帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

グアム旅行 問題点 欠点 嫌なところ=ふざけるな? を紹介 その2

2010年12月06日 | 旅行等

ふざけんなよ! その3   ココス アイランド リゾート

今回の旅行の中で最低最悪だったのがここ、憤懣やるかたない、息子も激怒で、当然うちの家族は二度と行くことは無い。

まずなんにも無い素のままで85ドルは請求される、バスで移動して、船でわたしてくれ、昼食がついての一日?滞在価格だ。

ツアーディスクで申し込んだら10ドル引きの75ドルだったけれど、レンタカーを使っていることを知っているテルミクラブのDFS案内所の人間は惜しげもなくこの75ドルツアーを受け付けてくれた。

しかし、レンタカーで直接渡し船乗り場にいって申し込むと40ドルになる。 これは帰国後ネットでみて知ったことだ。

正規価格との差、45ドルは往復のバス代ということだ。

不親切でありがとう!とてるみくらぶ案内ディスクに言いたくなる。

この島のツアーだけれど、基本的に金 金 金 金 を要求されると考えて良い、となれば当然のように経営そのものは日本人が行っていると思っていたら、やはりそのようだ。

島の美しさだが、20年前に一度来たことの有る僕の記憶からは程遠く、当時有った素朴さと美しさはすでに崩壊、ただの海水浴ビーチに成り下がった、白いビーチは以前のままだが・・・・・

以前は船着場のすぐ近くに群れを成して泳いでいた魚はいなくなり、スノーケリングで少し沖に出れば触れることが出来た濃く美しい海は無くなった。

ジェットがばんばん排ガスとオイルを垂れ流してバナナボートをやかましく引っ張れば当然起きる事で、珍しくはない。

正直、ここに美しい海を期待するのは無駄ということだけはこれを読む皆さんにお伝えしておきたい。

 

申し込んだのは一日?ツアー、9時35分に集合なのだけれど、お迎え時間を遅刻という無駄で消費してくれ、それに対しての謝罪の言葉すらない。

結局船乗り場に着いたのは11時半近く、さらに船へ移り変わる際に又無駄な時間を消費してくれ、島についたのは12時前。

4時過ぎには島を離れるので、結局半日賞味4時間滞在で85ドルということだ。

島についてまずセンターハウスに行くと、案内の日本人がサングラスかけたままで施設を案内、しかもその案内のしかたがまるでテープレコーダーをまわすような、あくまでもお客さんをなめたような説明だ。

世界中のバカンスを廻ったが、お客を前に無精ひげだかなんだか分らない顔にサングラスで無愛想というか、なめたように説明するという初めての経験をさせていただいた。

ここでも立派に日本式殿様商売が成り立っているのがよくわかる。

こいつは後にも不愉快なことをしているのでそれは後で紹介

このココス島だけれど、20年前は昼食に現地スタッフがドラム缶でバーベキューをやってくれ、そこでは焼いたお肉や魚、フルーツ等を出してくれ、ネット張ってみんなでビーチバレーやったりと、素朴だけれど暖かい接待がそこに有った。

そんな高尚なものは現在無い。

そのかわりに今はレストランが有り、ここでも日本らしいことが行われていた。

まずレストラン、なぜかTシャツ着用だと言う、これまたさすが日本人が経営するとこうなるという実に不愉快で日本式のやりかただ。

いったいここを経営している人間はどのくらい世界中のバカンス村やリゾートを経験して知っているのだろうか? とそのセンスを疑ってしまう。

実はビーチサイドにあるこうしたレストラン。 基本的に水着でOKなのがバカンス先進国である欧米資本のバカンスやリゾートの常識だ、Tシャツなどの上着着用が義務図けられるのは、ホテル内等の一般客が訪れるところに限られるわけで、これは食事の場所が泳ぎに来ているお客さん以外の人たちがいることを前提にしているからで、これは当たり前かつ常識だ。

入り口にいて目を光らしていた?日本人スタッフに「何故だ?」と理由を聞くと、衛生上の問題という答えが返ってきた。

ところがどっこい、テーブルにいくと、そこにある椅子は鳥の糞だらけ、テーブルもろくに拭かれておらず、このように食事をする設備についた汚れはそのままで、どっちに衛生上もんだいあるのか見識を疑わざるを得なかった。

「また日本式かよ・・・・」と思うが気を取り直してビュッフェとやらを除いてみれば、???????

ほぼ選択権の無い、どこがビユッフェ?なのかと言いたくなる品疎な内容、これで選べって言われてもねー、カレーにそうめんなんかですから・・・・・

おまけにコストを極力抑えたい意図が見え見え、元値がやすく見積もれるものばかりだし、だいたい85ドル払わされて飲み物有料ってなに?とおもってしまう。

ただ、有り難い事に水が無料でいただけるのは大変な救いといえる。 

これなら前のバーベキューのほうが1000倍よかった。

おまけに聞きたくも無いウクレレを勝手に弾き出し、しかもたいして上手でもない。

潮の香りと風の清清しさ、かすかな潮騒の音が好きな僕には単なる雑音でしかない。

さて、次に浜へ出たのだけれど、ビーチチェアーを貸し出してくれるとの事で、ところがそこのあるのは寝られるタイプのものではなく、ただの椅子、プラスチック製で日本の海の家にもあるようなチャチナもの。

馬鹿らしいので、ゴザ式のビーチマットにしたのだが、なぜか自分達が泳いでいるうちに勝手に荷物を動かされたあげく、回収されていた。

聞きもせずにお客さんの荷物に触るという、絶対にやってはならないリゾートの鉄則を平然と破ってくれるという、さすが日本人が経営?するリゾート、どこまでも不愉快は続くわけだ。

さて、今回ここでは割と本格的なウインドができるような事を書いているホームページがあったので、今度こそはと期待していたのだけれど、インフォメーションに「まず機材を見たい」と伝えたところ「あっちにスタッフがいますからと」そっけない返事、簡単に言うなら面倒なこと要求するなという印象を持った。

これまた決してやってはいけない事だ、あっちではなく、簡単な地図もしくは島の見取り図を見せてこちらで案内していますと言わねばならない。

ろくに案内せず、それじゃ~肝心のウインド機材はどう保管されているのかというなら、いい加減そのもの・・・・

この時点で開いた口がふさがらなかった・・・・

この島を愛した有名なウインドサーファー、故飯島夏樹がこの惨状を目にしたらひたすら泣くだろう。

現在の経営者はそうしたものまでも粗末にしていることが良く伺える一時でもあった。

 

悲惨な状態をみて、それでもやろうかという気は自分に有ったが、ここまで続いたあまりの不愉快と、なにより当日の風が不安定で時折来るブロー頼みという状態だったことからあっさりやる気を失った。

次、この島のビーチだけれど、桟橋からセンターハウスに向かって、右側がスイミングエリアで、左側は一応遊泳禁止?となっているようだ。

こんな規制は以前無かったぞ?

左側のほうがビーチのすぐ後ろに木陰が狭り、日陰が取りやすいうえに海の中の状態がはるかにいいのだけれど、現在はその木陰の向こうをサンドバギーが走り回り、海はバナナボート、ウェイクボードやジェットスキー等の発着所がある。

それらがあるので遊泳禁止と言いたいのだと思おうが、綺麗なほうで泳がせず、死んだ海で泳げという強制は、いかにも日本人が経営しているところらしいといえる。

とにかく不親切でやる気はないし、黙っていてもお客が来るという殿様商売なリゾートだが、ひとつだけよい点?も、鳥小屋に入れられたココバードが見られるということだ、正直ほかはよい点等無い、というか昔あったよさはすでに消滅したというほうが正解だ。

そんな素晴らしい?ココス等だけれど、最後の最後まで期待を裏切ってくれなかった。

集合して島を離れる船に乗る際に、時間が押していたこともあり男3人組の一人がロッカー室にかぎを忘れたらしい。

センターハウスの受付に返すのが基本なのだが、うっかりしていたようで・・・

とそこまではよかった、問題なのはその先、例の無精ひげサングラスのあんちゃんがそのお客さんをネチネチ攻めたてている、事情を聞いているつもりらしいが、事は単に忘れただけという至極単純で分りやすい事でしかない。

「鍵はどうした」、「鍵の本体はどうした」、「どこにおいてある?」、「なんで返さなかった?」 とまるで取り締まりの尋問

傍でその話をが耳に届いていた僕、はじめから態度が悪いのも気になっていたこともあって、だんだん腹が立ってきた、いい加減に「おい コラ?」と言いそうになったけど、そのあんちゃんが無線機らしきもので連絡を取り始め、それで一応終了したのでこちらもさらに事を荒立てるのもどうかと思い遠慮した。

ちなみにお客さんは若い3人組みの男性であり、お客さんをネチネチ尋問するような真似をへいきでするという、これまた素晴らしいまでの日本的経営’世界最低の品質といえる。

 

 

ふざけるなよ! その4

テルミクラブ DFS内案内ツアー案内所

これは島と直接関係無いかもしれないけれど、あまりの不勉強さに????

と、おもってしまう事があった。

実は最終日の土曜日に、朝市出かけその後は浜辺にある無料のバーベキュー設備で昼をとりながらのんびり美しいビーチで過ごしたかった僕。

タモン湾のビーチはリザーブだらけだし、そのほかのところもいまひとつ、そこで島の南エリアによい砂浜とベーベキュー設備、シャーとトイレを備えたところがないかと某案内の女性に尋ねたのだけれど。

尋ねた事と、答えが一致しない、プライベートエリアでやると叱られるだの、タモンの近くにあるだのと、見当違いの答えを並べてくる。

結局のところ単なる勉強不足、案内しているけれど、あくまでも自分たちのお金になるツアーのみの範囲にとどまる知識のみで、それ以外の情報はまったく持ち合わせていないらしい。

知らないなら知らない、分からないなら分からないと言えばよいだけの話。

自分はグアムにいて、しかも案内しているというプライドが邪魔するのかしれないけれど、最後まで見当違いなのと、だんだん逃げるような受け答えに腹が立ってきて、それを見計らった家内が割り込んで終了。

 

 

ふざけるな! その5

あんまりガーガー書き立てるのもどうかと思うのでこれで一応打ち止め。

某ビーチでの話し、浜にホビーキャット(双胴のヨット)があった、価格は1時間で20ドル。

さっそく受け付けにいってみると、経営は日本人。

たら~ と汗、駄目だこりゃ・・・・と思いながら貸してくれるかと聞くと。

私が操艇しますとのこと、「外に出ませんし、湾内なら自分で乗れますから」といっても駄目。

しかも一人20ドルで家内と二人だと40ドルだと、あ~ここにも日本があった。

 

まとめ

バカンスというのは先進国である欧米系を経験すると、本当に日本式というのがうんざりしてくる。 

僕は日本という国が好きだが、こうした日本式商売というのが大嫌いだ。

お客さんが如何に楽しい思い出を持ち帰ってくれるかという発想がなく、このように金 金 金 と何かにつけてふんだくろうとする姿勢が思いっきりみえるくせに、その反面 あれだめ、これだめ、を連発して規制することで自分たちは楽な思いをする。

突き詰めれば楽にお金を稼ぐことばかりにだけに全精力を注ぐ日本式には触れるたびに吐き気がするほど不快な気持ちになる。

20年前に一度行った事のあるグアムは、雨が降るとすぐに停電し、素朴でいてドッグレースに熱くなったチャモロ人と米兵が街で謳歌していた。

その頃のグアムはもう失われてしまい、日本人が経営するあらゆるサービスがやたら目立っていた。

日本人相手に、粗末なサービスを高額な金額で提供する、そんなところに変わり果ててしまったのがいたく残念でならない。

 

最後に

これを読まれた方にお願いがあります。

ネットの情報というのは、情報の更新がない場合はいつまででも残ります。

もしグアムに行かれた方で、僕の書いた事が改善されているのを確認された方がおられましたら、コメントから”どう改善されたのか”ということを詳しい情報としてお寄せください。

数件情報がよせられ、日記に書いていることと改善された現状が適合しなくなった部分に関して精査したうえで判断し、削除をしていこうと思います。

そうでないと、すでに改善されている事にこちらが嘘情報を垂れ流すことになるからですね。

情報お待ちしています。

 


グアム旅行 問題点 欠点 嫌なところ=ふざけるな? を紹介 その1

2010年12月06日 | 旅行等

約1週間のグアム旅行、全体としては60点というところでした。

旅行記は後にアップするとして、まず一番先にグアムで盛んに行われているツアーを含め気づいた問題点、嫌なところ、 ふざけるな!と思った事を書いてみたいと思います。

普通、旅行記や現地の紹介をしているホームページなどをみると、良いことばかり書いていて、欠点や問題点を挙げているところはほぼ皆無です。

何故そうなのか?ですが、不満点があっても楽しい思い出として残したい思いがそうさせているのだと思います。 

しかし、これからそこを訪れようとする旅行者は確実にその情報を鵜呑みにします。

結局間違い?情報を信じて現地で不愉快な思いをするだけだし、最終的には現地の旅行関係者も何が問題なのかを知ることなく毎日同じことが行われ、最終的にはお客さんが減っていくことになります。

そこで今日は、自分の気づいた問題点を自分が訪れた現地ツアー内で紹介したいと思います。

これを書く根拠となっているのは僕が若いころから家内と海外旅行を繰り返し、欧米人を中心にしたバカンス村をたくさん経験しているところから来ています。

ちなみにモルディブ、スリランカ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、バリ、ハワイ、タイ、アメリカ大陸、中国、サイパン等々それ以上の国を渡り歩きました。

僕の感覚からすれば、不愉快極まりなく感じた出来事の中で、特に我慢に耐えないものをピックアップしていますが、あくまでも経験との対比からくるものです。

もちろん有りもしないことを書きませんし、嘘もつきたくはありません、そのまま思ったことを書き連ねますので、これからGUAMを旅行しようと考えている方は参考にしてください。

注意:あくまでも僕の主観的なものを中心に書いていますので、人によっては逆の印象を持っていることもあります。

 

ふざけんなよ! その1

さて、ふざけんなよ!の冒頭にくるのが、かの有名な レストランであるプラネットハリウッド。

ハリウッドの雰囲気を店内いっぱいに散りばめたレストランということですが、僕はラスベガス、ホノルルの二箇所へ行ったことがあり、その2回とも隆盛期に訪れており、しかしながら今回で3回目のそこは、その凋落ぶりが肌で感じられるものでした。

まずは店内のディスプレイ。 以前は最新映画の撮影に使った物のレプリカなどが展示され、店内の雰囲気はまさにそうしたものでした。

ところが、現在はなんじゃこれ?と言うような安っぽくてお粗末なものばかりで、これどこがハリウッドなのだ?といいたくなるような品疎さ。

まずはそこから始まり、次が料理の問題、注文をとりに来たのはいいけれど、肉の焼き方をまったく聞かずに奥へもどってしまい、「どうするんだ?」と思っていたらそのまま料理が現れて、当然のことながら焼き加減を聞いていないのですから好み通りになんて焼いてない、出てきたのは僕の嫌いなレア、しかも肉は筋がやたらと固いだけの最低のものだというのがすぐにわかる品質。

本来一番うまいはずのTボーンなのですが、味付けは最悪で、さらに付け合せの野菜は半生というか、ほとんど生

ニンジンはまだ耐えられるが、ブロッコリーを生で食べろといわれてもね~

おまけにサービスチャージ制で15%というバカ高い金額を上乗せされ、そのためにサービスと品質の悪さを、チップを支払わないというかたちで行う抗議もできない。

そこでマネージャ呼んで文句言おうかとしたところ、家内からストップされ、なんとか怒りを収めた感じ。

とてもではないがレストランと呼べる代物ではない。

価格が異常に高いために、提供している品質と価格がまったくつりあっていないという、最低のレストランという事だ。

このプラネットハリウッドのホノルルで日本人用、アメリカ人用に分けられた二重メニューで不愉快な思いをした記憶のある僕にとって再度悪夢の到来ともいえるかもしれない。

実はこのハリウッドプラネットのすぐ近くにある レストランTGI Friday's こちらのほうが価格は半分で、サービスは3倍以上、付け加えて不快な思いをすることはまったく無い。

 

 

ふざけんなよ! その2

PIC(パシフィック アイランズ クラブ)に一日のビジターで訪れて過ごした。

全体的な総合点をつけるとしたら60点というところ。 まず不満なのは一人130ドルという一日ビジター価格。

全アクティビティ使い放題で昼と夜の食事がついてこの価格、正直40ドル分は余計だ。

60点という点数を付けたのは、日本が経営にたずさわるとこうなるという見本といえるかもしれないところから来ている。

所詮は日本の資本が入り込んでやっているリゾートということでもある。

とにかくあちらこちらに見えないようで見える禁止、やるな、の日本お得意の規則が乱立している。

ビーチに出ればすぐ沖に、お得意のここから出るなの浮きが並び、できるだけ経営側とスタッフがが楽したいという姿勢が非常によく伺える。

さらにここでは、ウインドサーフィンができることを売りにしており(そうでなければ来る事はなかった・・・・)、こちらもそれを期待して一日ビジターとなったのだけれど、現実は2.4という子供サイズのふざけたセイルと、ストラップもついていない、いい加減なボードだけしかないというお寒い現実。

機材置き場の奥にきちんとしたセイルとボードがあるので、これを貸してくれとスタッフに言ったところ、帰ってきたのはあきれた返事。

「これはプライベート用だ」とぬかし、それならお客さん用はどれだと聞くと、これしかないと2.4のおもちゃセイルを指差した。

「は~?」 と思った僕、ここの売りは「ウインドサーフィンも楽しめると宣伝しているじゃないか?」とスタッフに食って掛かると(僕は英語で喧嘩できますので)、マネージャーに話すといって後は取り合わない。

ところがその後脱力感で(ウインドやりたかったですから)浜にそのままいたところ、自分より先に来ていた一人、その後に来た一人が、そのプライベートセイルとボードとやらを出してきて走り始めた。

ハイ! 何で~?と思った人に種明かしをします。  この二人、単純にここで働いている従業員スタッフ。

自分の私物をお客さんの目に触れる場所にならべておいて、時間ができたのか知らないがやっているわけだ。 しかも一人はこのアクティビティのマネージャーだ。

二人が気持ちよく走り回っているのを写真でとってそれをカタログに載せると、立派な詐欺カタログができあがるというよくできた話しだ。

ウインドサーフィンができると宣伝しておいて、実際はおもちゃだけをお客さん用に並べて、そのことでスタッフともめている目の前を、自分の道具を持ち出して気持ちよくウインドするという、このなんとも言いようの無い素晴らしさ!

「さすがPICだ!」 しばらくその姿を怒りをこらえつつ見ていると、先ほど文句を付けたスタッフがこのマネージャーに何か話し、奥からぼろぼろで年式遅れの100L一枚と、これまたモノフイルムでない、超年式遅れの重くて性能の悪いセイルをアップ用アップホールラインもつけずに、しかもろくにダウン引きしていない加減な状態で出してきて、これを貸してくれるという。

こちらはその素晴らしいサービスに感謝感激(あまりのなめた態度に)し、チューニングやり直す意欲もなくなっていたところ、息子が見返してやるとそのセットのままで出て、プレーニングにレイルジャイブをかまして戻ってきた。

お前らに乗れるのか?というマネージャおよびスタッフの態度に僕だけじゃなく息子も相当来ていたようだ。

それを見ていた後、ここが日本人の経営するホテルなのだということを思い出して変に納得、バカらしくなったことでやっと腹の虫も収まり、ウインドが駄目ならホビーキャットに乗ろうかと趣旨変更したところ、これまた自分で操艇は駄目という。

もう奥にもう一艇、艤装はずしたのが有るじゃないか?と聞くと駄目だという。

こちらはヨットに乗れるんだと言っても駄目、何も環礁を超えて沖まで行こうというわけじゃない。

「ふ~」とため息つくが、申し込んでいたので仕方なくスタッフの操艇するホビーキャットへ乗る事にしたけれど、やはり文句言わずにおとなしく言いなりになるという、完璧に日本人向けのバカンス施設だ。

別の言い方をするなら、こうしたお客さまの為の施設という事だ。

ちなみに日本人向けのリゾートとは、何があっても文句を言わず、やたらと多い規則に大人しく従い、スタッフが楽するためにすすんで協力し、最低のサービスで愚痴を言わない人間の来る場所ということ。

悪いが、このPICの広報に言いたい、アクティビティの案内にあるウインドサーフィンはオチャラケです、ビーチにあるセットはすべてスタッフが楽しむ為に置いてありますと括弧書きすべきである

ちなみに、ヨーロッパ資本の本格的リゾートでは、こうしたヨットやウインドサーフィンは客が自由に乗れるようになっており、その為レスキュー用の船が常にスタンバイされている。

まったく乗れない場合以外は、基本的注意事項を伝えられるのみで何の制限もかからず自由にやらしてくれる。

道具はもちろん本格的なものを各種取り揃えているのがあたりまえだ。

そして、もし何かあったり流されるような事があればレスキュースタッフがすぐに来てにこやかに救い上げてくれる。

さらにバカンス村に滞在していれば、一日中乗っていても無料というおまけまでついてくる。

 

次は、PIC内のレストラン SKYLIGHT ここで昼食を食べたけれど、特に問題はなかった。

さらに、先のウインドやホビーキャットの件を除いて、アクティビティ全体としては良質、プールもきれい、設備関係はロッカー室のシャワーが全て壊れて使えないのを除いて70点、スタッフもほぼ70点をあげられるくらいでなかなかよい。

 

次に問題があったのは夕飯。

何が不満かというなら、ビールが激高! ビール一本15ドルとあまりの安さ?に涙が出る。

大き目のピッチャーで頼むと同じく15ドルだが、味はその分はるかに落ちる。

このあたりは居酒屋や宴会の延長そのものであり、とにかく酒代でお金をふんだくろうという日本式経営が見え見え。  日本企業がリゾートで夕飯を演出するとこうなるという、まさに見本のような夕食だった。

ちなみにこの夕食はビュッフエスタイル(日本ではバイキングと言われている)、一見豪華に感じる人も多いかと思うが、じつのところ、このスタイルは最低の人件費で収益を上げられる経営サイドに極め都合がよいシステムでしかない。

ちなみにヨーロッパ資本はアルコールに関してビジターで有ろうが何だろうが、初めに払う料金の中に組み込まれているのが普通、というか多く、一番楽しいはずの夕飯に不愉快な思いをすることはほとんどない

客に対しての配慮という物が根本的に違うのだ。

ちなみにアルコール代を食事の際に支払う払う場合は、ビジター料金そのものを安く設定している。

さて、夕飯の後に演出される呼び物のポリネシアンダンスのレベルだが、男性はまあまあ?、女性はスパリゾートハワイアンズのほうが遥かにレベルが高い。

ただ、会場の広さと日本より緩い消防法により炎をうまく演出している点はまあまあというところ。

意外なのは、この夕飯とショーが終わった後に、プールサイドで行われていたカントリーソングとダンス。

みんなホテルにもどってしまい、僕の家族とごく一部の人たちだけがこれに参加したけれど、軽快なカントリーソングとアメリカンダンスをみんなで楽しめ、これが良かった。

これが無ければ総合点数は50点程度にしかならない。

最後に補足情報だが、今回のPICにはやたらと韓国人が目立った、おそらく70%近くはそうだったんじゃないかと思えるほど、僕は韓国人が嫌いじゃないし、多かろうがなんだろうが気にしないけれど、嫌いな人は微妙かも知れない。

あまり多いので、その理由を日本人スタッフに尋ねてみたところ、韓国ではグアムといえばPICというくらい人気が高く、日本の会社が経営しているという点が最大の魅力らしく、当然安心してすごせるのと、アクティビティが充実しているので大人気らしい、そしてここに来る韓国の人は親日の人が多いとの事で。 確かに滞在中にそうした面での不快な思いは一度たりともなかった。