数学・物理通信14巻7号の私の原稿に閲読者のSさんからご意見をいただいたので、昨日修正をした。
一方で数学セミナーの原稿も今日が修正原稿の締め切りである。大詰めが一緒にやってきた。まあ世の中とはそうしたものであろう。こちらは先週の木曜に原稿に関する意見をもらったのだが、金曜日に一日かけて修正をした。
もともと金曜日は一日を土曜日のただ塾の教材づくりに空けていたのだが、しかたがなかった。それで土曜日のただ塾の運営はちょっと辛かった。
ただ塾の数学の先生はボランティアであるから、もちろん無給である。ただ生徒さんがなかなか私たちの数学の話を聞いてくれないし、問題を解く姿勢を見せてくれない。そこを無理やり数学に関与させる方向で進める工夫を毎回しなくてはならない。
ある種の強制を私は生徒さんに強いていたりする。はじめはそういうことをしていなかったのだが、いまではそうするしか方法を思いつかない。
この状況はちょっと当事者である私たちでなければ想像ができないであろう。
いや、生徒さんにはすべてわからないことばかりらしい。それだから数学と向き合うことがまったくできない。それを一つ一つどうやってわかるようにしていくのか。工夫をどうするのか、いつも思案している。
私たちは、当該の生徒さんを「叱るというようなことは絶対したくない」と心に決めている。