デカルト『精神指導の規則』という岩波文庫の本は持っていたが、それを読んだことはなかった。
ある中学校の数学の参考書に『精神指導の規則』に載っているという事項が再掲されてあった。それで私は古い文庫版の『精神指導の規則』読んで全く読めなかったので、著作集の新訳をデカルト著作集を古本で探したのだが、これは1万円以上の値段がついており、なかなか購入できそうにない。
E大学の図書館にはこの新訳がありそうなので、そこで借り出してその分だけでもコピーをしたいと考えている。
これは私たちが中学校や高校の数学で文字タイルと呼ばれているものの先駆となる考えと記述がこの『精神指導の規則』に出ているということが分かったからである。
『精神指導の規則』はデカルトの死後遺稿集に見つかった未刊の書類だという。私は先入観としてデカルトが好きなのだが、その直観が裏付けられたような気がする。