物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

参議院選挙

2016-07-11 12:55:25 | 日記
私のすんでいる県も野党統一候補が善戦したものの、残念ながら当選はできなかった。残念である。なかなか保守の壁は厚い。

全県で約1万票の差をつけられた。県都の M 市などは野党統一候補が一位とはなっているが、当選した Y 候補の出身地で約1万票の差をつけられている。それを他の市でひっくり返すだけの得票を得ることができなかった。

それと周辺部ではなかなか自民党の得票が多くて、ここでの得票をひっくりくりかえすことは至難の業である。どうして農村部や周辺地域で自民党の得票が多いのかはわからない。

知人が M 市の周辺の市に住んでいるが、なかなか独自の意見をもてないという。まわりの監視の目はなかなか強い。

全体的にも与党の大勝利であり、野党連合はなかなか成果をあげることができない。それどころか後退であろう。

これは朝日新聞とかがいろいろ論陣を張って見てもなかなかその意見は全国的には浸透していないことからもわかる。全国的にいえば、購読者数は朝日新聞よりも読売新聞の方が多いのだから。

もう何十年も前に日本通の外国人の経済通の方が、「日本人はこれくらいでいいと思っているのですよね」とテレビで述べていたので、妻が「はっとしてそうなのかと目の鱗が落ちた」とことあるごとに言う。

それからでも何十年も経った。社会の暮らしは非正規社員が増えて4千万人とかいう。それでもその人たちからの怒りの声は届かない。これらの人が減らないと社会に消費のマインドは起こらない。これはどう補正予算を組んでみても一過的なものであり、抜本対策にはならない。

おおさか維新の会は規制緩和が必要だと言っているが、規制緩和のおかげでいまの非正規社員が大幅に増えたということではないのか。それを推し進めてもお先真っ暗ではないのか。

新しい技術革新が必要なことはわかっているし、新しい産業の芽を伸ばすことができなければならないことはわかっているが、それを推し進める方法は誰にもわっていないかの如くである。