田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

五月晴れ 朝の寒さも費の高さに比例して温もりを感じる

2012年05月13日 | 日記

5月13日(日)  晴れ   空気は冷たいながら 陽の光が目映い

白い花のヤマブキがやっと咲き出した。少し前から黄色のヤマブキは山道を歩けば至る所で出会う。黄色のヤマブキの種は余り見たことがないが、どのように増えるのだろうか?尤も、太田道灌の伝説にある「七重八重花は咲けども ・ ・ ・ 」とあるヤマブキは黄色のどっぷりとした八重咲きのヤマブキだろう。黄色の単衣は五つの花びらと萼、白花の方ははどちらも四つで、種も四つ着き、その実は花が咲けば100%結実するというものだ。でも、実生で白花ヤマブキが花の数の4倍芽が出るわけではない。秋に実が着き、翌年、花が咲きだす頃でも実が着いている。蟻や鳥が実を食い、美味いので種まで食ってしまうのかも知れない。我が家には僅かに実生のものが育っている。

増えない花とは反対の歩くのを困るほど蔓延る草がある。緑の葉が広がるだけなら芝代わりで良いのだが、春から秋まで次々に花を着けるので困る。名は思い出せないが、庭の常連としてアルバムに保存した覚えがある。ジャマな花とは言え近くに寄って見ると、微妙な花びらの重なり具合など大切にしたくなる。

畑の脇や庭のアチコチで青紫の花を開きだしたミント、匂いを嗅ごうと鼻を近づけて驚いた。蟻が俺の方に向かって後ろ足で立ち上がった。彼は花の番兵なのだろうか?アブラムシが居るようにも見えないので、蟻は花と直に共生溶存の誓いを立てて居るのだろうか?花を喰うヤツが来るとそれに立ち向かう。その代わり花から蟻へ何かを与えるのだろうか?そう言う関係は“アリエナイ”などと洒落てる場合で無く、もう少し深く観察をしてみよう。

裏山との境、山の絞り水が流れる湿り気のあるところで、ブルーの小さい花が沢山咲き出した。燐寸棒の軸より小さいと思える花だが、風に揺られて綺麗だ。花に近寄るとブルーの光沢のない五弁の花びらに、黄色い花芯、その中に五つのシベがあるのが解る。中には花粉が風に飛ばされたのかブルーの花びらに黄色い粉が散っている。花の名はキュウリ草だと云う。花なの匂いか花の匂いか忘れたがキュウリの匂いがするそうだ。

昼飯の準備をしようと家に入りかけたとき、上空を見ると久しぶりに澄んだ青空を見た。曇も薄く様々名方向から流れているが、其れを突き抜けるかのように飛行機雲が風に流されながら曇と交わっている。

浅間の噴煙は 分刻みで正確に吹き出し風に乗っている

電信柱の十字架と空の十字架  平和の空だ

コメント
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