物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

台風一過

2016-06-01 17:13:50 | 日記
とでもいうような気がする、友人の久しぶりの訪問であった。彼はこのところ数年病気で人に会えなかったのだが、最近よくなって私のところに雑談に来たという訳である。

お互いに年を取ってすぐに死ぬことはないまでも、会話がままならない前に会っておきたいという気持ちでやってきたという。

私には想像ができないことだが、彼はついさきごろ昔の同じ職場に勤めていた同僚に会いに行ったのだが、昔の同僚は耳が聞こえなくてなかなかコミニュケーションに苦労したという。もっともその昔の同僚はもう80歳をとうに越えているのでしかたがなかったかもしれない。

その方はもともと音楽が好きでかつ音楽に造詣の深い方だったらしいが、いまでは音楽の低音部分がまったくききとれず本来は楽しいはずのコンサートに行くと、耳障りな音だけが耳に入ってしまい、とても苦痛なので好きだったコンサートにも行けないのだと言っていたという。

そればかりではなく、そばで話をしても聞き取れないから、コミュニケーションに苦労するとか。それで友人は私たちお互いにそういう風にならないうちに私のところへやってきたという。

そういう時期がいつかは来るのだろうが、まだ当分は何とかなるだろうとタカをくくっている。そういう時期になると何を楽しみにしたらいいのだろうとちょっと寂しくなってくる。

ところが私は楽天的でそのときはそのときさと開き直っている。