shootの元々の意味は、あまり気持ちのよいものではない。それは元々to shoot a gun(銃を撃つ)というものだ。ここでは、shootが命令形で使われる例を紹介する。shootが命令形で使われると、「(言いたいことを)さっさと話しなさい(Go ahead and say it.)、言ってごらん、さあどうぞ、始めていいよ、さあ続けて」という意味になる。英語圏では大変よく使われる。
そして、昨日のGetUpEnglishの用例に戻ってみたいと思う。ブリッジズ氏が例えばある会社に電話すると、電話に出た女性の社員に、このままちょっと待ってほしい、と言われた。すると、今度は男性が電話口に出てきて、次のように言った。
○Practical Example
"Is that Mr. Bridges? Shoot. What can we do for you?"
「ブリッジズさんですか?どうぞお話し下さい。ご用件は何でしょうか?」
●Extra Point
ほかにも似たような表現があって、それもまた「銃を撃つ」(shooting a gun)という言い方から来ている。それは、"Fire away."というものだ。やはり命令形で使われて、「どしどし[さっさと]やれ、遠慮せずに言え、どんどん質問しろ」という意味になる。難しい質問を受けようとする時によく使われる。例えば、政治家が記者たちの質問を受け付ける時などに言ったりする。
◎Extra Example
(Politician at a press conference) "All right, you guys, fire away. What do you want to ask me?"
(政治家が記者会見で)「さあ、みなさん、どうぞご質問を。何を訊きたいですか?」