イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

十薬(ドクダミ)

2006-06-25 | 2006年度(1/13まで)
 梅雨の十薬(ドクダミ)の臭いは強烈で、幼年期から馴染みの草である。庭の隅の日の当たらない場所に生えており、梅雨の頃に十字の白い花をつける。
 今日は、大掃除の手伝いで、十薬(どくだみ)を沢山抜いた。ただそれだけであるが、臭覚という五感の一つを充分意識させていただいた。視覚、聴覚といったメジャーな五感と比べ、臭覚はちょっとマイナーであるが、独特の特性を持っているように思った。視覚や聴覚より、より動物的で感覚の持続性というか余韻が強いように思える。
 十薬(ドクダミ)の臭いは、なにか、陰湿な蜘蛛や菌類、ナメクジのようなものを想起させるが、その一方、覚醒と緊張をもたらすように思える。
 私にとって、早春の沈丁花の香と十薬(ドクダミ)の臭いは今でも、臭覚を意識させられる植物である。

時間

2006-06-24 | 2006年度(1/13まで)
 宇宙の年齢は137億年と最近の調査で判った。地球が誕生し生命が出現したのは、40億年前と云われる。海生動物が誕生したのはカンブリア紀5億年前である。その後パンゲア超大陸が2億9千年前に誕生し同時に大量絶滅が起こる。
 1億年前ごろに大量絶滅が発生し、恐竜も絶滅する。そして、人類の仲間が5百万年前に誕生し、160万年前には氷河期。そして1万年まえから人類が発展してくる。
 一方人の寿命は、平成17年の調査では日本の百歳以上が12,670名ということである。平均余命が伸びていくといわれていても、百歳は貴重ということだと思う。
 2億年後の地球を描いた本もでて、ちょっと見たが、人類は消え不思議な動物の闊歩するようになるようだ。
 ノッペラボウのように過去から未来に伸びる時間はこんなものかもしれないが、量子力学が相手とする最短の時間はプランク時間(クノロン)でコンマ以下に0が40以上も並ぶ超短時間である。そして量子力学の世界では、不思議な現象が多くあり、少なくても現代の物理学では解明しきれない重要な原理が隠れているといわれている。
 そんなことを思いつつ、考古学や物理学の本を読んでいる。ユースフルライフ研究所で学んだが、心の世界の不思議さを思うとき、こうした一見関係ない勉強も役に立つように思える。

サッカーと祈り

2006-06-23 | 2006年度(1/13まで)
 オーストラリア-クロアチア戦で、あるクロアチアの選手が十字を切った映像を見た時、胸が熱くなった。私が幼児洗礼のカトリック信徒であることもあるが、何気ない生活の場で無心に十字を切ることに感激するからだ。ミレーの晩鐘という名画がある。遠くの教会の晩鐘で、夫婦で天使祝詞を唱えている構図である。祈りと生活の関係は味がある。
 
 

距離と私

2006-06-22 | 2006年度(1/13まで)
 ミンコフスキーの距離、ユークリット距離など距離の理論が大きな貢献をしている。こうした数理的、物理的な距離も大いに興味があるが、人間と人間の心理的距離に関しても大変興味がある。以前ヤマアラシのジレンマという、暖かさを求め近寄りたいが、近づくと相手の棘にささり、その結果バランスの良い距離を保つことになるという興味ある本を読んだ。
 いろいろと距離について考えることはとても楽しい。

母と私

2006-06-21 | 2006年度(1/13まで)
 母と私の年齢差は21歳である。幼児のころも、55歳を迎えた今も。幼かったころや、そう40台になっても良く喧嘩をしたが、もうこのごろは定期的に会っても、楽しいばかりで言い争いなどはしなくなった。
 年齢差/実年齢=21/55=38.2% と年齢差の実年齢に比率が縮小していることもあり、だんだん友達みたいになってきているのかもしれない。