年末に雑談会のメンバーの懇親会をやったときに参加されたKさんから「エントロピーを素人にわかるように話をしてくれませんか」といわれた。それも1時間以内くらいで。そのときにそれは難しいだろうと言って断ったのだが、それが機縁となって熱力学の本を年末から正月にかけて読み始めた。
講談社の「なっとくする演習・熱力学」という本で、5章の「エントロピー徹底解剖」というところから読み始めた。ここを読み終えて6章の「熱力学関数」を読み終えて、今度は前に帰って4章の熱力学第2法則の途中である。この4章が一番長くて40ページくらいあるが、そのうちの20ページくらいを読んだ。
7章と8章も読まなければならないのだが、直ぐには読めそうにないのでその前に4章を読もうとしているのである。
定年で辞める直前の3~4年間を基礎教育課程(昔の教養課程)の熱力学の講義を担当したので、熱力学を大学で学んで以来勉強したことがなかったのだが、少し復習する機会があった。
だが、まだエントロピーについて素人に直観的に納得できる程度に話をする自信がない。ランダムネスの程度を表すとかこのブログでも書いたことがあるが、それくらいの説明ではKさんには納得してもらえそうにないからである。
一方、無料塾で中学生に理科を教えているので、ドップラー効果について調べたいと思うようになった。それで説明をインターネットとか物理の本とかで読んでいるのだが、どうももう一つピンと来ない。
直感的な音の振動数についての現象がわかっているのだが、その説明にじゅうぶんには納得できないのである。そうはいっても説明を読んで理解が進んだことは事実である。だが、自分で文章に書いて他人に説明をできるところまでは行っていない。もう少し時間がかかる。
ドップラー効果の説明の仕方には3つの方法があるとどこかで読んだことがあるが、その全部を知りたいとも思っている。