イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

身の丈にあった世話 (停滞感からの脱出 4/10)

2019-01-20 | 第九章「愛」

 停滞感をもつのは35歳ごろからというのがエリクソンの理論であるが、そうした時のポイントの一つは他者への世話ということがある。年からして次世代、次次世代、子供や孫の世代に気を配るという意味がDNA的にあるのかもしれない。

 しかし、他者の世話というのは修行が必要で簡単ではない。おせっかいと言われるのはまだしも、非難されたりの思わぬ反撃にあうことすらある。まずは、経験などでカバーしやすい身の丈に応じた世話が良いかもしれない。

 対象はといわれると、人もあるが動物でも植物でも、時には単なるモノでも世話は成り立つようだ。若かった学生時代に友人と話していて覚えているのは、「部屋を片付けろ」と父親に言われるのだが、父親というのはそれしかないのか?という疑問だった。しかし、エリクソンを学んでモノを大事にするということ、もったいないという感覚はある年代にならないと本当の意味で分からないと感じている。

 さて、今日は自己実現のことを考えている。自己実現という言葉は、語感から凄い利己主義的なもの個人主義的なイメージが強い。しかし、本来の意味では昨日のメメントモリと関係しているのであり、もっと広く、それこそ世話といった領域もカバーするのだと思う。私も恥ずかしながら「縄文小説」を実現しようと考えているが、それは世話の問題と切り離せない問題である。

 私が5年前くらいに古代研究と生き甲斐の心理学の延長線上に縄文を発見し、縄文小説を書いてみようと決意したときは、世間は殆ど縄文に関心がないようだったが、今では東京国立博物館での縄文展で30万人以上人が集まる時代に変わってきた。その中で、縄文小説を宣言する有名な作家先生も現われだした。そして煩悩具足の凡夫の私も、いろいろ妄想するわけであるが、やはり身の丈にあった、そして妥協してはならないときに妥協しないような活動をしたいと思っている。そして、それは一つの縄文文化からのメッセージではないかとも。ひたすら親から周りから作り方を学び、感謝を忘れないで縄文土器を創り続けた祖先のように。

 縄文文化は日本人だけでなく世界的に観ても重要な領域なのである。氷河期が終わってからの13000年くらいの縄文時代は、世界史的には中東等での初期の農耕文化、牧畜文化の始まる頃から、四大文明が花開く時代、旧約聖書の時代、旧ヨーロッパ、中国やインドの哲学者や宗教家が生まれた時代、ギリシャ文明・・・などと重なる。まともに論じるには世界史という視点だけでも膨大すぎて老骨の身には担いきれない。しかし、私は日本には珍しいカトリック信徒でアラスカの異文化経験もあり、これまた貴重なU先生の生き甲斐の心理学を通じての比較宗教学の世界も垣間見ているので、次世代の方々になにかバトンタッチできるものがあるようにも感じている(妄想かもしれないが)。そして、その基本を大切にしたいと思う。

停滞感からの脱出 4/10

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