原初感情のひとつが、「怖い怖くない」という感情だということを、生き甲斐の心理学で学んだ。
日々流れ逝く感情の流れ、その感情一つ一つに「怖い怖くない」という要素が入っているというのだ。
感情が、いくつかの原初感情から成り立っていて、多元的な豊かな感情世界を形成していると思うが、この「怖い怖くない」はそのひとつの次元だと実感する。
ベランダにチェリーセイジが咲いている。人それぞれだと思うが、愛らしく好きな花であるが、今日の私には、かすかに怖いという感情が湧き上がる。
怖いという感情は、幼い頃から確かにあり、小学校に上がるころから、両親から聞かされた怖い話や、マスメディアからの怪談等の話などは、人格形成に大いに影響を与えていると思う。
そして、重要な人生での経験、体験の意味づけも、この感情なしには解くことは出来ないように思う。
さらに、日本人として育った私には、日本文化の影響も多大だと思う。それは、この感情を取り巻く思考や行動の伝統から成り立っている。次回から4回、文化の影響について考察していく。
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(新宿御苑の池で、顔を出す鯉)