北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

平成二十九年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2018.01.12)

2018-01-11 20:04:11 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 新しい2018年、いよいよ今週末はセンター試験、そして先んじて金曜日に自衛隊行事が始まります、かなり冷え込んでいますが、ね。

 空挺団降下訓練始め、金曜日に実施されます。第1空挺団は我が国唯一のパラシュート強襲任務を担う空挺団で、団長兒玉恭幸陸将補以下、団本部付隊、第1普通科大隊、第2普通科大隊、第3普通科大隊、空挺特科大隊、空挺後方支援隊、通信中隊、施設中隊、空挺教育隊、1900名を基幹としており、陸上自衛隊看板部隊を自負する日本最強部隊の一つ。

 第1空挺団の降下訓練始め、千葉県の習志野訓練場にて実施され、開始時間前に演習場が開放、自由に見学する事が出来ます。輸送機からの落下傘降下と共に地上部隊と連携し、訓練場の一部を占拠した仮設敵を相手として、空中機動部隊や装甲車部隊、年度によっては戦車と協同し、迫力の空包射撃とともに状況を展開します。金曜開催が日程的に厳しい。

 陸上総隊創設を前に、第1空挺団が所属する中央即応集団も廃止改編が予定され、第1空挺団は久々に東部方面隊隷下に復帰するとともに統合機動防衛力整備に併せ、空挺団の機動力が更に高く求められる事となります。今回金曜日に実施されるという変則的な実施となりますが、三月には九州四国の即応機動連隊新編、水陸機動団新編と多忙期にあります。

 さて撮影の話題、カメラバックと撮影紀行、長駆移動する際に考えるのは天候、特に悪天候から撮影機材を防護する事です。悪天候でも特に陸上自衛隊などは行事を実施、というよりも敢行しますので、雨天なので今日は中止だろう、とか、台風がすぐそこまで来ているので今日は流石に中止だろう、とは実はならないのです。すると、どう撮影機材を運ぶのか、となる。

 撮影位置に進出さえしてしまえば、大型のカメラバック一つにまとめてしまった方が、経験的に雨滴からの防護は容易です、悪天候でもビニール袋に収容してしまえば暴風でさえも無関係です。しかし、大型のカメラバックは移動する際に確実に雨滴から防水を確保することが難しくなってしまいます。一方、カメラバックが二つ三つとなると管理が難しい。

 雨天の場合には大きなビニール袋にすべてのカメラバックを収容してしまえば豪雨にも耐えられますが、困るのは基地から駅へ、駅から街へ、移動する際に防水を行うのが複数のバックを携行する場合だと、スリングベルトの基部が開口部になり、雨滴にぬれ、カメラバックの数だけ基部の開口部が多くなる。そして乾かす手間も倍増、中々厳しいものです。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・1月12日:第1空挺団降下訓練始め…http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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【京都幕間旅情】正覚庵筆の寺,鎌倉時代からの庵に昨年一年で電子の大海に散った文章を悼む

2018-01-10 20:06:05 | 写真
■正覚庵筆の寺,東福寺塔頭
 今年一年も、昨年一年も多くの文章を作成しました。そんな中で京都幕間旅情、京阪東福寺駅から少し進んだ先、小さな庵を紹介したい。

 正覚庵筆の寺,東福寺の塔頭で東福寺へも程近い所にある。皆様は研究や仕事にてPCを使用し文書作成をしている際にエラーが発生し、せっかく書き上げた珠玉の文書データが飛んでしまった、消失してしまった、というご記憶、恐らく一度や二度ではないでしょう。

 世界に一つの文章、代えが無い文字通り文章が消えてしまう事はとても悲しい事で、Windowsアップデートにより目を離した隙に自動で再起動し、数時間分の仕事が喪失してしまうと、何ともやり切れません。文章の外郭が頭に在っても全く同じ文は生み出せない。

 Wordでも文章がフリーズした瞬間に打ち込んだ文字、機能停止が無ければ続いて生み出されたであろう、頭の中で組み立てられた文章は知識と情報を解釈咀嚼の上で導き出した新しい知の体系の一元素となるものですが、消えては元素を知識という物質に昇華できない。

 正覚庵は筆の寺、として親しまれており、文筆活動に際し擦り切れた筆を供養してきました。文筆活動を筆奮って大書するか、PCのキーボードを叩いて文字を文章へ錬成するかには多少違いはありますが、消えた文章データの供養はここ正覚庵以外には、できますまい。

 威徳堂は参拝者を広く迎え入れており、直ぐ近くには東福寺本堂と通天橋が多くの散策者や観光客で沸上がる中、ふと静寂に包まれた御堂とそのまわりから、静かに、静かにデータの大海に沈んで消えた、電子の宇宙に溶け込んで見えなくなった文章の冥福を祈ります。

 伊達政依により1290年に開かれたこの正覚庵、伊達家四代当主である伊達政依は鎌倉時代に仏教を篤く信仰した武士で、鎌倉にて武士としての武者修行を重ねつつも思うところあって15歳にて剃髪し出家、 入道願西と称し京都にて仏門を極めるべく苦行を重ねました。

 入道願西は京都にて正覚庵を拓くと共に、京都五山や鎌倉五山を衆生にとり心の安寧に必要な救いであるとし、東北地方へ東昌寺、光明寺、満勝寺、観音寺、光福寺を開く事となります。そして入道願西は鎌倉を故郷としつつ、伊達家東北地方での勢力拡大へ寄与する。

 北山五山として、北山と云いますと北大路通りの北にある北山通りではなく東北地方全域を示す北山、ですが東昌寺、光明寺、満勝寺、観音寺、光福寺の開祖となってゆきました。仙台に観音寺を開いたのは弱冠二十歳の1247年、56歳に仙台市青葉区へ東昌寺を開いた。

 本尊釈迦如来を御本尊として正覚庵を京都に開いたのは63歳のこと、東昌寺は伊達家最初の菩提寺となりました。ただ、本尊釈迦如来像とともに広がる現在の正覚庵は、創建当時の御堂をどこまで残せているかについて、拝観者は知る事はできません、でもいいのです。

 筆の寺、威徳堂だけが拝観者に開かれていまして、他は非公開です。しかし筆供養が毎年行われます。この筆供養は奉納された筆神輿が東福寺境内や町内を巡幸するとともに護摩 木が焚かれ、そこへ筆や鉛筆といった筆たちが投げ入れられ、供養されているとのこと。

 筆供養といいましても、筆や筆記用具が投げ込まれるのみで、頑張りすぎてペン先の割れた万年筆など金属製筆記用具の扱いはどうなるのでしょうか、筆記用具代わりだとは言っても流石に古くなったパソコンを投げ入れる事は出来ませんし、するつもりもありません。

 消えてしまう事は、悲しい事です。しかし悲しんでいても次を生み出す事は出来ません、それでもすべて忘れてしまう事はそれ以上に残念な事でしょう。こうしますと、形の上でもこうして供養し、次の文章を作成する、こうした区切りはとても大事であると思います。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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巨大災害,次の有事への備え 19:高浜原発で万一の事態には舞鶴市民は京都市へ避難する

2018-01-09 20:10:09 | 防災・災害派遣
■危機管理と危機回避
 舞鶴展示訓練の際、若狭湾沿岸の福井県高浜原発が見えまして特徴ある原子炉建屋の形状が何か印象的なものを感じさせました。

 舞鶴市北部の避難先は京都市東山区と神戸市東灘区、先日護衛艦撮影へと歩みをすすめました舞鶴市の海水浴場ちかくにて広報表示を見て考えさせられるものがありました。京都市東山区は清水寺始め風光明媚な街並みが広がり共に舞鶴市からは100km以上隔てています。神戸市東灘区についても阪神基地が程近く舞鶴市からやはり100km以上離れている。

 津波被害の想定ではありません、舞鶴市は海上自衛隊舞鶴基地が置かれ、新日本海フェリーが北海道と結ぶ日本海有数の港湾都市ですが、舞鶴湾は西舞鶴東舞鶴と深く内に入り、東日本大震災の松島の様に津波の速度はかなり減殺されます。そして日本海沿岸についても高台が多く、100km逃げずとも1km逃げれば標高は100m近く上るところが殆どです。

 舞鶴市には標高650mの青葉山や標高620mの三国岳始め600m級の山々が十数山並び、300mちかい愛宕山など入り組んだ地形です。そもそも舞鶴基地のもととなった帝国海軍舞鶴鎮守府がこの地に置かれた事由が、入り組んだ地形が対岸のロシア太平洋艦隊の艦砲射撃から艦隊を護り、海軍歩兵の上陸から舞鶴要塞が守りやすい地形故にほかなりません。

 舞鶴市北部の避難先は京都市東山区と神戸市東灘区、この意味することとは何か、それは高浜原発を想定しているのでしょう。福井県大飯郡高浜町に位置する高浜原発は加圧水型軽水炉四基を有し、2011年初頭にはMOX燃料によるプルサーマルの営業運転を実施しています。福井県の原発ですが京都府の舞鶴市中心部まで実に35km程の距離にあるのです。

 高浜原発が仮に事故を起こした場合、30km県内の災害救助法に伴う避難命令が発令された場合舞鶴市の中心部は辛うじて30km圏外となりますが、舞鶴市の北部地域と東部地域は30km圏内に入る、舞鶴市は京阪本線でいえば37kmといえば淀屋橋から中書島、京都市の中書島までの距離になる。避難先の京都市東山区と神戸市東灘区はこれを示すのでしょう。

 広域避難の準備としまして、避難先として提示された京都市東山区と神戸市東灘区では地区ごとに京都市内の廃校となった小学校等が充てられており、一応準備を行っている事が見て取れます。もっとも、舞鶴市北部は交通難所であると共に移動販売車が展開するほどに過疎化が進んでおり、情報の徹底や避難へ交通手段確保、道路整備には課題も多々残る。

 舞鶴基地があるのですから、過疎地域の退避には海上自衛隊、また敦賀と舞鶴はじめ第八管区海上保安本部や京都府警の警備船に新日本海フェリーを筆頭とする協力企業による退避支援も当然行われるでしょう。しかし、純粋に視ますと先発接岸施設を持たない地域での海上移動には専用の上陸用舟艇型の交通船や輸送艇と水陸両用車に頼るほかありません。

 日本の原子力発電所は、人口密集地域から一定程度の距離を置いて建設される事例が多いのですが、同時にこうした地域は原子力発電所の周辺地位個だけを見れば原子力関連産業などにより人口が増大し、必然的に地域が活性化すると共に鉄道設備整備や道路整備等が実施されます。しかし、事故を想定する30km圏内まで視野を広げた場合はどうでしょう。

 原子力事故を十分想定した上で、この対処への能力構築を考えた場合、原子力事業者や自治体には想定を超えるものがあります。勿論、こうしたものへ対応策は過度に防衛力に依存する体制を構築すべきではないでしょうが、原子力事業者が多数の揚陸艦や輸送ヘリコプターを整備するには法的にも事業的にも難しい部分があり、広い議論が必要と考えます。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【検証:JR北海道危機10】北海道の鉄路維持,観光需要で存続する大井川鐵道の成功例

2018-01-08 20:10:11 | コラム
■大井川鐵道方式の提案
 北海道の鉄路維持,観光需要で存続する大井川鉄道の成功例を見てみましょう。

 観光需要だけで鉄路を維持する事は出来るのでしょうか。JR北海道への鉄路維持について、沿線自治体からは鉄路維持を求める声は大きいのですが、人口減少により自治体からの補助金や上下分離方式として路線の自治体維持負担という声は聞かれず、道庁から補助金や国の支援を求め、若しくはクルーズトレイン等観光需要掘り起こしを求める声が多い。

 大井川鐵道、JR北海道の沿線住民が求める観光需要による線路維持に成功している事例は無いではありません、歴史ドラマ等で蒸気機関車が疾走する描写で御馴染みの静岡県島田市にある大井川鐵道は、島田市と榛原郡川根本町を経て静岡市を観光需要のみで維持する。榛原郡川根本町人口は6500名、島田市は人口97000名と北海道の室蘭市と同程度です。

 静岡市といえば政令指定都市ですが大井川鐵道が結んでいるのは静岡市葵区の山間部で、南アルプスの山々が連なり標高3189mの間ノ岳 を冠する過疎地域です。特に大井川鐵道井川線はダム建設のためのアプト式山岳線の専用鉄道として建設された経緯があり、沿線自治体との経済的関係は旅客需要ではなく観光需要により維持されているというものです。

 SL急行が運行される大井川鐵道ですが、ここ数年間の赤字に対し徹底した合理化による列車本数の縮小と運賃値上げにより乗り切ってきました。この一点だけを見ますとJR北海道にも観光地を結ぶ観光需要さえを掘り起こす事が出来たならば、線路全般を維持する事が出来るかもしれませんが、問題は本数が非常に少なく運賃が高いという厳しい実情がある。

 大井川鐵道大井川本線は東海道本線と連絡する金谷駅から千頭駅まで39.5kmで運賃は1810円です、比較しますと京阪電鉄の三条駅から天満橋駅まで48kmの運賃が410円でして、大井川鐵道は京阪電鉄から譲渡された3000系電車テレビカーを運用した歴史があるのですが、運賃ではかなり高く、京都駅から東舞鶴駅や姫路駅に岐阜駅の運賃とほぼ等しい。

 大井川鐵道終点の井川駅までは金谷駅から65kmです。山岳路線なので割高ではあるのですが所要時間三時間以上、そして運賃は3130円です。阪急電鉄の河原町から三ノ宮までは75kmなのですが運賃は620円です。JR西日本ですと京都駅から220km先の岡山駅までは3670円です。札幌旭川間は136kmで運賃2490円ですが、大井川鐵道の三分の一です。

 本線の経営合理化へ列車本数削減も激甚で、赤字決算が二年連続した際に大井川本線では経営合理化策としてダイヤ改正を実施、改正前は一日14往復していた列車を8往復まで削減しています。新金谷駅では二時間に一本ほぼ偶数時に列車が運行され、急行が一本、終電は20時台です。本線の急行停車駅でこの規模ですが、なんとか観光需要で守っている。

 地域経済活性化支援機構の支援を受け、その上で銀行からの債務放棄などを行い、沿線自治体経営支援策検討協議会設置という協力関係を受け、何とか維持できている状況です。こうしてみますと、物凄い運賃値上げを行えば、線路が維持できています。JR北海道の場合は高速道路という競合先がありますが、投機などの定時性では鉄道が優位にあります。

 観光需要だけで線路を維持する事は観光資源などがあれば不可能ではない、しかしJR北海道に当てはめれば全ての路線が該当するかは大いに疑問で、そして沿線住民が許容できないほどの運賃値上げが不可避です。しかし、大井川鐵道並の運賃は北海道では劇薬で、観光需要よりも沿線旅客需要の喚起と住民の保存への参画こそが非常に重要となるでしょう。

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航空防衛作戦部隊論(第五三回):航空防衛再論,F-15後継必要と戦闘機増勢の厳しい選択肢

2018-01-07 20:02:28 | 防衛・安全保障
■F-35戦闘機毎年6機調達
 航空祭へ展示し、国民に防衛力を証明し将来の自衛官へ広報する航空機が、実任務増大を背景に減少しています、それ程に現状は厳しい。

 日本の防空へ、350機の戦闘機、航空自衛隊には冷戦時代と同数の350機を目処として、戦闘機部隊を再整備する必要はないか、現在の定数よりも70機程度を増強させる必要はないか、上記脅威を総合的に考えた場合、こうした強硬的な視点はあって行いのではないでしょうか。もちろん、現在の財政状況では戦闘機の70機増強はそれ程簡単ではありません。

 軍事力は経済力との均衡を維持できなければ長期的に破綻する、大日本帝国やソ連の教訓で、下手に増強し国庫破綻となっては長期的に防空を維持できなくなります。更に安易に数だけ増強してもよいというものではありません。しかし、中国とロシアの二方面からの脅威、そしてその増強を前に280機で充分、とはなかなか言い切れないものがあるのです。

 それでも、何らかの手法で戦闘機350機体制へ戻す必要がある、中国戦闘機の日本を戦闘行動半径に収める航空機の急速な増大とともに日本の南西諸島から九州と西日本までを含め接近する異常な防空識別圏内への侵入増大、そして米ロ対立を端緒とした北日本から東日本と首都圏にかけて接近増大、この現状に対し戦闘機は現在の280機では対応できない。

 装備不足は根性ではどうにもなりません、無理を重ねれば器材消耗で事故の連続や既存機体の消耗で早期除籍となる。仮に短期的に対応できたとしても、緊急発進は平時における任務の一部であり、この対応で有事へ訓練と装備体系更新が停滞しては有事の際の制空権確保能力に問題が生じかねず、戦闘機は冷戦時代の防衛大綱定数であった350機が必要だ。

 ただ、現在配備を進めていますF35戦闘機を中心に増強し350機体制を目指すには、少々難しい点があります。航空自衛隊が現在導入を進めているF35戦闘機は42機、141機を導入したF4EJ戦闘機の残る機体の後継として2個飛行隊分を導入する計画で進められています。航空自衛隊のF35導入計画はこのF-4EJ後継機42機で終わるとは,考えられません。

 三菱FACO等多額の先行投資を行っているのですから、F-35の調達は、ここにF15戦闘機の初期型、段階近代化改修へ対応しないPre-MSIP機の90機程度が加わり概算で将来的には132機程度が導入されることとなるでしょう。場合によっては、これは調達が長期化した場合という意味ですが、さらに現行のMSIP機の代替ともなる可能性が,否定できません。

 F-15戦闘機Pre-MSIP機の後継機を含むならば132機の導入が将来的に予想されるF35,特にF15戦闘機は航空自衛隊が導入開始となり初号機が岐阜基地へ到着したのが1981年となっていますので、F4EJは旧式化と老朽化が非常に進んでいますが、F-15Jの老朽化も無視できません。そこで132機のF35が必要となるわけですが、調達数が非常に少ない。

 F-35、現在の毎年6機の調達では22年を要します。これはF35の取得費用が高い為に多数を取得したくともできないという厳しい財政事情が影響しているのですが、F35の調達状況から仮に132機が揃うとしますと2036年まで要します。2036年まで中国の経済成長が維持できているか未知数ですが、おそらく脅威度の頂点に間に合いません、後手に回る。

 現状維持だけでも厳しい状況ですが、ここに数字の上だけで70機のF35を上乗せすることは、202機でF-15戦闘機並の数を揃えるという意味ですが、長期的には実現しましょうが短期的な取得は財政上かなり厳しいといわざるを得ないでしょう。すると、中古航空機導入か超老朽化戦闘機延命改修、安価な新型戦闘機の導入などの選択肢が必要となる訳です。

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【くらま】日本DDH物語 《第三三回》戦後日本の空母建造計画と海上自衛隊F-35B報道

2018-01-06 20:15:35 | 先端軍事テクノロジー
■日本DDH物語二〇一八
 戦後日本の空母建造計画、2017年末に報道がありましたが、あの一見は始まりでも無ければ終りでもないでしょう。2018年最初の本特集はこの視点から考えてみます。

 2018年に予定される新しい防衛計画の大綱へ海上自衛隊護衛艦へのF-35B戦闘機搭載の報道が2017年末に日本を駆け抜けました。朝日新聞野読売新聞の報道と前後し、ロイター通信やAFP通信などの外電が世界にこの情報を発しています。F-35Bの自衛隊採用という報道は自民党国防部会において新しい防衛大綱への明記が検討されているとの事である。

 防衛計画の大綱は防衛省が主管するものではなく、当然、防衛政策という政治問題であることから護衛艦いずも型へのF-35B搭載報道を受けての質問に対し、防衛省の小野寺大臣は自衛隊として進めている検討ではない、と大臣定例記者会見において明言しました。ただ、自衛隊法や憲法上の解釈からの航空母艦定義については慎重に避けた回答でもあった。

 海上自衛隊の空母建造計画はしかし、本特集が繰り返すように幾度も検討され続けたものであり、海洋国家として資源と食料を輸入に頼る日本国家が平和的生存権を享受し続けるにはシーレーンを維持し、海洋の自由、つまり公海は全ての商船が自由に航行できる開かれた海洋を維持せねばなりません。初めに航空母艦ありきではなく、航行の自由ありき。

 そのために必要な装備の筆頭に航空母艦によるシーパワーが考えられたものであり、海上自衛隊創隊前の海上警備隊時代における護衛空母供与構想、第一次防衛力整備計画における国産ヘリコプター空母建造構想、国産対潜空母建造構造、第二次防衛力整備計画におけるアメリカ海軍からのエセックス級対潜空母供与構想、と研究は連綿と続いてきました。

 第三次防衛力整備計画によりヘリコプター搭載護衛艦はるな、が竣工し艦隊航空が再建、その上で海上自衛隊はヘリコプター搭載護衛艦を主軸とする有力な対潜掃討部隊を複数整備し即応体制を維持してきました。ヘリコプター搭載護衛艦整備後にも、対潜巡洋艦とミサイル巡洋艦による巡洋艦隊構想や、ハリアー攻撃機搭載の全通飛行甲板型護衛艦構想も。

 護衛艦隊の七個護衛隊群への増勢とあわせたフランス海軍方式の航空母艦への研究、戦後日本の空母建造計画は実に海上自衛隊よりも長く続いているわけです。これは厳密には危機管理であり、ソ連海軍潜水艦部隊、その技術を継承する中国海軍潜水艦部隊という第二次世界大戦時シーレーン攻撃の悪夢が亡霊の如く脅威を及ぼしているからに他なりません。

 ひゅうが型護衛艦、ひゅうが、いせ。いずも型護衛艦、いずも、かが。海上自衛隊の全通飛行甲板型護衛艦へのヘリコプター搭載護衛艦世代交代という一大事業が完成すると共に、冷戦後欧州に訪れたような平和の配当は日本周辺では僅かで、ソ連崩壊の翌々年に北朝鮮が初の日本海への弾道ミサイル発射実験を実施、不安定な地域情勢を端的に示しました。

 沖縄が中国軍機に狙われているといわれたのは2010年まで、それ以降はむしろ九州へ向かう国籍不明機が異常増大し、ミサイル爆撃機は山陰沖の日本海へ、2017年には紀伊半島沖の西日本へミサイル爆撃機が接近するようになり、これを通常の訓練の一環と発言した中国軍発表を見る限り、今後脅威は西日本へ一度限りではなく常態化する事を示しています。

 こうした状況下で、世論全般の動静に一昔ほど防衛力強化全般、護衛艦を航空母艦運用する事も含め、国民的反発はありません。その上でF-35Bのステルス性とセンサー能力はイージス艦のSM-6ミサイルや護衛艦の艦対艦ミサイル索敵と中間指令誘導等、海上防衛に極めて重要な装備であり、遠からずその導入を真剣に検討する必要性が出てくると考えます。

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陸上防衛作戦部隊論(第六七回):装甲機動旅団再検討日本版機甲支隊案,作戦単位の増大期す

2018-01-05 20:05:23 | 防衛・安全保障
■滝ヶ原第1機械化大隊を参考
 滝ヶ原第1機械化大隊を参考に、自衛隊が戦車や人員を縮小させる政策下において実現すべき部隊案について。

 装甲中隊戦闘群は戦車中隊乃至普通科中隊へ戦車小隊と機械化普通科小隊を相互に融通し、連隊戦闘団編成時、3個普通科中隊と戦車中隊から4個の戦闘部隊、戦車戦闘梯隊と機械化戦闘梯隊を基幹とする独立した戦闘単位を捻出する方法として提示しました、細分化された戦車小隊の攻撃衝力が最小限度となりますが、連隊戦闘団の戦術単位は増加します。

 元々装甲機動旅団は戦車中隊と2個機械化普通科中隊による機械化大隊、自衛隊評価支援隊FTC富士トレーニングセンター仮設敵部隊の第1機械化大隊に範を採った編成で、機械化大隊が機動打撃力を集中する一方、軽快な軽装甲機動車と遠距離監視能力が高い中距離多目的誘導弾を統合し捜索大隊を編成、連隊戦闘団隷下に2個大隊を編成する主眼でした。

 支隊というべき独立戦闘能力を持つ装甲中隊戦闘群、これは連隊には立派な普通科と戦車の中隊長が4名も所属するのだから、防御の場合は4単位部隊として広範な防衛戦闘を展開可能とする編成に利点があり、基本単位は中隊と小隊、これは必要に応じて機械化大隊&捜索大隊か4個装甲中隊戦闘群か、と連隊長は戦闘団編成時に戦闘序列を画定すればよい。

 一方、独立した作戦能力を維持するには施設部隊が必要となります、普通科連隊には連隊の本部管理中隊へ施設作業小隊が所属しますが、従来連隊戦闘団編成時には師団施設大隊から施設中隊が配属されていました、装甲機動旅団に施設隊ではなく施設大隊を置く、としたのは、連隊戦闘団に施設中隊を配属させ、高度な戦闘工兵能力を付与するためでした。

 施設中隊、75式装甲ドーザや施設作業車、92式地雷原処理車や91式戦車橋、といった優秀装備は、機動支援として河川など地形障害突破や地雷原など障害処理、対機動支援として地雷敷設や障害形成、野戦築城として陣地構築や偽装支援に対戦車壕掘削、これらを迅速に展開可能ですが、連隊戦闘団隷下4個装甲中隊戦闘群に配備するには数が足りません。

 装甲中隊戦闘群における施設部隊は、限界に配慮し施設中隊を細分化し施設小隊を装甲中隊戦闘群へ配備するのではなく、主として防御と反撃等限られた運用に充てられるとの前提で任務を遂行するには、地雷処理器材等は人員用のもの、障害処理は人員遂行可能な範囲内、普通科部隊等と協力した野戦築城、汎用器材の施設運用指揮、等とすべきでしょう。

 具体的には、掘削作業と排土板等による均土作業を可能とする航空自衛隊のウニモグ多目的車派生射場多目的車かJCB社製HMEE工兵多目的車を施設多目的車として配備し、障害処理等に対しては70式地雷原処理装置搭載装甲車、3t半ダンプ車、以上3両を基幹とする施設分遣隊を、施設中隊から捻出します、2個施設分遣隊で小隊規模、と小型編成のもの。

 連隊戦闘団に配属される施設中隊は中隊長が掌握します、連隊長が装甲中隊戦闘群を編成する際に施設分遣隊として、隷下小隊の半数を派遣する一方、75式装甲ドーザや施設作業車と92式地雷原処理車や91式戦車橋を装備する小隊は、本部管理中隊施設作業小隊も掌握し、大規模な築城や障害処理には中隊全体が対応する事で能力を最大限発揮できます。

 装甲中隊戦闘群へは最小限度、施設分遣隊、としまして、ウニモグ多目的車派生射場多目的車等の施設多目的車と70式地雷原処理装置搭載装甲車及び3t半ダンプ車、以上3両を派遣し、陣地構築や障害処理を最小限度実施し、有力な戦闘工兵や架橋支援等が必要な状況では、連隊から支援を受ける、これにより現実的な独立作戦力を整備する事が可能です。

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平成二十九年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2018.01.06/01.07)

2018-01-04 20:04:15 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 年末年始、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。旅先で雪中行軍を強いられたほど、悪天候が続いた年末と年始からの天候回復、幸先が良い。

 今週末は仕事始め間もない、という事もあり自衛隊行事は実施されません。来週には部内行事として航空部隊による飛行訓練始めが実施され、また来週末には空挺団降下訓練始めが平日の金曜日に実施されますが、自衛隊行事はまだ年末年始、実施には相応の準備と予行が必要ですので仕事始め即一般公開、とはできないようですね。もう少し北大路機関も年始特集を行おう。

 今週末の自衛隊行事無し、という週末には金曜日の夜からプレミアムフライデー関係なしに集まって酒宴を愉しみたいところですが、行きすぎますと翌日が凄い事になります。そんな中、敢えて〆にカレーを嗜む、なんていう御話し、佐世保で聞きました。もちろん中の人から。ブラックカレーという24時間営業の洋食屋さんが深夜にカレーを出している。

 深酒のあとにはウコンが利く、というのはテレビコマーシャルで散々ありますが、かれこれ当方が五年ほど前に富山で記録的な深酒を強行した後、これは翌日に響くなあ、と危惧した中でウコンが良いらしい、という事を思い出し、購入したウコンドリンク剤を一服したらば、翌日信じられない程にさわやかで、ウコン効くなあ、と感動した事がありました。

 カレーは、ウコンが入っています。ウコンはターメリックと同じもの、故に深酒したらばターメリックがしっかりスパイスの幅を利かせたカレーを頂く事は、ウコンをしっかり服用している状況と同じという。深夜にカレーは体に悪そうだなあ、とは思うのですが、行き過ぎた深酒には深夜営業のファミリーレストランででもカレー、海の男たちの情報です。

 さて撮影の話題、自衛隊関連行事へ展開する際に、どこまでの撮影機材を準備するかは毎回悩む旨はこれまでも紹介してまいりましたが、カメラバックをどのように携行するか、もしくは撮影機材をどのように収用して準備するかも難しい視点です。カメラバック一つにまとめてしまうか、二つに分けるか、一泊以上の撮影展開では着替え始め衣類等をどのように扱うか。

 カメラバックは、大型の単焦点レンズを携行する場合等に、これを収容して、且つその上でほかの撮影機材を、となりますと相当大型となってしまいます。CANON等の大手デジタルカメラメーカーではカメラバックも販売していますが、単焦点レンズを収容するバックは、単体輸送用のカバーか、大型の全てを収容するカメラバックに分かれていますね。

 旅客機や鉄道で撮影に展開する際には、すべての荷物を自ら搬送しなければなりません、すると一つを思い切って背負ってしまうか、二つに分けて襷掛けの如く均衡を採れるよう携行するかで、それこそ一日中歩いている状況や撮影場所まで長距離を移動する状況では大分疲労度が変わってきます、最適解は在りそうで実は無いので試行錯誤を重ねましょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の自衛隊行事はありません

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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迎春二〇一八:重ねて新年あけましておめでとう,本年も北大路機関をどうぞよろしく

2018-01-03 20:18:00 | 北大路機関特別企画
■北大路機関,正月三日の御挨拶
 Weblog北大路機関より、重ねまして本年も北大路機関をどうぞよろしくお願いいたします。

 新しい一年が始まりましたが、北大路機関でもよりよい我が国防衛力や防衛問題の理解と安全保障政策への視座、そして我が国土と歴史の旅情を提供できるよう一層の躍進を期しています。旧年中は新たに、M3速報、日曜特集、京都幕間旅情、京都発幕間旅情、としましてここ数年間に停滞していました行事紹介写真と名所旧跡を紹介することができました。

 日曜特集は陸上自衛隊駐屯地記念行事、海上自衛隊艦艇広報、航空自衛隊航空祭、在日米軍日米友好行事、外国艦艇親善訪問、を過去に速報記事を掲載したままとなる行事写真の回顧録として、毎週日曜日に写真24枚、これはフィルム時代の24枚フィルムの枚数に併せて、紹介してきました。本年もこの日曜特集について一層の充実を展開して参ります。

 7D特報として本年は旧年より試験的に開始しました行事速報の一眼レフ写真による特集を強化してゆきます。これはSDカードをノートPCに指し込み、撮影の帰路車窓とともに速報記事を作成し掲載するM3速報とは別の、若干間を置きつつ行事の詳細な写真をお届けすることを期しています。こちらは日曜特集とは別の12枚編集の写真として継続できるでしょう。

 M3速報、EOS-M3はミラーレス機種でCANONはミラーレス用レンズの開発に積極的ではなく、中望遠域を含むズームレンズは大きくなり過ぎ、しかもAF精度が低すぎて実用性がありません。そこで一眼レフAPS-C機種では世界最高と信じるEOS-7Dシリーズを主力とし、7D特報、としましてM3速報記事に続く特報で行事を紹介できれば、と考えます。

 旅行、北大路機関では2005年のOCNブログ時代より旅行記カテゴリ記事を掲載していますが、GOOブログへの移行にともない標準仕様として旅行記とは別に旅行カテゴリ、標準仕様としてグルメカテゴリが追加されました。北大路機関記事の特色上、グルメについては整合性が難しく、この中で閑散ではありますが可能な範囲で記事掲載を行ってきました。

 旅行記では京都幕間旅情を掲載しています一方、旅行記と重なる旅行カテゴリについては、今後新しい記事体系を構築してゆく予定です。また、グルメ関連記事についても、現在のところは閑散としていますが、更新頻度を高め、しかし全体の均衡に調和するよう、年末年始や連休に併せて、もう少し自衛隊行事などと絡めて幅広く掲載してゆきたいですね。

 誤字脱字について、多少は改善されたのでは、と考えています。これは事前記事作成を念頭としまして、いったん作成した記事を一定期間おいて掲載しているためです。一方、速報性を重んじる場合にはこの限りではなく、特にこの傾向は第二北大路機関に顕著です。ただ、誤字脱字に関しては最盛期ほど酷い状況は払拭できたのではないか、と考えています。

 コメント欄については、多くのコメントをいただいていますが全てのコメントにお返事できない状況が昨年だけでなく続いています。ただ、いただいたコメントは全て読ませていただいています。また、コメントにてご提案いただきました視座やご指摘は、以降の記事作成へ大いに参考にさせていただいています。その上でコメントへのお返事を全てお返しできないのは残念ですがご理解いただければ、と。

 トラックバック機能が昨年、GOOブログより廃止されました。トラックバック機能は北大路機関と第二北大路機関をつなぎ、第二北大路機関が毎月101から234記事を掲載する中で、北大路機関のニュースソースを掲載し、いわゆるフェイクニュースの社会問題へ正面から取り組む重要な手段として用いていただけに、大きな問題として受け止めています。この点についてはもう少しお待ちください。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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賀正二〇一八:新しい一年のはじまりと共に益々の躍進と発展を祈念します,本年もよろしく

2018-01-02 14:41:00 | 北大路機関特別企画
■謹賀新年二〇一八
 はじまりました2018年、明けましておめでとう!、さあ、一年の始まりと共に毎年恒例の企画もはじまります。

 タカオさん、“人間と言うユニットを乗せていれば あんな戦術も可能なのか… あのユニットは私も欲しいな… 特に… 401に乗っているユニット達が 私は欲しい…”、万年人手不足の北大路機関では全く同感ですが、こちらとしては誤字脱字と添削や事実関係の確証を執筆支援するなにか、AI的なものがありますと、助かるのですが、ね。技術の発展を待とう。

 姫柊雪菜さん曰く“いやらしい…”、と。お、おう。“獅子の神子たる高神の剣巫が願い奉る!破魔の曙光、雪霞の神狼、鋼の神威をもちて我に悪神百鬼を討たせ給え!” 雪霞狼を駆使する瞬間の中学生が喜びそうな格好いい台詞と言い回し、本文を極力短縮し余分を省く文章と格好よさの両立の一文、Weblog北大路機関でももっと増やしてゆきたいですね。

 武部沙織さんのお言葉です、“下手な鉄砲だって数撃ちゃ当たるって! 恋愛だってそうだもん!”、恋愛についてはまあさて置き、Weblog北大路機関はもう少し広い視点から広い関心事に対応する記事を作成する必要もあるのか、と考えさせられることがあります。分野が広がれば散布界が広がりすぎて、掘り下げに限界が生じますが、この点も考えたい。

 霞ヶ丘 詩羽さんのお言葉に、“本当に作りたいものが何なのかまだ見えてないんじゃないかしら?ここであきらめても、いままでと変わらない消費豚としての日常が待っているだけよ”、という深いお言葉があります。当方も特集記事等はもう少し簡潔に、しかし明確に意図を伝え討議の着火剤となれるを目指しています、撮るだけ上げるだけでは成りません。

 高坂穂乃果さん“こんな気持ち、初めてなんです。やってよかったって、本気で思えたんです。今はこの気持ちを信じたい。このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。応援なんて全然もらえないかもしれない。でも、一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って届けたい。いま、私たちがここにいる、この思いを”、というお言葉です。なるほど。

 園田海未さん“みんなのハート打ち抜くぞー!♪ バーン!”、いろいろと考えさせられるお言葉ですが、写真を表現の主たる位置づけとするこの北大路機関ですが、この角度の写真ならば、写真の情報量が有する平面の限界以上の感慨と関心を集められるかな、という成果が稀にあります、そんな情感をお伝えできるような技量の向上を図りたいですね。

 南ことりの御言葉には“笑顔を忘れちゃダメ!、ヨキニハカラエミナノシュウー”、という、北大路機関は今年が創設から15年、Weblog北大路機関創設から13年という長い期間に渡り運営して参りました。中には誤字脱字など指摘されますと、ヨキニハカラエミナノシュウーサラバッ!、と逃げ出したくなる時もありますが、昨今多少改善したでしょうか。

 おかげさまをもちまして、Weblog北大路機関は繁忙期の多忙期にも記事の事前作成と校閲実施により毎日の更新が実現しています。陸上防衛改革広域師団構想、くらま海上自衛隊戦後空母建造計画、航空防衛論、と陸海空の特集連載を継続しつつ、新年を迎えました。実はこの三特集は掲載と共に一定の方向性と結論と共に再検証を重ね特集を掲載しています。

 新しい一年、本年の撮影遠征計画は文字通り新年度以降は計画中であり、本年はどのような迫力ある写真を撮影できるのか、新装備と接する事が出来るのか、名所旧跡の散策の試み、新しい企画記事の作成、こうした部分も含め皆様の関心誘う記事を毎日掲載予定です。2018年は北大路機関創設から15年目、Weblog北大路機関解説から13年目の年となります。

 毎年恒例の企画や、多数が蓄積されている行事写真の紹介方法等も堅実に掲載してゆきますのでお楽しみに。またご高覧の際の感想もご意見等お寄せいただければ幸いです。新しい一年は文字通り此れから始まる白紙の一年、それは同時に可能性の始まりでもあります、本年も皆様のご多幸と充実達成感に溢れた一年となりますよう、本年もどうぞよろしく。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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