改訂版がうまく改訂されていなかった。
どういうことかというとタイトルに「・・・(改訂版)」と書いてあるのに最後まできちんと改訂されていないエッセイを見つけたということである。
タイトルは「自然対数の底、再論(改訂版)」である。たぶんこれはどこにも発表されていないだろうか。もし発表していたら恥をさらすようだ。
最近、対数関数に関係した論文を査読していた。それでいままで自分の書いた対数関係の数学エッセイが気になって昨日プリントしてみた。その中の一つが今言ったエッセイである。
まず前の原エッセイであった図が欠けている。それだけではなく文章も改訂でよくなるどころか、むしろ悪くなっている。こういう風の場合もあるということに気がついた。
これは図を描かなければと思ってそのままになっていたというのが主な原因である。その他にも理由がありそうだ。
(後記)あわてて「数学・物理通信」を探してみたら、幸いなことに掲載されたエッセイはきちんと図も描かれたものであった。恥をかいたかと一時は肝を冷やしたが、そうではなかった。
これは最終的に改訂されたファイル以外に改訂途上のファイルが残っていたということから来た誤解であった。改訂途上のファイルは既にゴミ箱に捨てた。