北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】第10師団創設62周年記念行事(1)新しい時代の名古屋の師団祭(2024-10-13)

2024-12-07 20:24:32 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■第10師団祭
 師団管内では吹雪が来るころとなりましたので季節が変わるのは本当にはやいものです。

 第10師団創設記念行事、守山駐屯地は名古屋市守山区に司令部を置いて師団司令部は名鉄瀬戸線という都市近郊路線の守山自衛隊前駅と交差点を挟んだ先、近くにはJR中央線の勝川駅もあったりするのですけれども、街の風景が大都会していないのだ。

 第14普通科連隊と第33普通科連隊と第35普通科連隊に第10後方支援連隊、連隊旗がしっかりと並んでいます。こう連隊旗が揃っている様子こそ、師団祭ならではの風景といえるのかもしれないが、去年までここに第10特科連隊旗が並んでいました、廃止前ね。

 報道陣がその様子を撮影する、髪型は仕方ないにしてもせめてネクタイをしてほしいなあ、短パンは無いだろう、と思ったりする。報道陣は行事の必要な構成要素なのだから、正装とまではいかないまでもネクタイくらいはしてほしいなあと思うもの。

 職種色のマフラーとともに。戦車大隊は廃止されて寂しくなってしまったけれども、燈色の機甲科という職種色は偵察戦闘大隊のもの。ただ、師団に占める機甲科の方が減ると、機動戦というものを行えない組織になってしまうのではないかと危惧する。

 G3Xの高倍率ズームをつかうとここまで迫力ある望遠が、といいたいのだけれどもそれはどうじに、超望遠で圧縮効果を狙わないと迫力ある構図にならないわけで、昔は普通科も第49普通科連隊とか多かったわけで、行事の規模縮小が、さびしいよね。

 県旗入場、これが第3師団になると府県旗入場となる、京都府と大阪府が管区内にあるからね。第10師団の管区は、愛知県、岐阜県、三重県、福井県、石川県、富山県、実に6県もを警備管区として受け持っている、もちろん災害派遣も。

 能登半島地震はまさに第10師団の警備管区内において起きたゆえ、金沢駐屯地の第14普通科連隊が即応するとともに第10師団も全力で対応、そして政府の対応とともに伊丹市の中部方面総監部に堀井総監を指揮官とする統合任務部隊を設置したのはご承知の通り。

 警備管区の広さとともに、昔ほどヘリコプターも無く定員充足も問題が生じている、というよりも観測ヘリコプターが廃止され陸上自衛隊全体で航空科が縮小しているため、安易に大型機を導入して輸送能力を強化出来ない、という問題もあったりする。

 普通科連隊は維持されているのだけれども、伝統的な地形防御に頼った運用、つまり相手に迂回されるとどうにもならない運用は限界があり、機械科と、改めて空中機動を重視する必要があるとおもう、それは同時に防災の面でも大きな能力を発揮するから。

 師団長酒井陸将に対し敬礼、そして名古屋の市街地、東京風に謂えば中央線沿線の一等地にあるのだけれど、背景が一般住宅のノンビリした日曜日の風景が広がっている。もうちょっと高層ビル群とか、せめてタワマン群とか広がっていてほしいなあ。

 昔の師団祭は観閲行進の規模の大きく、当然観閲部隊の規模ももう少し大きかった、だから、これが日本の防衛力かあ、と感心してみることが出来たのだけれども、まあ、現実は、働き方改革もあるのか、昨年あたりから規模がこんな感じになってしまった。

 酒井師団長の巡閲、三つ星の中将が師団長だ。日本は旧陸軍の時代から中将が師団長に補職される、そして戦前は勅任官で親補職だったのだけれども、さすがに自衛隊では天皇から勅任されるほどではない、このあたりは旧軍の文化の流れといえどもね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-河原町御池,シェリー酒をメロンと愉しむBARの夜のはじまり

2024-12-07 14:15:32 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 さむさほんばん。

 十二月八日が今年もやってきます、十二月というのは色々な出来事がありまして、例えばクリスマス、例えば大晦日、例えば忠臣蔵、という出来ごとがあるのですけれども、個人的な事情をさしはさんでしまうとやはりメインイベントは8日となってしまうのです。

 タバーンシンプソン、京都市役所から少し河原町通りをくだって、ヒルトンホテルの前の通りを鴨川の方へ曲がりますと、多分前だけを見ていたらそのまま高瀬川に到着してしまって迷うかもしれない、タンバーンシンプソンがワンコの看板が目印の二階にある。

 DON-ZOILO,シェリー酒がどうしても頂きたくなった時にはいくつかお勧めのカウンターがあるのだけれども、この白黒わんこの看板に誘われて階段を上ってゆくと、ウィリアムハンバートコレクションドンソイロフィノ、はじめいろいろあるシェリー酒と出会えます。

 BAR,でもあって実は中網も充実していますので、お酒主体でなくともちょっと手の込んだ、例えばパスタの種類なんかも防府で、あそこはウィスキーの専門というけれどもビストロでないのかという人もいるのだけれど、まあ、雰囲気を愉しむのは人それぞれだと思う。

 タバーンシンプソンさんは、チャージ料とともに黙って出されるメロンという、これは実は果物とお酒の絶妙の相性の良さを気付かせられるのがおもしろいところでして。シェリー酒の別名である酒精強化ワインの、葡萄を薫らせた風味を不思議に際立ててくれて。

 レーズンバターを追加して注文します。このサーベルのような、サーベルの形状のピックというのかツマヨージというのか、突いていただくと、バターの滋味とレーズンが美味く口で解けて、さてもうひとくち。ああ、シェリーとレーズンで葡萄がかぶってしまった。

 京都は混雑している、というけれども、凝集しているだけという印象があるのは、この情景を観返しても思い出されて、大きなカウンターを半分独り占めするような時間帯がありまして、そうですねやはり、混雑しているよりも私は静かな方が好きなのかもしれない。

 ダイキリ、葡萄が被ってしまった事を反省して、ラム酒の味を愉しもうと思った。さとうきび畑の歌という、明石家さんまさん主演の沖縄戦ドラマを、十二月八日が近づいてきますとふと思い出し、それならばサトウキビ原料のラム酒を上手に頂く方法を、とね。

 ホワイトラムとライムジュースに白砂糖という、それほど度数の高くないカクテルは、酸っぱさに酒精の主張を聴く事が出来て。ただ最近はギブソンのような見た目強そうではないけれどもしっかり主張してくれる、大学生の主張のような感じのカクテルもすき。

 カクテル、実は先日色々あってふか酒をしてしまった、かんがえるとBARのようなところで、お酒は数杯のみ、たしなむていどにして、ちょっと呑み足りないかな、というくらいで帰路に就く方が楽しみは多くなるのかな、と思う明日は、もう、十二月八日なのですね。

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【京都幕間旅情】西日本旅客鉄道683系特急電車,やはり三日五日連続の青春18きっぷは時間を確保出来ない

2024-12-07 07:01:20 | コラム
■青春18きっぷ
 変更が急だったので驚く過多というか予定が狂ったかたもおおいのではないかなあとおもったりする。

 青春18きっぷ、今年から5日間連続と3日間連続で便利になります、と京都駅地下でも自慢げにはられていたのだけれど、何処が便利なのか、という事なのですよね。やはり日程を調整したものの、期間中に三日間連続で休める日は、ありませんでした。

 サンダーバードとか、連続した休みですと何か早い移動手段を選ばないと、それこそ、電車に乗る事が楽しみで、目的地に行く事は度外視、というような、もしくは鉄道を撮影できれば、姫路に行っても姫路城を素通りし、岡山に行っても岡山城を素通りする人しか。

 快速電車がもう少し、例えば昔の、福知山発門司行とか、新快速電車を日帰りできない程の、広島京都間とか、大垣発東京行とか、第三セクター乗入れで大阪発新潟行とか、長いこと乗っている事の出来る列車が無ければ、三日間居りっぱなしで観光二の次というのは。

 JRは青春18きっぷを廃止したいのだろうなあ、というのは何となく今回の改悪からわかるのですが、なにしろ前の分割で五日間分という利用でさえ五日間、日曜日で五回分分割して使う事が出来なかった、という話を実際に聞いていますので、なんだかなあ。

 ・・・、バッタ券屋さんとかで当日券、ということで通し券を一日一日レンタルする様な方法も出てくるのかもしれませんが、それにしても、レンタル店の営業時間に出発して営業時間内に返納する事は、考えてみると難しく、非現実的と云えます。

 18きっぷで、周遊することを退職後の将来の楽しみに、という方の話を聞いた事が有りますが、実際問題、家庭内の用事とか親戚との所要に法事その他、年末年始は挨拶などがあるわけで、それを考えると一週間連休でも3日券でさえ、使うのは難しそうなのですね。

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