北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】カブールC550-CAVOUR日本初寄港(6)撮影場所は観音崎からヴェルニー公園へ(2024-08-22)

2025-01-26 20:23:57 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■横須賀基地へ
 カブールを撮影してアルピーノ撮影へ。

 イタリア海軍の航空母艦と共に現在はフランス海軍の原子力空母が太平洋方面へ展開を開始しているのですが、今後の日本の安全保障をマクロな視点から考えた場合、どうなるのだろうか、と考えるのですね、欧州が全通飛行甲板型艦艇を増やしている。

 全通飛行甲板型艦艇、注目すべきはF-35Bという選択肢、これも着艦支援装置などを搭載しますとその費用だけで嵩むものですし、強力なジェットを甲板へ吹き付けるF-35Bは生はんかな甲板の強度では対応できないという実情もあるのですけれども。

 F-35Bを運用出来るならば、もちろん長期案の運用を考えればアメリカ海軍尾ニミッツ級やジェラルドフォード級のようなメガキャリアーには対抗出来ないのですが、水上打撃の一環を航空機により担うのならば、F-35Bの運用能力という意味はおおきい。

 欧州、一方で、これはアメリカのテロとの戦いに支援を強化しすぎて、水上戦闘艦艇が従来型の戦闘よりも法執行に支店を置いた艦艇の比率が増えてしまいましたので、ロシアの軍事圧力はもちろん、中国にたいしてもこの種の艦艇の能力は限界があります。

 イタリア海軍、海軍艦艇の問題はもう一つ、造船応力というものがありまして、日本でも護衛艦を建造できる造船所はかなり集約されていて、横浜と玉野と長崎だけとなってしまいました、ただ、この状況も世界を観ればかなり恵まれた状況となっていてる。

 これは海上防衛を考えれば自衛隊の規模に由来するところも大きかったといえる。護衛艦の規模を維持したのは、造船所が有れば護衛艦を量産できるのですが、諸外国を見ると、一旦造船所を廃止してしまうと、また一から用地と工員を集めるのは難しい。

 造船能力は、イタリアのフィンカンティエリ社は高い技術を維持していますが、じっさいのところ、造船メーカーの具体的な名前は敢えて避けますが、銃身が偏って傾いた水上戦闘艦を納品しようとしたり、火器管制装置不備のまま納品した事例が欧州には。

 空母のスクリューシャフトが運転すると海水が漏れてくるという話をききますとかつての造船大国が今は、と嘆息しましたが、このほかにも起工式の時点で水上戦闘艦の設計が完了していないのに建造を始めるなど、艦を設計するには経験も必要という。

 日本の場合は、欧州の水上戦闘艦建造能力をみわたしますと、もちろん全欧よりは大きな、という事は云わないのですが、製造業を手放して流通や通信とサービス業の方に収斂、これが結果的にCO2削減の面で欧州が優位に立つ訳ですが、その結果が突き付けられ。

 アルピーノ、装備の面や弾薬定数と満載排水量を見ますと、かなり理想的な水上戦闘艦に思えてくるのですが、これを設計として仕上げられる事例が、世界的に見てかなり厳しい状況がある、逆に韓国やトルコなど新興国の頑張りの方が印象的ともいえて。

 観音崎で撮影を完了しますと、とりあえず横須賀へ転進しました。入港を撮影するには、といいますのも結局高台から撮影するのが一番だというのですけれども、曳船がとりついてしまいますから、それならばと観音崎で撮影したのですけれども。

 横須賀、観音崎からは京浜急行でもいけますが横須賀線の横須賀駅まで直通のバスも運行されています、ただ、本数が多いので、この日は良く確認していなかった故にけっこう待ち時間が多かった、只、それを含めてもこんな感じで撮影出来たのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】百里基地ラファール日仏共同訓練【7】C-2輸送機とA-400M輸送機の並び(2024-07-19)

2025-01-26 20:01:44 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■日仏共同訓練
 ラファール特集は漸く今回が最終回です。

 百里基地へA-400M輸送機が着陸して参ります、A-400M輸送機、これはC-130のような民間型が有りませんので、関西国際空港や中部国際空港で待っていても貨物型のC-130輸送機のように見る事はできません、軍用機ならば別だが。

 A-400M輸送機、大きさ輸送能力と航続距離からC-2輸送機とも良く比較される航空機なのですけれども、むかし、中部国際空港にトルコ空軍の機体が来日しているのを撮影して以来、というところでしょうか、もっとも首都圏ですと事情は違うようで。

 ラファール戦闘機が昨年、日仏共同訓練へ参加したさいに入間基地へとA-400M輸送機、着陸していまして、ただ、A-400M輸送機とラファール戦闘機を両方、入間基地で撮影しようとして結構ラファールが高い高度を飛行してがっかりした人もいるとか。

 入間基地でA-400M輸送機がやってくるということは発表されていても、ラファール戦闘機は所沢航空発祥館において日仏航空友好関連行事、日本が最初に導入したのはアンリファルマンだし、陸軍航空隊が導入したのもニューポール戦闘機がふくまれている。

 所沢航空発祥館、ここで行事があるという事で待っていた方は、新田原基地へ訓練展開していたラファールをしっかり、ある程度高度を低くしてくれたとかで撮影出来たようですが、A-400M輸送機もラファールも、というかたには、二兎追うものなんとやら。

 ラファール戦闘機、証拠写真にはなったのだろう?とは聞いてみたのですが、ラファールかといわれればラファールだあ、という手度の写真が撮影できたのみといい、600mm望遠をAPS-Cセンサーで撮影しても、ほぼほぼ点であったという、それはそれは。

 C-2輸送機とA-400M輸送機、百里基地ではここで並ぶという。けっこう熱かったので、ラファール撮影後に撤収しようかとも思ったのですが、まあ、折角多数のA-400M輸送機がならぶならばとってみようよ、と友人のお話しもありましたので踏ん張り。

 真夏、ほんとうに熱かったのですね、虫さえもすくないほど、ただ、アリが巣から灼熱で追い出されているようで、茨城空港はとにかく、アリが多い駐車場になっていた、という印象です。カメラバックにも自分にもアリがどんどん昇ってくるわけですからねえ。

 茨城空港、展望デッキは撮影を難しくするアクリルガラスがありまして、ここから撮影する技術さえ磨けば、すずしい空港ターミナルで給水と食事とをたのしみながら航空機の到着を待てたのかもしれませんが、この当たりは今後の練習次第なのかなあ。

 展望デッキ、難しいかもしれませんが若干下に隙間がありましたので、練習と云いますか撮影技術と云いますかうらわざといいますか、ここからカメラを出して、撮影をアクリルガラス越しに撮影するならば、何とかなるのかもしれないなあ、と思うのですね。

 A-400M輸送機、並んでいます。これ、たしかにこの百里基地がどこの空軍基地なのか分らなくなってくるような国際色豊かな印象でして、これを撮影出来たのは、熱中症すれすれではあったのだが、頑張って粘ったかいがったというのかもしれない。

 こうして、百里基地での撮影は完了しました、早朝に友人が駅前のビジネスホテルでピックアップして頂きまして感謝ですが、終盤、こちらが熱中症手前になってしまったこともあり、迷惑を掛けてしまったなあ、と反省する次第、ありがとうございました。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-寺町,すき焼きを頂くのは四条寺町の名店

2025-01-26 18:11:25 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 寒さというのは事後どうなるのかと思いつつこういう日は温かいものをいただきたい。

 すき焼き、北大路機関だけでは無いと思うのですけれどもこの疲れたときや気分を盛り上げたいときのご馳走、やはりご馳走と言いますとすき焼きを頂きたくなるところです。自宅すき焼きも美味しいのですが、後片付け云々を考えますと、広いお店ですき焼きを愉しむというのも捨てがたい。

 キムラ、ここは新京極と寺町がそのまま四条通のほうへ繋がる一角の、つまりアーケードの出口付近、寺町電気街への境界線の少し北側にありまして、修学旅行生には多少敷居が高いのかもしれませんが、学生でもランチタイムは手軽にすき焼きを愉しめるという、多分知名度では京都一のすき焼き。

 牛肉を、すき焼きに仕立ててゆくのはお客様自身という焼き肉店の延長線上にあるような感じの店内となっていまして、そして意外に広く、さすがに満席かな、と思うようなときでも靴を預けて絨毯を敷いた階段を上ってゆきますといくつにも分かれた大部屋の座卓は意外に数多く並ばず頂ける。

 鉄鍋に、こうお肉を並べてゆきまして、そして一面がお肉で満たされた頃合いに、白砂糖を雪のように、今年は雪降ったのに多忙とそのあと寝込んでいたとかをふくめると雪景色を窓から愉しむことしか出来ず、ああ金閣寺清水寺永観堂東福寺鞍馬寺神護寺大徳寺永平寺と思いながら見上げていた。

 金閣寺は兎も角、永平寺ならば雪はあるのかなあ、と思ったりもするのですが、さあこの冬、もう一回くらい来たれドカ雪、とおもいつつ、白砂糖がすき焼きに溶けてゆく様をみる。京都も金閣寺の積雪などはへたすると午後には解けていたりするので注意が必要、ここの白雪は焦げ付かぬよう注意が。

 すき焼き、煮立ってくると肉の色合いが変わってきますので、食べ頃かな、と思うのですが、そこがドシロウトノアサハカサよ、とお店の人に笑われないようにしっかり煮込んで、食材が料理になる分水嶺をしっかり待ちます、もちろん、お供にお酒があると清酒の柔らかさで待つ時間も愉しく。

 生卵は、これがすき焼きをすき焼きたらしめているもので、これを出せるからこそ日本ではすき焼きが成り立っているのだなあ、と思う、これがないとすき焼き風煮込みでしかないのだから。しかし日本以外で鶏卵の生卵、もう少し生食用が浸透しても好いと思うのですけれども、文化の違いなのか。

 仕上がったすき焼きを、清酒とともに、ご飯とともに、お供として一番手は皆さんどちらなのでしょう。わたしの場合は清酒を口に含みながら鷹揚な気持ちですき焼きが仕上がる様子を愉しみますと、ちょうど正一合の徳利が空になりますので、追加を頼みながら丼飯を先のおともに、としているが。

 清酒は、しかし肴と言うよりはすき焼きが仕上がる様子を見てそれを肴にしているのだから、すき焼きのお供は一番手が清酒なのかもしれない、1998年からはるなさん名乗っているので艦これ運営開始15年前から似たようなことをやっていると言い続けている北大路機関はるなさんとおなじ。

 すき焼きは、面白いのが、煮すぎにしていますと肉は硬くなるけれども味がしっかり染みこんでいてかみしめるとこれは良い肴になるのです、が、煮すぎていないお肉は柔らかくよく広がるので、ご飯の上で牛丼以上に贅沢に広げて大きいままシロメシをおおきくおおらかに包むように食べても好い。

 自由なのが、こういうお店で頂くすき焼き名のだろうなあ、と考えるのです。キムラさん、自分で調理する楽しさを煩雑さと勘違いする人がいるのかもしれませんが、自分の流儀で自由に焼き上げて堅さ柔らかさと肴かおかずかを選んで頂ける、やはりご馳走と言えばすき焼きなのだなあ、と思うのですね。

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【京都発幕間旅情】大阪メトロ400系電車,大阪関西万博とともに考えて欲しい技術の方向性

2025-01-26 07:00:10 | コラム
■大阪メトロ
 被写体を撮影する際に第三者を最大限画角から外すようにしている身の上からしますともう少し監視カメラによる画像情報収集の在り方を考えて欲しいと思う。

 大阪メトロ400系電車、2023年より導入が開始された新型電車で、大阪関西万博に合わせて大阪メトロが実施した輸送力増強の一環として行われましたが、見た目がかなり未来を言っているので、写真で見て驚きましたが、実物を見ても改めて驚きました。

 未来、しかしこのところ驚きましたのは、大丈夫かな、みらい、というところです。みらいといっても、魔法つかいプリキュアとか、ジパングのイージス艦とかではなく、技術的な進歩の方向性と過多に集められる画像情報とプライバシーの管理という意味ですが。

 顔認証によるチケットレス乗車、草創期の指紋認証PCではまったく反応せず、結局ワンタッチで認証というものを一分以上繰返して、それでも反応しなかったので暗証番号を撃ちこんで起動させた、という事の再来は流石にないとは思うのですけれども。

 チケットレスも重要なのかもしれませんが、顔認証により大量に集め、要するの個人情報、何処から何処まで移動したのかというものを際限なく集められる事が、大丈夫なのかなあ、と思うのですね。個人情報保護は法律により守られているのですが、それでも。

 個人情報漏えいは幾度も起きているのですが、情報管理不足により漏えいした場合でも、朗詠させた側よりもサイバー攻撃を行った側と被害者という位置づけで、漏えいさせた企業への罰則が不充分であるように思う、その管理不充分が問われても罰則はほぼ、ない。

 猟銃や爆薬が管理不足で大量盗難されたならば、カギはかけたのに窓が割られた、と弁明しても管理責任が問われるでしょう、しかし個人情報についてはここまで盗まれた被害者の管理不足が問われない、このあたり、もう少し集める姿勢を、考えて欲しいものです。

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