『学びとは何か』の方は一つの章を除いてすべて読んだ。変則的な読み方ではあるのだが。
それで『学力喪失』を昨夜遅く読み始めた。数の概念が分っていない、分数が分っていないという小学生が1/3くらいはいるらしい。
まあ、人生において数の概念がなくても生活に支障なく暮らしては行けるのだろうが。
私の妻の友人とか知人の家族にいわゆる引きこもりの息子さんがおられる人が複数いる。その程度はわからないが、どこかに勤めるとかして働くことができないという点では同じである。お母さんの年金をあてにして生活をしている。
私の妻は普通の人で特に変わった友人、知人をもっているわけではない。それでもそういう引きこもりの子どもを持つ親御さんと友人、知人だとかがいるということは社会が老化しているということだろう。
いやこれらの方々が数の概念が分らないとか、分数すらもわからないというのはあまりにも判断が拙速ではあろう。
だが、そういう例があまり稀ではないという証拠かもしれない。
私のとっては『学力喪失』の方が身につまされる話ではある。