5月14日(月) 晴れ 湿り気が多いのか 朝陽もぼんやりとしてしている
朝から草刈りをしたい手入れを怠っていたラベンダーの枯れ枝を片付けるのに時間を取られた。作業をしている間に燃やしてしまえば一石二鳥ということで、腐った薪材も片付けることにした。明日は雨と云うことなので、焚き火をするには好都合と、本格的に薪割り機を持ち出して腐った木を使えるものと焚き火にくべる材とを分けた。腐った木には必ずクワガタや甲虫類の幼虫がいる。これを狙ってからやたらにスズメ蜂が多い。黄色オオスズメバチではないが、姿を見ると恐ろしい。俺のレーキの柄に数匹が止まっていて俺が使おう近づくと威嚇するように羽音を立てる。図鑑で見るとキアシナガバチと云い、幼虫を切り裂いて筋肉質の部分を喰って内蔵は捨てるという。残った肉はダンゴにして巣に運ぶそうだ。
背模様はにているもの、恐さを感じさせないヒラタアブは花の端境期で密を吸うのもタンポポ程度、ニワゼキショウが花を開いているがこの花は余り蜜を出さないようで長居はしない。得意のホバリングを多用しながら花から花へ移る様は愛くるしい。
焚き火が安定したところで、花壇の草取りや、ラベンダーの枯れ枝を整理した。花壇では鈴蘭の香が風にのり素晴らしい芳香を漂わせている。
午前中は道路沿いの草刈りまでいけると思ったが、昼飯になった。久しぶりの外飯、カレーだが、上にオムレツが載っていた。アスパラも我が家産?電気夏みかんは外仕事の時には身体に良さそうだ。今日のランチョンマットはKsデンキ ・ ・ ・ この所Macに食指を伸ばしてる俺を知ってのことで牽制なのだろうか?
昼飯の後は道沿い、ハケの草刈りから始めた。ここで見たのはオカシナ形のキアゲハ?羽化したてなのか、この状態で芹を刈ってしまうと蝶も死んでしまいそう。この部分をさけて場所を移動した。
午後は目一杯草刈りに徹したが、花や虫がいてなかなか作業がはかどらない。ススキの大きな株の根を掘り出したり、繁茂しすぎたグミの剪定をしたりと、草刈りだけでは終わらない。夕方にはホボ燃えた焚き火に水を掛けてしっかりと消えるのを確かめた。これは5月の末、カッコーが啼いたら種を蒔く畝に入れようと思う。豆は焼き畑で良く採れると云うのだから、炭状になった燃えがらも良いのだろう。
全ての作業を終えると6時はとっくに過ぎていた。見上げると黄昏、都会では仕事を終えるとネオンを見上げるのだろうか、山裾では黄色に輝く曇を見る。都会に住む一頃は新宿高層ビルに通うことも多く、高いところから遠くに見る景観を好んだ。そう言う素地があって、標高830mの田舎暮らしを選んだわけではないが、この地は東京スカイタワーよりも高く、数値だけを比べれば見下ろすことになる。住めば都を例えれば、信州の山では標高1000mになると朝晩の霧の発生が多い。500mでは都会と変わらない平地があり、既に住宅地となっている。山裾集落を田舎暮らしに選んだのは、「別荘地でないこと」「集落内でも隣の家とは離れていること」一番拘ったことは「なだらかな南斜面であること」だった。
東京スカイタワーも都会では見上げる人が多いだろうが
山裾は830mスカイターワーは遙か下にあることになる
信州から観光バスを仕立てて、足下を覗きに行く