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ソマリア沖海賊対処任務第22次派遣水上艦部隊、あきづき・さわぎり7月5日に佐世保基地を出港

2015-07-02 23:39:37 | 防衛・安全保障
■あきづき・さわぎり、アデン湾へ
 ソマリア沖海賊対処任務へ海上自衛隊は護衛艦2隻と哨戒機2機を派遣していますが、7月5日、第22次派遣水上部隊が出港するとのことです。

 第22次派遣水上部隊は第1護衛隊群第5護衛隊より編成され指揮官に第5護衛隊司令豊住太1佐が就きます。部隊は護衛艦あきづき、護衛艦さわぎり、2隻を以て編成され、最新型の護衛艦あきづき型のソマリア沖派遣は今回が初めてとなります。現在行動中の第21次派遣水上部隊は、第1護衛隊群第1護衛隊を中心に編成され、護衛艦むらさめ、護衛艦いかづち、が3月より展開中です。

 派遣規模は、護衛艦あきづき、は艦長麻生康晴2佐以下乗員200名、護衛艦さわぎり、は艦長佐藤剛2佐以下乗員200名、ここに第5護衛隊司令部が加わり430名、加えて海上保安官8名が同乗し海賊逮捕の法執行任務を担います。あきづき、は第5護衛隊所属ですが、さわぎり、は護衛艦隊直轄第13護衛隊の所属で、今回任務に当たり臨時編入されることとなりました。

 海上自衛隊のアデン湾海賊対処任務は2009年3月の海上警備行動命令発令以来で、常時2隻を展開させ、併せて交代の艦艇を準備するという事は、海上自衛隊の艦艇ローテーションに大きな影響を与えている事は確かです。しかし、欧州や中東地域から我が国への重要航路の一つにソマリア沖があり、護衛艦を派遣しています。

北大路機関:はるなくらま
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コメント (2)
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