ただ塾を終わって帰宅してほっとしているところである。金曜から毎週緊張する。
なかなか毎週つらいことである。金曜日の午後4時ころから中学生のテキストを読み始めて昨日も2年の数学の教科書の第5章を読んだ。そこに問題が出ていれば、それを解くという試みもするのだ。
私にはあまり数学を勉強するという習慣が中学時代にはなかった。塾では学んではいたが、それ以上でもそれ以下でもなかった。中学時代には数学が不得意とも思わなかったが、得意というのでもなかった。
私自身は英語の方に勉強の中心があった。いまはあまり英語を勉強するという気が起こらない。むしろそれならドイツ語とかフランス語とかイタリア語に関心がある。
もっともイタリア語をイタリア人から学んだのはもう60年以上前のことである。フランス語だって、学び始めたのはイタリア語よりは前だから、65年前くらいになるだろうか。
それも大学でフランス語の文法を学んだのは半年にすぎない。もっともある理由で話されるフランス語を聞く機会がその初歩の段階で多かったというのが、私のフランス語学習の特徴である。
だからと言ってフランス語を聞くのが何でもできるかと言われればそうは行かないのが現状である。
言語の元は音声と言われるが、それに理想的に近いとはとても言えないが、書かれたフランス語を読むのはまったくできないという弱点を持っている。
いつだったかもこのブログで書いたことがあるが、もう伝説的なフランス人教師であったムシュー・オシュコーヌさんと話をしたことのある貴重な生き残りの日本人である、私は。
もっともオシュコーヌさんはレッスン後ということもあって、フランス語ではなく、もっぱら日本語で話してくださったのだが。水知らぬ私のような者にまで声をかけて熱心にご自分の日本語体験を語ってくださった。
もちろん、レッスンのときはフランス語で話されていた。