田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ブルーが爽やかさを吹き込む トラフシジミの神秘

2012年05月24日 | 日記

5月24日(木)  快晴  さややかな皐晴  午後には 曇がひろがり蒸し暑くなる

昼過ぎに社協の会議を終えて家に戻ると、まだ、花を開かないバイカウツギで何かが動く。軽トラのハンドル越しに見ると黒と灰色の影が舞っているようにも見えた。車を少し離れた処に止めて急いでカメラを取りに家に入る。

トラフシジミ 以前に見た物より紋様がハッキリしていることから春型なのだろうか?そのときはカメラを持っていなかったため記録が出来なかった。なだらかな坂道に沿って植えた梅花卯木を一株ずつ、しかも、まだ硬い蕾の天辺で足踏みをしながら渡り歩いては、飛び次の株に移っている。2~3株先に行き待つことにした。蕾より低い位置に中腰で構えていると来た。俺の頭の上で驚いたかのように高く飛び上がり一瞬だが姿を見失った。ゆっくりと首を廻すとイタ。余りにも近すぎてレンズでは覗けない。少し待っていると目の前の蕾に移り盛んに尻で蕾を擦っている。卵を産み付けるのだろうか?そのときの仕草が丸い飾り翅を両脇に広げ更にシッポのように飛びでた翅を上下に動かす。蝶の動きに合わせて中腰で移動するのがキツい。

其れまでは卯木の葉に止まるときも蕾に尻を擦り着ける時も翅は閉じたままだった。少しだけ休憩と思ったのか、ゆっくりと翅を広げた。俺が想像もしなかったブルーで、しかも光沢があり、そのグラデェーションが素晴らしい。翅を広げたところを上からカメラに収めたいと中腰からゆっくりと高さを変えていくと一瞬、ファインダーから消えた。瞬間的に左目で中空を探したがいない。だいぶ長い間のその場で待ったが、二度と姿を表さなかった。

 

トラフシジミが来ていないが、今度は坂道の下から歩いてみた。一番下の4つの株は昨年、挿し木で育ててあった小さな木を植えたが、その次からは植えてから10年が経つ。蝶を探してると蕾にアブラムシが着いているのを見て、昨年の記憶が甦った。アブラムシがいるところにはテントウムシがいる。このことを思いだすこともなく、目の前でアブラムシを喰っているテントウムシがいた。“ナミテントウムシ”赤い地色に黒の水玉、彼らは益虫の中のエキチュウだろう。次の枝にもこんどは黒地に赤い紋様、これも同じナミテントウムシ、この種は雌雄で色とか水玉の数が異なるのか?彼らにもいろいろ事情があるようだ。

会議もNoideaで開くのは気が重い

この季節 いろいろ 追われる

蝶や虫たちを相手にしているのが良い

あの神秘のブルーを再び会えることができますように 

コメント
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