addressの意味は「住所、所在地、あて名」であると、誰もが知っている。しかし、addressには、「(聴衆に向かっての公式の)あいさつの言葉」や「演説、講演」という意味もある。そしてよくto give an address, あるいはto deliver an addressという言い方で、「あいさつする」とか「講演を行なう」という意味を表現する。これは状況によっては、「発表する」という意味になると思う。
○Practical Example
“Did you hear the address that the foreign minister gave last night?”
“Yeah, he said that Japan is going to send soldiers to other countries.”
「外務相の昨夜の発表を聞いたか?」
「ああ。日本は海外派兵するそうだ」
●Extra Point
to addressと動詞としてもよく使われる。to address someoneで、「(人に)話しかける」という意味になる。また、「(正式な呼び方・正しい敬称で)(人を)……と呼ぶ」という意味でも用いられる。次の例を見てみよう。
◎Extra Example
“How would you like to be addressed, Mr. Srelup?”
“Not as Mr., please. I am Dr. Srelup, and don’t you forget it!”
「スリラップさん、なんとお呼びしたらよいですか?」
「スリラップさんとは呼ばないでくれ。ぼくはスリラップ博士だ。それを忘れるな!」