今日か明日かのつもりだったが、昨日数学・物理通信14巻4号を発行した。一日二日かが待てないくらい私はせっかちである。
送付先だが、78か所だと書いたが、あと9か所増えて87か所である。自分の出身の大学の研究室のOBの方に送付していたことを忘れていた。
待ちきれないというのは私のわるい癖だが、それだけではない。いつまでも懸案の事項が残るのは嫌だという気持ちがある。そういうことでご了解を得なくてはならない。
編集と発行にかける時間は結構かかるので、こういう作業をしたことのある人ならわかってもらえるのだろうか。時間がかかって嫌だという気持ちを。
もっともそれならそういう雑誌の発行を止めればいいではないかというご意見を持つ方もおられようか。
その志の高さを評価してほしいものだと思うのだが。もっとも、これは自分が好きでやっていることだから別に他人からほめてほしいわけではない。
いや、誰かから少しほめられたくらいで、続けてやれるような種類の仕事ではないと思っている。
編集人は私も含めて3人だが、筆頭の編集者の友人の数学者Nさんは現在施設に入っており、私の編集を手助けしてくれる状況にはない。でも彼が私の提案を快く受け入れて賛同してくれなかったら、このような雑誌は発行できなかったろうから、Nさんには感謝の念しかない。
ここ数年編集者として働いて下さっている、Sさんには難しい論文の査読で大いにお世話になっている。彼なしの数学・物理通信は考えられなくなっている。