に殺したのか?なぜ殺したのか?という重苦しい展開である。悲しい理
由がラストに。
③幼な子われらに生まれ…
浅野忠信と田中麗奈が再婚の夫婦役。思春期の子どもをもつ親の葛藤と子どもの気持ちを繊細に描いている。
④ラ・ラ・ランド…
アカデミー賞候補となり、日本でも高い評価を得た作品。冒頭の高速道路でのダンスシーンからして圧巻。向こうに小さく映っているダンサーまで踊っていた長回しや幾多のダンスの場面でいろいろな映像づくりにチャレンジしているなあ、と思った。物語としては、前半は楽しく、後半は哀愁を感じた。
⑤この世界の片隅に…
アニメは苦手ながらも、 『君の名は。』や『打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?』は鑑賞した。その中でもこの作品が秀作。戦火の中の市井の人を取り上げた作品。戦争は兵士だけが戦っているわけではないと、改めて。
昨年は『君の膵臓をたべたい』が30億円を超える興行収入を上げ、北村匠海と浜辺美波の新人2人が注目された。が、その話題を知りつつ他の作品を鑑賞してしまっているので、あしからず。