5月23日(水) 霧 晴れるが風は冷たい 午後からは曇が張り出す
このところ早寝早起きを実践している。しかし、夜型の俺は寝るのがどうしても遅くなる。今朝の起床は4時半頃だったか、そとは既に明るいが霧が窓の近くまでただよい陽の光は無かった。1時間もたつと風で流された訳でもないのに霧が晴れた。太陽が高く昇ったので上から照らされた熱で霧が蒸発したのだろう。曇は幾筋も帯状に流れその間から青空と太陽が顔を見せる。太陽がでたときは明るく何の変哲もない風景だが、雲間に太陽が隠れると天空の曇は朝焼けの様子を見せた。
朝の内に明日、社協がらみの会議があるが、時節柄昨年度の事業報告や決算報告の資料が送れてきている。数字を見て比較をしても自らの活動を顧みることになり反省しきりとなる。町内には30余の老人クラブが組織されているが、その多くは青息吐息と云っては申し訳ないが、町民の高齢化に反比例して会員が減りクラブの存続ができないと云われている。また、当初の目論見は集落内の高齢者予備軍を活性化させるために「ふれあいネットワーク」と云うのがあるが、これも、31集落のうち17団体(集落)でしか組織されていない。この中でも、継続して活発に年中行事を行っているのは僅かな数と云われている。社会福祉の御旗を立てて運営される社会福祉協議会もこれに対する策がないと云う。予算は数年前と同じ額をだし、申請書も変わらずの書式、ある意味では俺も社協の内側の人と云う立場となるが、今時の高齢者へのサポートは何なのだろう?明日の会議でこの点を発言し意見交換ができれば何かを掴めるのだろうか。
細かい字ばかりを眺めていたので、しばし、庭を一廻りと外へでるとボイラー室のガラス戸で蜘蛛が何かを咥えていた。ハエトリ蜘蛛の仲間だろうか?捕らえられているのはヒラタアブだろう。以前見たのは蜘蛛の巣に掛かったアブに蜘蛛が取り付き糸でぐるぐる巻きにして消化液をアブの腹に送り込んでいたが、この蜘蛛は糸で網を張る蜘蛛ではない。自分の身体以上の獲物を咥えて軽々と歩く姿は恐ろしい。
ハエトリ蜘蛛は網を張らないということで枯れ草の中や草の間の地面にいることが多い。庭を歩いていて足下で何かが動くと見るとこの蜘蛛だ。しかし、眼でも獲物を狙い距離を定めて飛びつく。飛びつく瞬間を見たいのと、その眼球がどうなっているのかも知りたい。具合良くガラス戸にいるところを下から撮影、しかし、眼がハッキリと写らない、それではフラッシュをと云うことでパチリ。蒼く光っているのが眼なのだろう。次回、オメニかかったときは顔だけをクローズアップしよう。
グミの花の甘い香りが風にのってくる。近くまで行くと咽せるような甘さに誘われてか蜂や蝶が多い。蝶が多いといってもウスバアゲハ(シロチョウ)だけが数頭飛び交っている。この蝶は翅の胴体側には沢山の毛のような物で覆われている。アゲハチョウの仲間とされているのが不思議だ。胴体の外側から腹を守るかのように黄色いブラシのような毛が着いている。飛ぶのは不器用だが食草はムラサキケマンやヤマエンコログサを喰うと云う。ムラサキケマンは山裾集落至る所にあるし、グミの木の近くにも沢山ある。こうなるとまた、草刈りが出来なくなる。ムラサキケマンは大きな株になり背丈も膝以上に伸びている。次は幼虫を観察してみよう。
去年はグミが成らなかった。雨で受粉がうまくいかなかったようだ。今年はこの先一週間は天気が良さそうだ。夏には沢山のグミが成って欲しい。