5月5日(金) 豪雨 青空と太陽 雷曇雷鳴 気まぐれな一日
早朝の豪雨がウソのように晴れた朝、集落の公園につくと既に作業が始まっていた。平成18年から始まった集落の公園作り、昨年度までの5年間で平地の部分の計画が案了した。休耕田だったところを寄付してもらい、集落の中央で平坦地に皆で集まれる広場を作ろうと云うことが始まりだった。
今年からは公園から登る斜面とひな壇状に整備した斜面に桜を植える。中輪淡紅色八重咲きの十月桜、しだれ桜、遅咲きの重厚感のある八重桜、それぞれ10本づつの苗木を植える。また、公園入口にシンボルツリーとしてドウダンツツジの一つの株から数本の幹がでている木を植えた。これは春には白い花を、秋には深紅の紅葉が見られるとことから選ばれた。植木は森林組合で調達したのだが、植えるのは植木やならぬ俄仕立ての集落の若衆が担当した。重機も自家用で手付きもなれたもの、手際の良さに感心する。
桜を植えるのは上の地層が見える崖のしたまで、これは公園を作る最初の年に、オガタバックフォーなどで自分たちで整地をした。 バックフォーで穴を掘りシャベルで崩して堆肥を入れる。堆肥と土を混ぜたところへ苗木を植えていく。次の組が支えを柱を立てて紐で縛るのだが、この添え木は頼んでおいた材料が届かなかった。予定では6日に作業をすることになっていたので、当座の作業といては身近に有る材料で二人が組になって作業に当たった。
添え木で支えた根元には更にバケツ一杯の水を注ぎ入れる。しかし、この山の上まで水を手で運ぶのは大変だと、キャタビラ着きの運搬車の登場を願った。
30本の桜を植えるのは数から見ると少ないようだが、この精鋭部隊でもしばし休憩をとった。ひな壇状の斜面にバランス良く配置し、ランダムに植えようということで、植遠くから見て携帯電話で右とか左とか云うのだが、これは少々難しい。少し離れただけでも桜の苗木は見えないのだから。途中では雨が降り出し雷が響き渡り避難は四阿へと逃げ込んだ。
昼飯はいつものように、焼き肉を囲んでと云うことになったが、雨降りを気にしながらも最後まで濡れるほどのことはなかった。今日の作業で75%は終わったのだが、あとは見回りと鹿対策がどれほど必要になるかが課題となった。
俺は重機の使いもスコップの握りも得意ではない。俺の仕事はこれから ・ ・ ・ 補助金の扱いと事業報告をする役になっている。10年も経つとこの山全山が桜に埋め尽くされると思うが、大勢の方に見に来てもらい楽しんでもらいたい。そういうときに美味しいものが一品でも二品でも茶店で影響することが俺の夢なのだが ・ ・ ・
五年の区切りと全山 桜に覆われる夢の始まり おつかれさまデシタ。。