北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G7X撮影速報】舞鶴基地新護衛艦やはぎ&あがの(1)軍港めぐり遊覧船出航(2022-09-07)

2024-09-29 20:22:37 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■軍港めぐり遊覧船
 市役所裏手の遊覧船乗り場についたのは出航五分前で実は券売所に到着したのも出航八分前で乗れたのは幸いというものでしたが遊覧船に乗ってまいりました。

 ましゅう、あたご、舞鶴基地の並び。この情景を撮影するために遊覧船に乗船したようなものかもしれません。ほんとうにこの十年十五年で遊覧船が整備されたために撮影は容易となりましたが、色々と考えさせられるものもありますね。

 えのしま、604は掃海艇えのしま型1番艇をしめしています。最新のFRP製船体を採用しているもので従来の木造船体を採用した掃海艇よりも寿命が長くなっています。そのぶん掃海艇の建造数が大きく削減されている実情もあるのですけれども。

 すがしま型688、掃海艇あいしま。こちらは木造船体を採用しています。伊達に木造を採用したのでは無く木造船体は磁気機雷に反応しませんし、万一の触雷の際には衝撃を吸収しやすく、少なくとも浮力があるので沈没だけはしないのですね。

 正面から二隻の並び。情報保全、法整備は無いけれども、海外を見れば海軍基地はポーツマスなんかでは遊覧船が運航されていて、例外は戦略ミサイル原潜など核兵器関連の施設は撮影が英源されている。真珠湾も湾口は公園が整備されているほど。

 あたご、みょうこう。情報保全との両立は、個人的には一般公開日など海上自衛隊が用意してくれた日に撮影するか、行事で報道が入っている日を除いて、その日に写真を公開することで停泊艦艇がわかるような写真は避けて、五日から一週間は空けて載せる。

 あがの、奥の方に。中国海軍と韓国やシンガポール海軍の基地などは遊覧船が運航されていない氏施設を撮影できない地域も存在する、北朝鮮では施設に近寄ることも禁止されているが、欧州を見れば艦船愛好家というのはかなりおおく撮影の自由度も高い。

 やはぎ、みえてきた。最新鋭艦艇、この護衛艦を見に来た、という方も多いのですが。日本の場合は自衛隊は核兵器を持っていませんので、その点の撮影制限の問題は無いのですけれども、見られたくない場所もあるのだろうとは考えています。

 ましゅう、あたご、やはぎ、みょうこう、あがの、せんだい、こう勢揃いしていました。遊覧船は先ず外海に向かう水道を進みまして、そのまま港に戻るのでは無くあとあとこの基地の岸壁に停泊している護衛艦を間近に見れる、OBがアナウンスもしてくれる。

 クレーン船と舞鶴市街、アナウンスでは西舞鶴と東舞鶴では西舞鶴の方が栄えているというのだけれど之、この東舞鶴もけっこう便利なホテルも多く、いちおう小さいがショッピングモールにちかいところも、あっていい場所だとは思うのだけれども。

 舞鶴教育隊と消防訓練施設、消防訓練施設は舞鶴基地ではよくある住宅火災では無く可燃物のミサイルが艦艇に命中して発生する火災を実際に油脂類をもちいて行う本格的な訓練が可能となっています、消防のかたたちもここで大規模火災対処の訓練を行う。

 舞鶴航空基地、2003年に完成した日本海側唯一の海上自衛隊航空基地です。第23航空隊が展開しているのですが、陸海空自衛隊を見てもヘリコプター部隊としてみれば、空自さんの小松救難隊や新潟救難隊、陸自さんの中部方面航空隊第3飛行隊よりも大きい。

 ひゅうが。入渠中でした。入渠してもこの大きさ。そして、舞鶴といえば舞鶴海軍工廠以来の伝統がJMU造船施設として継承されていたのですが、造船需要不足から十年ほど前に造船を終了してしまいまして、今は護衛艦の艦艇整備を細々とやっているのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】春日井駐屯地創設57周年記念行事(3)第10施設大隊の観閲行進(2024-07-07)

2024-09-29 20:00:07 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■10施-戦闘工兵
 観閲行進準備の号令とともに始まった観閲行進は施設大隊という師団の戦闘工兵による観閲行進と進んだ。

 第10施設大隊本部付隊施設機器材隊の観閲行進、熱い中だ、熱いぞ、という灼熱を表現するように真っ白なお白砂の真上を車両が展開してきます、となりでは"カメラがチンチンになった"という声が聞こえる、なるのかとおもったら、ここは名古屋語圏だ。

 07式機動支援橋、81式自走架橋柱の後継装備として開発され90式戦車まで一通りの装備を渡河させることができるのですが、この装備が制式化された2007年当時は本州から戦車部隊が全廃されるなど思ってもみなかった、防衛政策の転換が急であったことを示す。

 グレーダー、道路工事現場では見慣れている装備といいますか建機ではあるのですが、こうしてオリーブドラブ一色に塗られますと別物のように見えてくる、障害処理などの祭や補給路の維持のためにこの種の装備も重要であることは言うまでも無い。

 第1中隊、セミトレーラの後方には中型ドーザ、施設科部隊は大量の車両を装備していて、それは多くの装備が自走して戦略機動できないため。そして建設会社と異なり一気に中隊規模で移動する必要から輸送車両の数もかなりのものとなっています。

 3t半トラック前の方には資材運搬車、資材運搬車といえば防衛省がウクライナへ支援物資として供与したことが記憶に新しい。戦闘工兵の装備をもっと供与できれば、戦争も早く終わる一助となるのかもしれないが、自衛隊がまず、数を持っていない。

 中型ドーザ、これがないと始まらない装備なのですが、世界的に見るとD7とかD10とか怪物のようなドーザでなければ市街戦のさいには役に立たないという。もっとも鈍足なので格好の標的にされる難点はあるが。遠隔操作方式の工兵車両はもっと必要か。

 第2中隊、資材運搬車と掩体掘削装置と。遠隔操作方式の工兵車両は実は自衛隊が世界に先んじていて、1990年雲仙普賢岳災害派遣や1992年カンボジアPKO任務に派遣、地雷の残る地域での道路作業や火砕流の通過後での捜索活動に活用しているもの。

 掩体掘削装置、地味ではあるが手作業で円ぴをもたされると大変なことになる作業を一動作で完了させる、防御陣地構築のためにはこれがあるのと無いのとでは全く異なる結果になる。ただ防弾は無い、防弾キャビンはPKO任務用に試作されていたけれども。

 第3中隊とトラッククレーン及びホイールローダ、第10師団には第14普通科連隊、第33普通科連隊、第35普通科連隊が隷下にあって、施設大隊は必要に応じ連隊に施設中隊を派遣できるよう、こうして3個施設中隊体制をとっています。昔は戦闘団と呼んだ。

 トラッククレーン、これも地味な装備だけれども架橋から障害構築に陣地構築まで必要な装備です。ただ、防弾が無いのが、師団施設は方面施設とことなり最前線で作業する戦闘工兵、大丈夫なのかなあ、と思う。専用の戦闘工兵装備が絶対必要ではないのか。

 第10後方支援連隊本部の観閲行進、施設大隊の観閲行進が完了しまして、春日井駐屯地最大の部隊による観閲行進が始まります。戦闘の第一線を支える段列を構成し、師団全体が粘り強く戦い続けるためにはこの後方支援連隊がなければ緒戦でおわってしまう。

 本部管理中隊の3t半トラック。自衛隊といえばこのトラック、という印象なのだけれどこれ、観閲行進に出てくる台数はわずかという印象、大丈夫なのかな、と思っていても体験試乗会場の目の前にやまほど停車していて、大丈夫なのよ、と思ってしまうのだ。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-北山,丸ごとトマトと萩原畜産豚のロースカツ

2024-09-29 18:11:32 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 お天気が良ければ出歩きたくなる程度には若干熱いが暑いになり午前中早い時間帯には涼しさを感じるようになってきた。

 洋食、というといろいろなお店があるのですけれどもお手頃で気取らないといいますと東洋亭さんをおもいだします。ランチタイムをちょっと外してしまったさいなどにはここのハンバーグはビーフシチュー仕立てで満足感がすごく、おすすめなのだけれども。

 東洋亭、京都駅の中と隣にあります、まあ、京都でも洋食といえばここだよね的な老舗なのですが今回美味しいランチをいただきました本店は北山駅前、地下鉄烏丸線が国際会館まで延伸しているのでそこから北山通を植物園に沿って西へと歩いて直ぐ。

 ケーキスイーツの名店やパン屋さん等などいろいろな名店が比較的近い感覚で並ぶのが北山なのだけれど、この東洋亭さんもケーキには自信があることをショーケースが示すのだけれど、ここ、もうひとつはトマトだ、トマト嫌いの子供でも転向するような。

 まるごとトマト、この東洋亭さんの定番といえばこのトマト、トマトを使った驚かせるサラダとしてはこれ、定番なのかもしれませんけれども、ある種元祖的存在ですし東洋亭さんはこれが標準装備となっていますので、トマト推しがすごいんだなあ、とね。

 トマトといいますが、まるごとではもちろんなく皮が丁寧に調理された切り身がまるごと一つの形を維持したまま特製のソースのうえに直たちしていまして、ぐるりドレッシングを塗してありますからナイフで切って一口含むともうその時点で酸味と旨味が。

 ロースカツを、いただきましょう。さくさくの衣をまとったカツというのは揚げたてと出来合ではもう別物、揚げ物の揚げたてというだけでごちそうなのですが、ここに特製のソースが添えられていて、先ず塩で食感を愉しむか、それともソースをかけてみるか。

 萩原畜産豚のロースカツと、そして昨今漸く供給が普通になってきたもののねあがりが激しいお米が、銀シャリという単語そのままにお皿に。洋食屋さんのカツとトンカツ屋さんのカツもまた別物、ご飯なのかアテなのか、そういう違いはあるけれども。

 榛名牛とか下呂牛とか萩原畜産豚というといくつか銘柄の中でも産地が分かれるのだが、まあ、そういうことはぬきにしてソースを勢いよくじゃぶじゃぶ掛けて、すると衣の食感が変わる前の分水嶺の手前でさっと口に、熱い、が、うまい。そこにコメだ。

 トンカツ、ランチにはいろいろあるのですがその先にディナーにはもっといろいろあって、唯一足りてないのが座席なのかもしれない、待つときには結構待つというか行列の出来る有名店なのだが、早い時間に店を訪れるとさっと座って美味しいものが頂けて。

 こういうのでいいんだよこういうので、妙な工夫をするとどこから食べればよいのかわからないが値段の方に跳ね返る、けれども食感を先に頂くか芳醇さをソースで頂くか、ご飯をどう食べるか、その狭間に旨いと美味しいの感想が並んでいればそれでいい。

 美味しかった。もうかなり店頭には行列が出来ているので、さっぱり珈琲を頂くのは散策の際にザッハトルテでもいただくことにしまして、会計へと。その会計の隣にはトマトが、色合いは、やはりトマトにもこの夏は厳しかったのだと教えてくれるのです。

 東洋亭本店、テラス席もあって風通しはいいのだが、さすがにこの熱さではまだまだテラス席は無理だぞ、と思いつつ、まあ、秋、はもう来ていても涼しさだけが来ないのか、冬か紅葉の季節にはテラス席の店を巡るのもいいかなとおもいつつ、店を出ました。

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【京都幕間旅情】JR西日本287系特急電車とJR東海キハ85系特急気動車,西舞鶴駅で並ぶ

2024-09-29 07:01:09 | コラム
■西舞鶴探訪
 舞鶴で護衛艦とか撮影した際の話題を一つというその前に鉄道の話題です。

 287系特急電車、特急まいづる号として運行されている車輛がそのまま西舞鶴駅に留置されています。東舞鶴駅と京都駅を結ぶ特急なのだけれども、東舞鶴駅には留置線が無いので、一旦京都よりの西舞鶴駅で留置されているという構図です。乗り心地はなかなかのもの。

 183系まいづる号時代を長く知っていますので、この287系というのは新鮮な印象でした。もちろん旧型車両に郷愁もあるのですが、特急ひだ号のようにバリアフリーとかで安普請で乗るならもうJR特急より岐阜バス高速バスだよね、とはならないのが287系という。

 キハ85系が居た、ワイドビューひだJR東海塗装のそのまま。ここにはKTR001系気動車が2編成が置かれていましたが、西舞鶴駅の風物詩と思ってよく見ていますと、KTR-001系とキハ85系が仲良くならんでいた。このKTR-001はタンゴエクスプローラ号用でした。

 タンゴエクスプローラ号は新大阪と天橋立や豊岡駅を結んでいた特急で、京都駅から東舞鶴駅を結ぶタンゴディスカバリー号とともにKTR、北近畿タンゴ鉄道、いまは京都丹後鉄道という名前になってしまいましたが、タンゴな列車として運行されていましたもの。

 KTR-8000系気動車、まいづる号にも充当されていますが昔は183系は特急まいづる号、そしてこのKTR-8000系で運行されているのがタンゴディスカバリー号と呼ばれていました。リニューアル改装により、前も良かったけれども更に乗り心地は良くなっています。

 京都丹後鉄道の始発駅は此処西舞鶴駅となっていて、そして車庫もこの西舞鶴駅にあるのですね。舞鶴と云えば舞鶴基地ですが、舞鶴基地最寄駅は東舞鶴駅です、けれども西舞鶴駅から舞鶴基地の前にも路線バスが運行されていて、駅前はこちらの方が賑やかなのです。

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