数学・物理通信14巻3号を昨日発行した。
私の親戚の者にも「数学・物理通信」を送っている。これはみんな理系の人たちだけにではあるのだが。読んだという反応があるのは義弟だけであとは多分読んではいないだろうか。
親父がもしくは叔父(伯父)に「変なことをやっているのがいてね」とでも他人には話しているかもしれない。その辺はどうでもよいのだが。
昨日もこのブログに書いたと思うが、送り先は78件であり、思ったよりは少なかった。2009年の年末に始めたからそれでも10年以上続いていることになる。
およそ巻数が示す通りの年数だが、はじめの一年は巻が二年合わせての巻数だったような気がする。あまり巻数をつけるという意識がなくて、そういう変なことになってしまった。
無料だし、もちろん編集人も無報酬である。これは編集者はもちろんだが、投稿 者からも一切お金とか費用とかは徴収していない。もちろん原稿料など払ったことがない。
それでもなんとか発表者というか投稿する人はいるから不思議である。もっとも何かを書きたい張本人は私である。だから続いたともいえる。
誰からも褒められたこともないが、けなされたこともない。要するに無害無益だという訳である。
徳島科学史会という科学史関係の会を行っている方々がおられて尊敬に値する仕事をされている。彼らは20数年、いや、30数年にわたって年間1号だが雑誌を発行している。その努力たるやすさまじいと言える。
この方々が直面しているのは会員の死去等による減少である。そうすると財政的に成り立たなくなってくるかもしれない。
そういうことは幸いなことに「数学・物理通信」の場合には全く心配の必要がない。だが、私の知り合いの方々の逝去は私にはどうしようもない。
いずれにしても心配しないで済むシステムなどはこの世にはないということだろう。
(2024.6.26付記)
私の出た大学の研究室のOBの方々に9人送っていた。実はもっとOBの方々には送っているのだが、OBの名簿からお送りしている方々が9人いたのを忘れていた。合計87名の方々にお送りしている。