僕が社会主義、共産主義(以降、入力が面倒なので左派主義と書きます)嫌いなのは、このブログにて幾度も書いてますから、読んで頂いている方達はすでご存じだと思います。
社会主義、共産主義は同じようでいてシステム構成という点において異なるわけだが、両社に共通している物が多数有り、その中でも一番僕が嫌悪感を覚えるのが 性に関する考え方だ。
人間社会を構成するあらゆるシガラミから人を解放する事が左派主義の原点であり、その上に社会が立脚する事から、旧ソビエト・中国等が積極的に行って来たのは、伝統や文化、社会システム、宗教を
徹底的に崩壊させることで、それが無くなることで全ての人が皆平等、何の差別もない夢のような社会が出来るとしている。
その終着点がどこまで行くかというなら、家族のあり方そのものにまで及び、家族という概念すら否定しているし、父親、母親という存在はおろか子供という考えも無い。
理由は至極簡単だ、子供は左派主義により構成された夢国家の構成員であり、一人の独立した存在そのものあり、それである以上は親と子供という差別?が有ってはならないし、大人と子供という差別?もあっては
ならないとしている、理想郷だからだ。
ヘルベルト・マルクーゼ の 「コンドームとピルは、文化大革命のハンマー と鎌だ!」という言葉に代表されるように、こうした家族という無形でありながらも、人類がこれまで極自然に構成してきた
存在を否定するその先にあるのは、いわゆる乱交、近親相姦、同性愛を社会が認め、それにより自由なS●Xし放題社会ということだ。
故にコンドームやピル等の避妊薬は、左派主義においては旧ソビエト国旗に記されていた鎌とハンマー(船のイカリではないので注意)そのものであり、究極の平等社会への有効な手段という意味なのですね。
人という生き物は、生物である以上はその最終目的が子孫を残すことにあり、故にあらゆる動物はどれだけ多くの子孫を残すかというテーマにおいて熾烈な競争を繰り広げ、それがその生き物としての能力を進化させてきた。
その競争に勝ち抜いた結果として、身体反応とホルモンによる快楽がもたらされているわけだが、人もその自然な流れに乗りつつ現代にまで至っており、このように子孫を残す為の正しい競争というのは、
文明を築き発展してきた進歩原動力そのものでもあるわけです。
しかしながら、頭脳の発達した人間は、ただそれだけのための競争が必要限度を遙かに超えた損害を多発させる事を知り、理解し、それゆえ社会を構成してルールをつくり、本能を適切にコントロール
しながら発展できるように工夫してきた。
その工夫が文化であり、その中には性に対し過度な放散を制御する為に行きすぎない手法が認められ、またはそれを正しい方向で芸術にまで発展させることも行われ、それが又社会を安定させる源になってきた。
これが、その国々で独自に発展してきた伝統であり、国そのものである。
そして、その最小構成単位が家族なのだ。
この最小構成単位は、人のあり方に旨く適合しているからこそ殆どの国で取り入れられているが、そのもとはといえばキリスト教にある(日本は神話)。
キリスト教が世界的に広がった理由は至極単純な物で、この宗教が優れていたのは一夫一婦制を唱えたことで、これが人のもつ本能的要求と見事なまでにマッチしたことから広がった、それまで指を咥えて見ているしか無かった
弱者達に恩恵を与え、改革の原動力を与え、結果として強者だけが都合良く支配して多数の妻を娶とれるシステムを覆えした。
しかしながら、左派主義という考え方は、現世界を安定させているこうした全てを崩壊させ、いうなれば原始時代の無秩序に社会を戻すこととほぼ同じであるが、
本来その誕生は、資本主義社会の行き着く先に出てくるあらゆる矛盾で人々が苦しんだ後に自然に生み出される(必ず革命が起きる)もので、それにより全ての不要なシガラミを取り除いた 自由、平等、愛、平和を唱える理想郷が出来るとしている。
マルクスそのものが、もと狂信的といえるクリスチャンで有った事実が証明しているように、人の本能をまったく踏まえず構成されたキリスト教そのもので育ったからこそ描けた理想社会であるが、それ故どこまでいっても本能のシガラミから逃れられない一動物たる ”人間” そのものが そうした理想郷等を根本的に受け入れ出来ないようになっている事など、頭と思想の片隅にも無い。
故に強大な理想国家たる社会主義国ソビエトは崩壊し、中国は資本主義を取り入れざるを得なかった。
かたくなに理想郷をひた走っている北朝鮮は、人の持つ本能を軽視した結果として現在の姿を生み出した。 あれが左派主義社会の理想を現実化した物だ。
残念なことに、”表現の自由”という名目で繰り返されている規制反対運動だけれど、こうした反対運動で一番喜んでいるのは、何を隠そう左派主義の者達そのもので。
そうした者達にとって難しい思想を解いて相手を引き込むより、原始的本能をいたずらに刺激する 乱交、近親相姦、同性愛、レイプや幼子を性の対象にするストーリーを漫画で綴るという、イメージで想像するのではなく、ダイレクトに
頭へ刻み込まれるシステムを通じて子供のうちから刷り込んでいくことは、彼らにとって理想完遂手段の一つとも言える。
色々なSNSを見ているが、保守的な処においてまで潜入している左派主義派は、保守という言葉を隠れ蓑にして一件よさげに活動しつつ、その実は 表現の自由という言葉を振りかざしつつ、こうした手法を通じて
盛んに伝統や社会を壊しにかかっているのをあちらこちらで見かける。
保守は正しい社会を守るからこそ保守なのだが、この規制に対する考え方を見れば、その人間の基本的思想が何で構成されているかというのはすぐに分かる。
何が恐ろしいかというなら、こうした左派主義の唱える自由とやらによって、かなり洗脳されてしまったと思える若い年代の子達が多く、この東京都が行う性描写規制条例の意味を深く考えず、
極めて感情的かつ妄信的に書き込みをしている姿を多数見かける。
あたかも全て規制され、言論統制までに発展すると言いたげな訳で、さらには漫画だけが規制されて、ネットや携帯ネットの世界は放任しているから不平等だと反対の理由にしているが。
東京都の規制はあくまでも容易に小学生等が 乱交、近親相姦、同性愛、レイプや幼子を性の対象とした漫画を購入できないようにしただけのことで、放置から一歩進めたと言うだけに過ぎない。
性が乱れるという事は、常に女性が対象である以上は、女性をオモチャとして扱うという事に他ならないのだが、なぜかこうした差別的表現の対象となっている女性の声が殆ど聞こえてこないのが
不思議でならない。
今回の規制はあくまでも東京都が対象であり、他府県では規制等が無いが、この規制と同様のものが全国へ広がることを恐れているようだが、この規制が本当に悪であるなら、他の自治体では
同様の規制をすることは無いだろう。
出版大手がこうした規制に大反対しているが、これは些かおかしくは無いか? 新聞含めてだただた発行部数が減るだけの現出版業界に大きな危機感を覚え、少しでも売り上げを減らしたくないというのが
本音で反対しているようであるが、そうした事情が簡単に読み取れてしまうやり方で良識有る大人と国民の支援を取り付けられるのだろうか?
そもそも、今の出版不況は、ネットのせいだけだろうか? そうした事になったのは自分たち自身が種を蒔いたからではないだろうか?
すでにネット社会では常識となっているが、大手新聞社の中には平然とねつ造 偽造、 変造、歪曲、政治的歪曲や煽動を繰り返しているところがあり、それがネットの普及と共にあからさまになった事から
信頼性が低下しただけのことであり、週刊誌等もほぼ同様の嘘記事などを平然とまき散らして、多くの人たちに迷惑をかけて読者をあきれ果てさせてきた。
その他の雑誌も、前と後ろの広告を破り捨ててみれば、中身の厚さは5分の1だった何てことは当たり前のように有る。
膨大な広告料をもらい、さらに読者からお金をふんだくり、しかしながらその中身といえば適当で安い情報ばかり、しかも広告会社製品紹介記事なんかがかなりのエリアを占め、肝心の中身は似たような内容をひたすら繰り返している。
出来る限り楽して利益を上げることがメインとなり、そこには読者不在の雑誌だけがある。
その穴埋めのために、女性を性のオモチャとしてしか見ていない 乱交、近親相姦、同性愛、レイプや幼子を性の対象とした漫画を小学生に売りまくり、 それを表現の自由だといいはる姿勢。
これが正しいのなら、日本の漫画に未来などないだろう。