イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

無表情なテレビ

2006-06-20 | 2006年度(1/13まで)
 先日テレビの朝のバライティ番組の生放送を久しぶりに見た。そして、おもしろおかしく話される数名のタレントの感情が読み取れず、疲れてしまった。プロフェッショナルとはそんなものなのだろうか。その反対に特別出演者の一般人の言動に豊かな感情を感じてほっとした。不思議なパラドックスであった。

汽笛と私

2006-06-20 | 2006年度(1/13まで)
 石川啄木の「一握の砂」に次の短歌がある。

 遠くより
 笛ながながとひびかせて
 汽車今とある森林に入る

 幼い頃、両親に連れられて広島県の父の実家に汽車に揺られて入った記憶。あるいは、都心に住んで居たととはいえ、夜間に貨物列車の汽笛が聞こえた記憶がある。汽車の汽笛は独自の淋しさが、醸し出される。
 その淋しさを感じながら、今つくづくと思うのは、この国の貧しさと、良き人々である。

人生設計と私

2006-06-18 | 2006年度(1/13まで)
 意識して、システマティックに人生計画書を作るようになってきたのは1996年ごろからだと思う。富士ゼロックス総合教育研究所のライフデザインの講習を会社の補助と自腹を切って受講したときからであった。40台後半の子供の教育、責任を増す仕事等々の悩み多い時に、仕事、財政、趣味、老後などを設計した3日間は、本当に貴重であった。そして、スティーブン・R・コヴィー博士の「七つの習慣」やタイムマネジメントの手法との出会いも貴重であった。その結果は、人生に良い結果をもたらして頂いた。感謝である。
 そして、こうした10年の人生設計の経験から、一番重要な人生設計のポイントが判るようになってきた。それは、巷に溢れている本の中では意外に明らかにされていない。
 計画書を作成して、あるいは描ききれない時に自分の心に生じた、ストレス曲線の感情との対話がポイントである。ユースフルライフ研究所で学んだ「生き甲斐の心理学」の「CULLカリタスカウンセリングの原理」を応用することである。
 計画は人生を破壊するような凶器になりうるところがある。場合によっては人を死に追い込む。その計画に自分でも気づきにくい深奥の潜在意識を充分反映させることが重要だと思う。

人と動物の関係

2006-06-16 | 2006年度(1/13まで)
 愛犬「のこ」の写真である。既に4年間家で飼っているが、言葉はしゃべらないが、家族の一員という感じである。私がごろっと畳で寝ているとそばに来て、体温を感じるようにしてすりより、「キューン」というような小声をあげて甘える。犬にも愛の原型があるように思える。
 We are not alone. という有名なキャッチフレーズのSF映画があったが、何も宇宙人と接近しなくても私達の身近には、犬などの動物がいる。
 私達の祖先が残した、絵画、神話などには多くの動物が画かれている。地球で共通の仕組みのDNAで描かれた動物と人間。血が違うので肉親には絶対になれないが、友人になることができる不思議な関係である。

不思議な関係

2006-06-15 | 2006年度(1/13まで)
 古池や蛙飛びこむ水のおと
芭蕉の名句であるが、古池の静寂と対称的な蛙の飛びこむ音が印象的である。この名句を思いつつ、不思議な関係ということについて考えてみた。
 ある関係性を考えるとき、ロジックで几帳面に因果関係を追っていく方法と直感的、幾何学的、高次元的にイメージしていく方法があるように思う。前者の例は、日常的に特に仕事の場面でよく現れる。効率性を追求したり利潤を追求したりする場合がこれだ。倫理・道徳もこの世界である。
 もう一つは無意識に根ざしたイメージの世界だ。このイメージの世界の大切さはは産業革命の後20世紀になり、理詰めの理数系の分野で、相対性原理や不確定性原理、素粒子論の世界で認識されてきた。また、構造主義など文科系の分野でもイメージの世界を大切にした研究が進んだ。そして、無意識に根ざしたイメージの世界に、人類の英知や真理が宿されていることが予感されてきている。イメージの世界、無意識の世界は真理の世界に直結しているということだ。
 20代、30代の私と今の50代の私を比較してみると。真理を追究したいという傾向は同じであり、正義感も変わらない。しかし、信仰、職業観などの変化はロジックや因果関係で説明はつき難くカタストロフィ的である。
 これは自分の変化ー関係性の一例であるが、世の中にはこうした不思議な関係がいろいろあるように思える。
 不思議な関係をこれから見つめていきたい。