企業で30年近く仕事をし、様々な研修を受けたが、感情に関するストレートな研修は無かった。
企業(NPOなども含め)でも勿論カウンセリングの知識の一部は研修で応用されている。対人関係の取り方が重要な営業とか管理職の仕事には当然、臨床心理学の知識は役にたつだろう。
ただ、現在のように、企業環境が厳しくなり、従業員の相互コミュニケーションが取りにくくなったり、人によってはこころの健康が危なくなってきている状況を考えると、基本的な感情の知識は万人に必要な時代なのだと考えるようになった。勿論、対人関係を仕事とする職種(福祉・医療・保健・教育・管理職・営業職等など)は絶対必要であるが。
例えば日々刻々と変わる感情の流れを、どう捉え、どう考え、どう対応するかという知識。ディベートが思考の世界を重視したトレーニングなら、感情の世界をトレーニングすることがあっても良いのではないだろうか。
この中で、反省をこめ、自戒をこめて思うが、心理療法やカウンセリングの知識により(勿論身についた)感情的な諍いや混乱は減少していくのではないかと思う。
ただでさえ、暗い感情が支配しがちな毎日であるが、生き甲斐がある、健康的な感情生活を送ることができることも事実である。
御興味のある方は h.mori@npocull.org に御一報をください。
<社会 6/8>
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