火曜日の夜にテニスがあって、次の日の水曜には怠け心が全開である。今朝も9時半まで寝ていた。それから起きていったら、珍しく妻がまだ在宅していた。
だが、それでも私が朝飯を食べ始めると「歌声エコーズ」という自分が主宰している団体(歌を喫茶店で自由に歌うグループ)の新年会だというので、いそいそと出かけていった。
そのうちに植木屋さんが庭の木々の消毒に来て、玄関の戸をたたいた。彼に消毒の代金を払ってから、コタツに入って新聞を読んでいたら、11時を過ぎてしまった。
毎日、11時からフランス語のアンコール講座がある。これは聞いたり聞かなかったりだが、11時30分からのドイツ語の講座は大抵聞くことにしている。しかし、どうも仕事場に行くにはもう時間がなさそうだ。
それで、今日はパスしようと怠け心を起こした。それでも、ひげをそり、顔を洗って時間に少し遅れてもまったく聞かないよりもいいだろうと思って、妻のラジカセを居間のコタツの上にとり出してきて、聞くことにした。
ラジカセの設定はいつもはCDを聞くようにしてあるので、そのファンクションをラジオに変えて、ようやく聞き始めたが、昨日の講座の練習問題の口頭練習は終わっていた。
普通はこのラジオ講座は仕事場でテクストを片手に聞くことにしているのだが、今日はテクストがない。それでも一日一日の積み重ねが必要なので、聞かないよりは聞くほうがいい。
学生の頃に「外国語を学ぶのはピアニストがピアノの練習をするようなものだ」と聞いた。ピアニストは毎日ピアノを弾く練習をするそうだ。それを一日しなかったとて、急に腕が落ちるわけではないだろうが、毎日ピアノを弾くという。
先日、11時過ぎにちょっと遅れてラジオをつけたら、それは実はフランス語の講座だったのだが、私にはドイツ語が話されていると一瞬誤解をした。こういうことではまだまだである。