ひとみ座は今年で創立61年を迎える、国内屈指の人形劇団です。全国の劇場や学校施設での巡回公演のほか、映像作品(「ひょっこりひょうたん 島」の人形操演も行っていました)、大人向け人形劇など、多ジャンルに活動しています。8月に公演する「バイセクル the bicycle」は、そのなかでも異色の作品です。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
http://hitomizabicycle.web.fc2.com/
●エドワード・ゴーリー原作、国内初の人形劇「バイセクル the bicycle」は、エドワード・ゴーリーの絵本「優雅に叱責す る自転車」「不幸な子供」を基にした作品です。
エドワード・ゴーリーは、今は亡きアメリカの絵本作家です。亡くなる2000年までに、数多くの絵本を描いてきました。モノクロームの線画、韻を踏んだ短い文章による構成、意味があるようでない ようなナンセンスストーリーは、世界中に数多くの熱狂的ファンを生みました。人形劇化にあたり、その原作世界を壊さないよう、セリフのない構成、モノク ロ基調の美術を徹底しました。 2004年ひとみ座スタジオでの初演より、2007年劇場シアターΧ(東京・両国)、 2008年には香港で再演されてきました。今回は、国内では3年ぶりの再演です。
●英米文学者の柴田元幸さんによるアフタートークエドワード・ゴーリーの翻訳も担当されてる、英米文学者の柴田元幸さんによ るアフタートークが、8月21日(土)の各回のみ開催されます。人形劇終演後、ゴーリーの魅力について語ります。
●日時と料金
8月19日(木) 14:00
8月20日(金) 11:00/14:00
8月21日(土) 14:00/18:30
前売2,500円 当日2,800円全席指定
●場所県民共済みらいホール(横浜・桜木町)
●お問い合わせ
人形劇団ひとみ座 TEL.044-777-2222 FAX.044-777-5111
E-mail studio@hitomiza.jp
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
as…go [goes]は、よく使われる言い方で、「普通の……と比較すれば、……並から言うと」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"She's quite good, as girls go, Kyoushi-san."
"Because she is my daughter!"
「享資さん、あの娘は女の子としてはなかなか行儀がいいね」
「だって、ぼくの娘だもの!」
●Extra Example
では、もう一例。
◎Extra Example
"It’s not a bad prison, as prisons go. No riots. Not too much buggering."
"Still, for people like you and I, Nishi."
「刑務所としちゃ、悪いほうじゃない。暴動もない。男色も少ない」
「まあ、おれとおまえのようなやつにとってだがな、西」
☆Extra Extra Point
例があまりよくなったので、もう一例挙げる。
★Extra Extra Example
"Mr. Shindo is a good doctor, as doctors go these days."
"Yes. We trust him."
「進藤さんは、今の医者としてはよい医者だ」
「はい。わたしたちはあの人を信頼しています」
nosediveは、「(飛行機の)急降下」であるが、口語表現で「(価格・利益などの)暴落、急低下」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Emancipation made a lot of money and helped pay for Chaos And Disorder."
"It was lucky because Chaos And Disorder did a financial nosedive."
「『イマンシペーション』が大きな利益を出して、『カオス・アンド・ディスオーダー』の経費が一部出た」
「運がよかったよ。『カオス・アンド・ディスオーダー』は、収益的にコケてしまったからね」
●Extra Point
「人気が急降下する」といった意味でも使われる。
◎Extra Example
"The actress's popularity nosedived when she got involved in a drag scandal."
"It was just one year ago."
「覚せい剤に手を出して、その女優の人気はガタ落ちになった」
「ちょうど1年前のことだ」
この表現は、2007/05/11のGetUpEnglishでkaraokeとあわせて紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20070511
本日のGetUpEnglishでは、これをもう少し詳しく学習しよう。
このyenは「熱望、渇望、うずき」、そして「アヘン[麻薬]に対する強い欲求」のこと。中国語のyin (淫)あるいはyen(煙)から来たといわれる。
to have a yen to doの形で使われることが多い。
○Practical Example
"Yasushi branched out in another direction too."
"Yes. He had always had a yen to do something he thought of as 'educational.'”
「康史は別の方向にも事業を展開した」
「ああ。あいつは昔から教育的と考えるものをしてみたいと強く願っていた」
●Extra Point
次のような形でも用いられる。
◎Extra Example
"I've got a yen to just chuck it all and take a trip to Spain."
"You should do, Sanae."
「何もかも投げ出して、スペインに旅行に行きたい」
「早苗、そうしたらいいわ」
disgruntledは、「不満な、不機嫌な」。
これはgruntled(満足している、気をよくしている)の否定形であるが、gruntledのほうはめったに使われることがない。原形よりも否定形のほうがはるかに用いられるわけで、これはなかなか珍しいケースだと思う。
今日のGetUpEnglishでは、このdisgruntledを学習しよう。
disgruntled atの形でよく使われる。
○Practical Example
"One by one the disgruntled employees left our office."
"What happened to your company, Jim?"
「一人、また一人と、不満を抱えた社員が退社していった」
「君の会社は一体どうしたんだ、ジム?」
●Extra Point
次のような形でも使われる。
◎Extra Example
"What’s wrong with George?"
"He was disgruntled at the way he was treated."
「ジョージはどうしたんだ?」
「自分の扱われ方に不満を感じたようだ」
lucrativeは「(商売・仕事などが)利益のあがる、もうかる」。
今日のGetUpEnglishでは、この語の使い方を学習しましょう。そして商売に結び付けましょう(?)。
○Practical Example
"Kagawa invited me to buy into a lucrative job."
"Be careful. He has a reputation for doing people dirt."
「賀川に儲かる話があるからともちかけられた」
「気をつけな。あいつは人を裏切るという評判だぜ」
to do someone dirtという表現は2009/06/24のGetUpEnglishで紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20090626
●Extra Point
次のような形でも用いられる。
◎Extra Example
"Due to the economic downturn, a lot of people have lost lucrative jobs."
"I’m one of them."
「景気の後退で、多くの人が給料のいい仕事を失った」
「ぼくはそのうちの一人だ」
coastは「海岸」である。この用法は、2008/10/21のGetUpEnglishで紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20081021
しかし、動詞では口語表現で「何の努力[苦労]もせずにやっていく」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この言い方を学習しよう。
○Practical Example
"Jimmy's coasting on his past successes."
"I envy him."
「ジミーは昔の成功で、今はのんびりやっているよ」
「うらやましいね」
●Extra Point
否定形でもよく使われる。
◎Extra Example
"We can’t coast. If that’s all we do, we’ll go backward."
"Exactly. Let’s go forward or let’s sell the business, James."
「楽してお金儲けはできない。楽ばかりしていれば、後退してしまう」
「そのとおりだ。ジェームズ、前に進んで、お金儲けしようぜ」
heavyが「重い」という意味の形容詞であることを知らない英語学習者はいない。
しかし、これが名詞で使われたときには、どんな意味になるか?
heavyは名詞で、特に芝居などで「悪役、敵(かたき)役」の意味で使われることがあるので、注意が必要だ。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習する。
○Practical Example
"Snow White had appealing and sympathetic dwarfs."
"And it had a wicked old witch as its heavy."
「『白雪姫』には愉快で思わず応援したくなる七人の小人たちが出てきます」
「悪役として、意地悪な年老いた魔法使いも出てきます」
●Extra Point
では、もう一例。状況しだいでvillainとほぼ同じ意味で使われると思う。
◎Extra Example
"Alice in Wonderland was a success."
"Helena Bonham Carter was perfect in its heavy."
「『アリス・イン・ワンダーランド』は大成功した」
「ヘレナ・ボナム=カーターが悪役を見事に演じたからね」
■日時:2010年9月11日(土)13:30~16:30(13:10受付開始)
■会場:文京シビックホール・会議室
http://www.b-academy.jp/b-civichall/index.html
■課題図書:『黒竜江から来た警部』サイモン・ルイス著 武田ランダムハウスジャパン刊
http://www.tkd-randomhouse.co.jp/books/details.php?id=925
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4270103574
http://www.bk1.jp/product/03284520?icid=T
■参加費:500円程度(参加人数により調整します)
■問い合わせ・申し込み:litrans.september@gmail.com
■主催:出版翻訳ネットワーク有志 http://www.litrans.net/
■協力:翻訳ミステリー大賞シンジケート事務局
all handsは「すべての手」であるが、口語表現で「全乗組員」「全員、総力」でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"All hands abandon this Yamato!"
"Roger, Captain Okita."
「全員、このヤマトを離れろ」
「了解しました、沖田艦長」
この場合のrogerは「了解」。
●Extra Point
日常では、次のような形で使われる。
◎Extra Example
"During such meetings Paul would screen a Ozu film for all hands to study."
"Then he would ask irritably, 'What has Oz got that we haven’t got?'"
「会議のあいだ、ポールは小津の映画を全員に見せるんだ」
「そして『小津映画にあって、俺たちの映画にないものは何だ?』とイラついてたずねるんだ」
アメリカ口語では、否定文のあとにbegin to…がくると、「……しそうにない、とても……しない」という意味で用いられる。
これはぜひ注意したい表現なので、今日のGetUpEnglishではその使い方を学習しよう。
○Practical Example
"I cannot even begin to describe the beauty of the sunset from the beach in Okinawa."
"Take me there next time."
「あのビーチから見た夕陽の美しさはとても言い表わせないよ」
「今度はわたしも連れて行ってよ」
●Extra Point
次のような使い方もする。
◎Extra Example
"Grandfather doesn’t begin to speak English."
"But he has many American friends."
「おじいさんは英語のエの字もしゃべれない」
「でも、アメリカ人の友だちがたくさんいる」
obesityは、「病的な肥満、太りすぎ」 最近は健康診断で、メタボ(metabolic syndrome)に該当します、と判定される人もいるかもしれません。
今日のGetUpEnglishでは、この単語の使い方を学習し、メタボ対策も考えましょう。
○Practical Example
"Obesity is bad for your health, Choji."
"I know, Shikamaru. I will start walking from tomorrow."
「チョウジ、太りすぎは体によくないぞ」
「わかってるよ、シカマル。明日からウォーキングをはじめるよ」
●Extra Point
日本でも確実にメタボの人は増えていると言われます。
◎Extra Example
"For Japanese 40 or older, as many as half the men and one out of five women have metabolic syndrome, I hear."
"According to the World Health Organization, however, obesity in Japan is still under 5 percent of the population. It is much lower than the U.S."
「40歳以上の日本人では、男性は2人に1人、女性は5人の1人がメタボだそうだ」
「でも、WHOの統計によると、日本の肥満人口は全体のわずか5パーセント以下だ。米国に比べるとはるかに少ない」
GetUpEnglishのtwitterです。
channelは、「[テレビ・ラジオの]チャンネル、回路」であり、「海峡」であるが、 channelsと複数形になると、「(伝達・通商などの)経路、ルート」「(思想・行動などの)道筋、方向」の意味になる。
そしてto go through (the) proper channelsという決まった言い方もある。これは、「正規の手続きを経る[踏む]」という意味で用いられる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Sorry, I cannot give you permission."
"So, must I go through proper channels?"
「申し訳ありません。わたしではお客さまに許可を出せないのです」
「すると、しかるべき窓口を通さないといけないのかしら」
●Extra Point
to go through channelsとproperなしで使われることもよくある。
◎Extra Example
"Stuart can’t authorize anything."
"Yes. An authorization has to go through channels."
「スチュアートには何の権限もない」
「そうだ。許可書のもらうには正規の手続きを経なければならない」
昨日、gooveという単語を紹介しました。音楽には、このgrooveが歌詞やタイトルによく使われていますが、この単語が使われている曲でおススメは、何と言っても、The Isley Brothersの"Groove With You"(1978)です。
grooveは、「(木・金属などにつけた)細い溝、(レコードの)溝」であるが、俗語表現で「(ジャズなどの)乗りのいいリズム、グルーブ」のほか、「楽しいもの[経験]、すばらしいもの[経験]」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Well, it’s been a groove, Robben."
"Yeah, see you in Brazil next time, Pique."
「いや、楽しかったよ、ロッペン」
「ああ、次はブラジルで会おうぜ、ピケ」
●Extra Example
物などが「すばらしい」の意味で使われることもよくある。
◎Extra Example
"Your handbag is a groove, Kana."
"Thank you. I got it at County Quilt Market at Nishi-Ogi."
「加奈さん、そのハンドバック、イカしてるね」
「ありがとう。西荻のカントリーキルトマーケットで手に入れたの」
"Your handbag is a groove, Kana."は、"Your handbag is a groovy, Kana."とも表現できる。意味は同じ。
そしてgroovyは2010/03/16のGetUpEnglishで紹介した。