昨日は日曜日で午前中は妻に付き合って外出したが、午後はこたつで本読みと昼寝をした。何を読んだかというと遠山啓の「関数を考える」、その中に平方根の求め方が出ていた。これはいわゆる普通の求め方であるが、その中の説明が途中から分からなくなった。
どうも一般論として書いていることと計算している数値が一致しないような気がしたのだ。それで昼寝の後でもう一度考えたら、結局は一箇所p.117の数値の2.7が1.7のミスプリであるとわかった。これは多分ミスプリではなく、遠山さんの勘違いなのだろうと思う。それはともかく、この平方根の求め方の説明は新機軸を出していると思う。
この本は30年以上昔に出た「岩波科学の本」というシリーズの第1巻である。いい本だが、きちんと読んだ人がどれくらいいるのだろうか。中学校の数学の先生が読んでも面白いと思うので、誰かすでにミスを指摘しているだろうか。