原作はジャスミン・ギュのヤンマガKS刊「BACK STREET GIRLS」で、やくざがアイドルになるという、不思議でおばかな映画。
任侠映画に定評がある東映の映画で、任侠を元にした内容のもの。荒波を受ける東映のオープニングから、闘争シーン。本格的にくるのか?と思うのは最初だけ。
自分たちが暴走して、対抗する組とやらかしてしまった犬金組の若手ヤクザ・山本健太郎、立花リヨウ、杉原杏璃和彦の三人。社会のつまはじきだった彼らは、拾って面倒を見てくれた組長に恩義を感じている。
だが、不始末を起こしたさんには、稼げる!ということから、組長の思いつきで、アイドルを目指すことに。タイで性転換と全身整形をさせられてしまう。
見た目はバッチリかわいい女子に、しかし、中身はバリバリの男子のまま。葛藤を抱えたまま、「ゴグドルズ」としてデビューする!
極道のアイドルだからゴグドルズ。これから”極上のアイドル”へとなれるのか、前代未聞の物語が始まる。
キャストは男性と女性での二人一役。山本健太郎(白洲迅)改めアイリは岡本夏美、立花リョウ(花沢将人)改めマリは松田るか、杉原和彦(柾木玲弥)改めチカは坂ノ上茜がそれぞれ演じている。
ほかには岩城滉一、桜田通、小沢仁志、大杉漣(友情出演)など。
ほとんど有名なキャストではない。そのためハチャメチャにできているはず。むしろ、先入観なく見ることができる。
おばかでアホや!と思うシーンが連続するが、ストレートな表現だけに、胸にささることも。
意外と面白かった…いい意味で。
エンドクレジットがすべて終わってからがオチ。笑いどころなので、絶対に席は立ったらだめ。早く出て行ったら、意味なしだ。
公開は2月8日