漫画家アシスタントの山城圭吾(菅田将暉)は、画力は高いが悪をリアルに描けないお人好しのため、アシスタントから抜け出せないでいる。
もうアシスタントは辞めてまっとうに仕事を見つけて、恋人の夏美(高畑充希)と結婚しようとしていた。
そんなある日、〝幸せそうに見える家〟のスケッチに訪れた一軒家で、偶然にも殺害された4人家族とその犯人(Fukase)の顔を見てしまう。
目撃した犯人猟奇的殺人犯を参考にした漫画キャラクターを生み出した圭吾は、売れっ子の漫画家となり、結婚した夏美と高級マンションで生活していた。
だが、漫画を真似るような事件が次々と起こり、ついに、犯人が圭吾の前に現れる。
犯人を追う刑事の清田には小栗旬、その先輩刑事である真壁を中村獅童が演じる。
監督は菅田が主演を務めた映画『帝一の國』の永井聡。
犯人が語る「理想の家族は4人」というのはなぜか。事件の引き金となったものは何かを含めて物語が展開し、その理由を投げかける。
人気バンド“SEKAI NO OWARI”のヴォーカルFukaseが俳優デビュー。セリフは少ないながらも、うまくこなしていうようには見える。
しかし、凶悪犯こそを菅田将暉がやってほしかった。もしくは、染谷将太か。
が、それはやっぱり演技がうますぎて問題になりそうではあるのでダメなのかも。
事件に巻き込まれる夏美のメンタルは大丈夫なのか?謎が残るままエンドロールへ。
タイトルバックが終わるまで座席は立たないほうがいいだろう。