田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

海の日だから 信州も負けじと 梅雨明け

2012年07月16日 | 日記

7月16日(月)  晴れ   青空が広がり  爽やかな空気と心地よい風  

早朝から起き出して外を一廻り、未だ梅雨は明けないことを意識させるほど陽の光も弱い。朝飯を終えて役場の始業時刻に合わせて電話を入れた。いつもより受話器をとるまでの時間が長い ・ ・ ・  ・ 女性の落ち着いた声が聞こえると直ぐに担当課のKさんをお願いした。すると、僅かの間を置いて“キョウハ キュウジツデスガ”と ・ ・ ・ 

言い分けがましいが、俺のような毎日が休日の身だと土・日以外は全てが稼働日のように思っている。確かに、今日は海の日だった。梅雨明けもままならなず豪雨のニュースばかりを聞かされていると、海の日などは耳に止まらなかった。しかし、受話器を置いてから外を見ると青空が広がっている。朝の曇はどこへいったのか?東の窓から見る景色も裾埜まですっきりと夏浅間を見せていた。

朝の散歩の時はまだ陽射しもなく、高い曇のために明るさはある。僅かな風も心地よく畑の脇でも草が繁茂している。夏草が勢いよく繁っているのにも訳があるが、それは草の花を求めてくる蝶や虫たちのためもある。今朝ももう少しでウラギンヒョウモン蝶を踏みつぶすところだった。アカツメクサの花にしっかりと口吻を差し込んで微動だにしない。ゆっくりと翅を広げてはまた閉じる。夏草に卵を産みそれを幼虫が食って育つ、そう思うと無碍に草刈り機で刈り上げるわけにもいかない。

 

昼過ぎに白樺レストランの様子を見に行くと、流石は夏空に眩しい白樺の緑と幹の白が目立つ。夏だから立ち寄りましたと云っているように、シータテハ、ヒオドシチョウ、樹上のに樹液のでる小さな穴を見つけたのか、ルリタテハもいた。これからの季節、白樺の樹液を吸いながら十分鋭気を養ってほしい。 

山陰ですっかり陽射しを閉ざした裏山との境、本格的な夏を迎えて丈を伸ばし始めたのは五色ドクダミ。陽当たりの良いところでは赤や黄色が色濃くなるが、日陰では緑に薄いクリーム色が混ざる二色になる。薄暗いところで十文字の花が紫陽花に負けじと背筋を伸ばした。信州では春が遅いので紫陽花も梅雨時に一斉に花を開くわけにはならない。夕方の景色を飾り立ててくれる紫陽花、僅かな風が木の葉をゆらす音に混じり、ひぐらしゼミが一斉に声を上げている。 

コメント
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