夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『母さんがどんなに僕を嫌いでも』

2018年12月03日 10時49分33秒 | Weblog

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プライドが高く、第三者に人当たりはいい(いい人を演じられる)が、子どもを愛することができず、虐待してしまう母親。虐待されても、施設に入れられても母親の好きでいたいと思う息子。

17歳で家を飛び出し、1人で生きていたがタイジだったが、友人の言葉に動かされ、母と向き合う覚悟をする。

母への愛を伝えるため、タイジは母に立ち向かっていく。

 

複雑に入り乱れる感情を抱えながら、もがきながらも、必死に生きようとする親子の物語。小説化・漫画家の歌川たいじの同名コミックエッセイが映画化された。

単に毒親が一方的に虐待するという目線ではなく、なめていると最後にドンとやられる。タイジを演じるのは若手実力派の太賀、その母・光子を吉田羊が演じる。森崎ウィン、白石隼也、秋月三佳、木野花らが脇を固めた。監督は『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の御法川修。

太賀と吉田羊の演技力に圧倒されて、引っ張られて、見入ってしまう。特撮などはない。ただ、これも映画。良質の邦画である。