■最新鋭10式戦車を先頭に
戦車部隊の観閲行進はエンジンの轟音と空気の振動が徐々に地面から伝わる振動に変り戦車が姿を現す、こればかりは本物を視なければ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/85/7fb7cd522e288910cf0e8715a9468af8.jpg)
第1戦車大隊観閲行進が10式戦車を先頭に。第1戦車大隊は10式戦車が配備された最初の部隊です。10式戦車も第1戦車大隊、第2戦車連隊、第4戦車大隊、第71戦車連隊、第8戦車大隊に配備、第4戦車大隊と第8戦車大隊は西部方面戦車隊に改編されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/26/06882ca4abac147d320aba777ed62172.jpg)
大隊本部付隊の96式装輪装甲車と軽装甲機動車の車列が。戦車中隊には戦車が14両配備され、3個小隊に各4両の12両と中隊長及び中隊陸曹に戦車が配備されていましたが、現在中隊陸曹は軽装甲機動車に乗車、また特科前進観測員も軽装甲機動車により機動します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/5f/01294694da8bfa899fe45c883042e66c.jpg)
10式戦車を装備する第1中隊が絶妙に3両の車体を重ねて行進します。駒門駐屯地の撮影は、この入り乱れている構図が撮影し易いというのが嬉しいですね。戦車部隊が一列に進む様子も勇壮ですが、この戦車が入り乱れている構図は駒門ならではのものだ、といえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/3b/4d503f1ad695faa255c228ab2057a893.jpg)
満開の桜を背景に10式戦車が目の前へ次々とやってきました。本土防衛の主力が74式戦車、とは過去の話でして、もう第一線には10個中隊ほどしか残っていません、10式戦車と、そしてまもなく最新鋭の16式機動戦闘車の戦闘中隊のほうが数の上で上回ることでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/35/1949c4e2cb46741148df4bae022378c0.jpg)
74式戦車を装備しています第2中隊の観閲行進と雨が本降りに。自衛隊行事で雨天は鬼門、ですが航空祭飛行展示と違い陸では行進などは中止しませんし、艦隊展示訓練と違い装備と撮影位置が近いものですから、案外良い撮影が可能で、土煙たたないのが嬉しいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/7d/b38c099f65a577b234cc0f39518301cc.jpg)
旧式ではある74式戦車は雨に打たれ妙に輝き一種新車のよう。74式戦車、現在残る戦車のうち、防衛大綱が今のままであれば本土の戦車部隊は機甲教導連隊と西部方面戦車隊以外廃止の方針といい、偵察戦闘大隊として16式機動戦闘車と偵察部隊へ改編される方針だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f2/2f4c02f36065fbc580a212565f41ce42.jpg)
第1後方支援連隊第2整備大隊戦車直接支援小隊の96式装輪装甲車が。戦車直接支援小隊というのは整備支援部隊で、戦車部隊に連接して専門的な整備支援を行い故障車の復帰や稼働率維持にあたります。戦車とともに弾雨を進む、故に装甲車を装備しているのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/42/9e790cf95daceb2d1955625124419310.jpg)
11式装軌車回収車が観閲行進に進み地味ですが希有な装備です。90式戦車回収車は数が少なく、そして78式戦車回収車は38tの74式戦車回収を想定していまして、10式戦車も運べなくはないのですが、整備性も考慮し10式戦車車体を利用し開発された戦車回収車です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/87/311fbd02d5a1809102480266adb7cb7b.jpg)
戦車回収車が目の前を往く情景は機械集合体故の不思議な情景を醸す。昔の怪獣映画などでも見た目が派手でごつごつしている戦車回収車がなぜかクローズアップされる描写もありました、1984年の映画ゴジラ等は昔TVでみた際、なにに使うのか全くわからなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/c5/aabc282d6125474fece0204c2bfa765f.jpg)
第1機甲教育隊第4中隊の96式装輪装甲車が中隊旗を掲げ目の前を往く。この時点で第1機甲教育隊は現在の富士学校ではなく東部方面混成団、東部方面隊隷下の教育訓練部隊所属でした。教育訓練部隊が戦車5個中隊、五年前の情景とはいえ、考えてみますと凄い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/11/a1406b8fced77bc63d7a8e727e204920.jpg)
90式戦車は新時代戦車の代名詞で第1機甲教育隊第1中隊所属の車両だ。90式戦車は日本第三世代戦車の具現で、自動装填装置により防御区画を局限し防御力と軽量化を両立、目標自動追尾装置と車長用照準装置により二目標同時射撃能力を持つ、打撃力を重視した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/86/5977b15a2127f093f6933b8a911fc34d.jpg)
90式戦車の車列とともに後方には87式偵察警戒車の車列が見え始める。偵察戦闘大隊という昨今大車輪で編成が始まった新しい部隊ですが、無理に機動戦闘車を配備せずとも10式戦車と87式偵察警戒車で編成完結、ちょうどこの写真のような編成でも良いと思うのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/09/1c1edd5dad485a30389e4ae43bf3a706.jpg)
第三世代戦車である90式戦車は北海道に重点配備された。ソ連軍戦車が北海道に上陸する蓋然性が高かった時代の戦車で、北海道では第2戦車連隊の半分、第5戦車大隊、第71戦車連隊の半分程度、第72戦車連隊、第73戦車連隊、第11戦車隊に配備されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9e/29fe089b0fd55631f8c75e6b5ee81393.jpg)
戦車と偵察警戒車がひとつの情景に収まりました不思議な情景です。この87式偵察警戒車もそろそろ旧式となっていまして、もともと16式機動戦闘車は87式偵察警戒車の後継として開発されていたのですね。しかし実質的に74式戦車後継を担う事になり、後継は宙く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/7a/273680b66805f2434b9da32628cea687.jpg)
87式偵察警戒車が二両で角張った砲塔を重ねるように行進してゆく。設計思想は練られたものでして、車内には2名の斥候員区画がある。まれに思うのは八輪式として車体延伸型を開発していたらば、斥候員区画を6名用に拡張し、装輪装甲戦闘車とできたのに、とも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/5b/c0976f950066c950f199dc626dbc17d2.jpg)
10式戦車は第1機甲教育隊の第2中隊に所属する21世紀の新型戦車だ。初公開されたのは2011年の富士学校祭でしたか、機動力がもの凄く、富士駐屯地をあたかも水面上を高速艇が滑走するがごとく高速で走り抜けていったのは今でも強い印象として思い出しますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/af/7e5492eab69dbe462b093b0330db4915.jpg)
74式戦車も第1機甲教育隊は第2中隊に配備され混成運用されています。混成運用、第1戦車大隊も10式戦車の中隊と74式戦車の中隊とが並立しています。10式戦車は師団長最後の手札という戦略予備で74式戦車は普通科連隊へ直協支援用に充てられる、という話が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/79/b05136cbab9136586753a2cd7b3fc927.jpg)
第5中隊の74式戦車が進みこれで5個中隊すべての行進が。この規模、一手に機甲科教育を担う大所帯故の規模だ。古くなった74式戦車ですがデータ通信可能である広帯域無線機、通称コータムが第一線車両には搭載されていまして、10式戦車とデータリンクを結べます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e8/9d5cbc61e2395abbaa72aefaed1136f2.jpg)
指揮官車が観閲行進を終えて式典会場を退場し訓練展示準備へ移行する。観閲行進はこうして終了しまして、間断無く今度は訓練展示模擬戦へ状況が展開しました。何処で撮影するか、位置に悩みましたが、無理に動いても良い場所はないため、観閲行進撮影位置から。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/8e/87cd89d529e689b699f4054cfc10e681.jpg)
萬代治第1機甲教育隊長が10式戦車の車上に精悍な顔つきを轟かせる。観閲部隊指揮官は観閲を終えてから、10式戦車の車上から、続行します観閲行進を直接指揮できる位置へ再度進、観閲行進が改良したために撤収してゆくのです。一仕事を終えた指揮官の顔つき。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/0c/edfb8a2687f138e7e484bb13f4d2f422.jpg)
状況開始とともに87式偵察警戒車が想定戦場へ進出してきました。82式指揮通信車を原型とする六輪式装甲車は各種派生型を含め450両程度が生産されていまして、一つの車両体系を構築しました。当初この車両原型、四輪駆動式の汎用軽装甲車を開発する計画でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/6c/cf8cab7c2d7357b01611df4da7c82acc.jpg)
FH-70榴弾砲が北富士駐屯地より火力支援へ陣地進入を開始しました。FH-70は国内道路状況から大胆に自走榴弾砲を導入できない自衛隊が自走榴弾砲に匹敵する性能を有する優秀火砲を探り、結果導入された欧州共同開発の火砲です。射程は39kmにも達するという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/95/5d9b0fd4206cc83315d5bbff3c3029d1.jpg)
87式偵察警戒車は軽快な運動性を誇示して25mm機関砲を敵に向ける。威力偵察とは威力を以て推し量る、ということ。敵陣地へ25mm機関砲弾を大量に叩き込み、反応を探るとともに、可能ならば敵前哨陣地を突破して主陣地に迫り、陣容を解明するのが、任務です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/fa/15dcb0085d7d524a7c135f7905296418.jpg)
第1特科隊のFH-70は射撃準備を完了し90式戦車も行進進入点へと進む。90式戦車が加わるだけで、意外と状況が引き締まるのは不思議です。74式戦車も優秀な戦車なのですが、明らかに一世代遅れている形状が、迫力とともに回顧されるべき装備なのかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
戦車部隊の観閲行進はエンジンの轟音と空気の振動が徐々に地面から伝わる振動に変り戦車が姿を現す、こればかりは本物を視なければ。
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第1戦車大隊観閲行進が10式戦車を先頭に。第1戦車大隊は10式戦車が配備された最初の部隊です。10式戦車も第1戦車大隊、第2戦車連隊、第4戦車大隊、第71戦車連隊、第8戦車大隊に配備、第4戦車大隊と第8戦車大隊は西部方面戦車隊に改編されました。
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大隊本部付隊の96式装輪装甲車と軽装甲機動車の車列が。戦車中隊には戦車が14両配備され、3個小隊に各4両の12両と中隊長及び中隊陸曹に戦車が配備されていましたが、現在中隊陸曹は軽装甲機動車に乗車、また特科前進観測員も軽装甲機動車により機動します。
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10式戦車を装備する第1中隊が絶妙に3両の車体を重ねて行進します。駒門駐屯地の撮影は、この入り乱れている構図が撮影し易いというのが嬉しいですね。戦車部隊が一列に進む様子も勇壮ですが、この戦車が入り乱れている構図は駒門ならではのものだ、といえる。
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満開の桜を背景に10式戦車が目の前へ次々とやってきました。本土防衛の主力が74式戦車、とは過去の話でして、もう第一線には10個中隊ほどしか残っていません、10式戦車と、そしてまもなく最新鋭の16式機動戦闘車の戦闘中隊のほうが数の上で上回ることでしょう。
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74式戦車を装備しています第2中隊の観閲行進と雨が本降りに。自衛隊行事で雨天は鬼門、ですが航空祭飛行展示と違い陸では行進などは中止しませんし、艦隊展示訓練と違い装備と撮影位置が近いものですから、案外良い撮影が可能で、土煙たたないのが嬉しいですね。
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旧式ではある74式戦車は雨に打たれ妙に輝き一種新車のよう。74式戦車、現在残る戦車のうち、防衛大綱が今のままであれば本土の戦車部隊は機甲教導連隊と西部方面戦車隊以外廃止の方針といい、偵察戦闘大隊として16式機動戦闘車と偵察部隊へ改編される方針だ。
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第1後方支援連隊第2整備大隊戦車直接支援小隊の96式装輪装甲車が。戦車直接支援小隊というのは整備支援部隊で、戦車部隊に連接して専門的な整備支援を行い故障車の復帰や稼働率維持にあたります。戦車とともに弾雨を進む、故に装甲車を装備しているのですね。
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11式装軌車回収車が観閲行進に進み地味ですが希有な装備です。90式戦車回収車は数が少なく、そして78式戦車回収車は38tの74式戦車回収を想定していまして、10式戦車も運べなくはないのですが、整備性も考慮し10式戦車車体を利用し開発された戦車回収車です。
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戦車回収車が目の前を往く情景は機械集合体故の不思議な情景を醸す。昔の怪獣映画などでも見た目が派手でごつごつしている戦車回収車がなぜかクローズアップされる描写もありました、1984年の映画ゴジラ等は昔TVでみた際、なにに使うのか全くわからなかった。
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第1機甲教育隊第4中隊の96式装輪装甲車が中隊旗を掲げ目の前を往く。この時点で第1機甲教育隊は現在の富士学校ではなく東部方面混成団、東部方面隊隷下の教育訓練部隊所属でした。教育訓練部隊が戦車5個中隊、五年前の情景とはいえ、考えてみますと凄い。
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90式戦車は新時代戦車の代名詞で第1機甲教育隊第1中隊所属の車両だ。90式戦車は日本第三世代戦車の具現で、自動装填装置により防御区画を局限し防御力と軽量化を両立、目標自動追尾装置と車長用照準装置により二目標同時射撃能力を持つ、打撃力を重視した。
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90式戦車の車列とともに後方には87式偵察警戒車の車列が見え始める。偵察戦闘大隊という昨今大車輪で編成が始まった新しい部隊ですが、無理に機動戦闘車を配備せずとも10式戦車と87式偵察警戒車で編成完結、ちょうどこの写真のような編成でも良いと思うのです。
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第三世代戦車である90式戦車は北海道に重点配備された。ソ連軍戦車が北海道に上陸する蓋然性が高かった時代の戦車で、北海道では第2戦車連隊の半分、第5戦車大隊、第71戦車連隊の半分程度、第72戦車連隊、第73戦車連隊、第11戦車隊に配備されています。
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戦車と偵察警戒車がひとつの情景に収まりました不思議な情景です。この87式偵察警戒車もそろそろ旧式となっていまして、もともと16式機動戦闘車は87式偵察警戒車の後継として開発されていたのですね。しかし実質的に74式戦車後継を担う事になり、後継は宙く。
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87式偵察警戒車が二両で角張った砲塔を重ねるように行進してゆく。設計思想は練られたものでして、車内には2名の斥候員区画がある。まれに思うのは八輪式として車体延伸型を開発していたらば、斥候員区画を6名用に拡張し、装輪装甲戦闘車とできたのに、とも。
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10式戦車は第1機甲教育隊の第2中隊に所属する21世紀の新型戦車だ。初公開されたのは2011年の富士学校祭でしたか、機動力がもの凄く、富士駐屯地をあたかも水面上を高速艇が滑走するがごとく高速で走り抜けていったのは今でも強い印象として思い出しますね。
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74式戦車も第1機甲教育隊は第2中隊に配備され混成運用されています。混成運用、第1戦車大隊も10式戦車の中隊と74式戦車の中隊とが並立しています。10式戦車は師団長最後の手札という戦略予備で74式戦車は普通科連隊へ直協支援用に充てられる、という話が。
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第5中隊の74式戦車が進みこれで5個中隊すべての行進が。この規模、一手に機甲科教育を担う大所帯故の規模だ。古くなった74式戦車ですがデータ通信可能である広帯域無線機、通称コータムが第一線車両には搭載されていまして、10式戦車とデータリンクを結べます。
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指揮官車が観閲行進を終えて式典会場を退場し訓練展示準備へ移行する。観閲行進はこうして終了しまして、間断無く今度は訓練展示模擬戦へ状況が展開しました。何処で撮影するか、位置に悩みましたが、無理に動いても良い場所はないため、観閲行進撮影位置から。
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萬代治第1機甲教育隊長が10式戦車の車上に精悍な顔つきを轟かせる。観閲部隊指揮官は観閲を終えてから、10式戦車の車上から、続行します観閲行進を直接指揮できる位置へ再度進、観閲行進が改良したために撤収してゆくのです。一仕事を終えた指揮官の顔つき。
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状況開始とともに87式偵察警戒車が想定戦場へ進出してきました。82式指揮通信車を原型とする六輪式装甲車は各種派生型を含め450両程度が生産されていまして、一つの車両体系を構築しました。当初この車両原型、四輪駆動式の汎用軽装甲車を開発する計画でした。
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FH-70榴弾砲が北富士駐屯地より火力支援へ陣地進入を開始しました。FH-70は国内道路状況から大胆に自走榴弾砲を導入できない自衛隊が自走榴弾砲に匹敵する性能を有する優秀火砲を探り、結果導入された欧州共同開発の火砲です。射程は39kmにも達するという。
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87式偵察警戒車は軽快な運動性を誇示して25mm機関砲を敵に向ける。威力偵察とは威力を以て推し量る、ということ。敵陣地へ25mm機関砲弾を大量に叩き込み、反応を探るとともに、可能ならば敵前哨陣地を突破して主陣地に迫り、陣容を解明するのが、任務です。
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第1特科隊のFH-70は射撃準備を完了し90式戦車も行進進入点へと進む。90式戦車が加わるだけで、意外と状況が引き締まるのは不思議です。74式戦車も優秀な戦車なのですが、明らかに一世代遅れている形状が、迫力とともに回顧されるべき装備なのかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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