日曜日に子どものパートナーの父親の葬儀に参列したが、それで高知の方のいわゆる高知弁というのか高知の人の方言のアクセントを初めて聞いた。
もちろん、いままでに高知出身の人が知り合いに一人もいなかった訳ではない。だが、今回初めて典型的な高知弁のアクセントに出会った感じがした。柔らかい温かみのある方言である。
一昨年のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」とその龍馬を演じた福山雅治さんのせいで高知弁も有名になった。福山さんの高知弁の最後のアクセントが高知の人が聞くと微妙に違うらしい。どういう風に違うのかは私には高知人ではないのでわからないのが、残念である。
そういえば、高知で泊まったホテルの朝食のレストランに行ったら、一群の学生がすでに朝食を食べていて、彼らの話を聞いた妻は彼らがこれから龍馬の史跡やその他の史跡の観光に出かけるらしいと後で話してくれた。
ホテルでもらった市内の案内地図には、そこここにアルファベットがついていたが、これを見て感心してしまった。これは街の交差点とかにこのアルファベットがついていて、その地図には明治維新頃の歴史上の人物の史跡等の名所に行くにはどのアルファベットのところで電車や車を降りたらいいかが、わかるからである。
妻は地図を見る前に市内の交差点等にこのアルファベットがついているのに気がついていたらしい。しかし、彼女には意味がわからなかったが、観光の市内地図を見てその意味を理解したらしく、私に教えてくれた。おかげでその後には高知市の斎場にも簡単に行けたし、帰りの高速道路へのアクセスも簡単であった。
これは私の住んでいる松山でも取り入れたらと考えられる、アイディアであろう。もっとも同じアルファベットの箇所が離れたところにあるのに気がついた。が、これはかなり離れたところにあったので、場所の混乱を起こすことはないだろう。もっともそのことは長い間の未解決の数学での問題であった、地図の「四色問題」を私に思い出させたが、そのことについては妻には話さなかった。