6月もそろそろ終わりそうになってきた。6月の子規の俳句を紹介しておこう。
紫陽花(あじさい)や赤に化けたる雨上がり 子規
the hydrangeas
have turned red
after the rain Shiki (1898)
あじさいは薄紫色の梅雨の時期の雨に打たれているのが美しいと思っているが、予想に反してかどうか赤紫の紫陽花となっているとでもいうのだろうか。
カレンダーの写真は四国中央市(新宮町)の赤紫の紫陽花の写真が載っている。この地、新宮町の名産に「霧が峯大福」というのがあり、私の住んでいる松山でもお土産に売っている。
昔はなかなか手に入らなかったのだが、最近はわりと簡単に手に入るようになった。それでも毎朝の発売時にはいつも行列して並んで待って買う。妻がよくどこかに行くときのお土産にすることが多い。彼女の大好物で、上品な大福である。