夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『スパイの妻』

2021年01月09日 22時49分54秒 | Weblog

 

ヴェネチア国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、黒沢清監督作品。

1940年、神戸で貿易商を営む優作は、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまう。正義のため、その事実を世に知らしめようとする。満州から連れ帰った謎の女、秘密のノート、金庫に隠されたフィルム。
これらをどうしようとするのか?優作の妻の聡子は疑念を持つ。

それでも、優作への愛が聡子を突き動かしていく。

太平洋戦争間近の日本。正義を貫くためには、誰かを裏切らなければならない。時は、待ってはくれなかった。

主演は蒼井優。夫の優作を演じるのは、高橋一生。『ロマンスドール』でも夫婦役を演じていた二人は、この危ういミステリーにもはまる。

太平洋戦争と日本。そして、スパイの要素ありという内容物は、ヨーロッパの人々には興味が湧くテーマだったのかもしれない。