4月21日に公開された「血のハロウィン編 前編」から、6月30日に後編が公開されている。
前編を観て“これだけ?“と思った方も多いと思うが、この後編を観て“血のハロウィン編”は
完結する。まさに、終わりがわかる2部作となっている。
命を救えたはずの元カノ・ヒナタ(今田美桜)が凶悪化した東京卍会によって再び殺される。
しかも、今度はタケミチ(北村匠海)の目の前で。
「絶対ぇたすけるから!何度でも何度でも!ヒナが生きて未来に辿り着くまで、絶対ぇ折れ
ねぇから!」
タケミチは仲間との絆を守るために戦い、最悪の結末を止め、ヒナを救うことはできるのか?
冒頭は前編からの説明的な場面から。
ほとんどは暴力的シーンなのだが、なぜか観ることができてしまう。当方は原作を知らない
ので純粋に映画のみの鑑賞となっている。この映画の凄さは、まずはよくぞこれだけ揃った
と思うようなキャスト。若手、もはや中堅とも言っていいが実力ある俳優が魅力的な陣容だ。
卍会の総長であるマイキーを演じる吉沢亮はすでに大河ドラマの主役を務めているし、№2
のドラケン・山田裕貴はドラマでも主役を張れる立場。他にも間宮祥太郎、高杉真宙、村上
虹郎、磯村勇斗、杉野遙亮、真栄田郷敦、清水尋也、永山絢斗などが出演している。
公開前に騒ぎがあったが、永山絢斗はうまかったし、映画そのものは公開されて、結末が知
れてよかったと思う。村上虹郎も存在感を示していたし、体調が良くなればまたその活躍は
観たい。
その結末は、「あーーー、そっちの方向か!」だった。彼女を救う方法もそれぞれだ。
監督は青春映画を多く手掛けてきた英勉、脚本は高橋泉。また、個人的に反応する人につい
ては、フジテレビでたくさんのトレンディードラマに携わってきた大多亮。その名前を見つ
けて懐かしさを感じていた。