7月17日(火) 晴れ 朝焼けは夏の色 午後に瞬間的な雨
夕べから気合いを入れて朝を迎えた。目ざめたのは4時少し過ぎたところ、東窓は赤く染まっていた。
こう言う時間帯は落ち着いて集中的に仕事ができる。今日こそは役場の休み明け稼働日なので書類を提出した。しかし、セオリーどうりのものは簡単だが、俺にとっては住所録を作のが難しい、地域は五つの集落から成り立っており、それぞれの集落の世帯主をリストアップして農業者と農業者以外と分けて標記するようになっている。五つの集落のうち、俺の住むところは一番世帯数が少なく17世帯、北側に延びる二つの集落は倍以上の世帯があるが、彼らの集落はIT化されたリストを送ってきてくれた。しかし、他の二つのうち一つは先週末、それもアナログと云うか手書きで住所の空欄が多い。残る一つの集落は完全に穴ログなのか種類も出てこない。こう言う朝の静かな時間帯に電話帳と首っ引きで掻き出すのも、土地勘も家並みの流れも判らないので時間がかかる。窓の外ではウグイスが煩いほど騒ぎ立てる。
朝飯を終えて直ぐに役場に電話を入れ、アポを取ろうとすると担当者は既にいない。午前中は他の業務の立ち会いで時間は採れそうもないと云うことを耳にして、しばし、ラッキーと時間が開いたのを喜んだ。
午後一番13:30に担当課に行くと既にスタンバイして呉れていた。俺にとって農地のどうにか長持ちさせようと云う事業は判るのだが、システムはサッパリ理解できていない。必要書類を提出して確認をしてもらう。書類の足りないものは無かったが、記述部分では微妙な表現でニュアンスが変わること、勉強になった。赤で添削をしてもらい、あとは清書をすることと印鑑が届けばよい。順調にいくと金曜日には申請書を提出できることになる。しかし、申請が採択されて事業が本決まりになると、果たして俺の事務局でやっていけるのか少々先が読めなくなった。
帰りがけ晴れていた空から急に雨粒が落ちて来た。大きな粒がフロント硝子に辺り弾ける。見る間に道路が光る。一時間くらい降ってくれると涼しくなるのだが、直ぐに止んでしまった。咲き出した桔梗が雨から元気を貰ったようだ。