物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

カーニバルの季節

2009-02-20 11:03:18 | 国際・政治

中川財務前大臣の辞任騒動があったが、酒に酔って(本人は否定しているが)公式の場で発言がしどろもどろになるのは洋の東西を問わずあることらしい。昨夜のドイツ語のクラスでR氏がそれについて言及していた。ただ、面白い話題にはなるが、それが恥だとは考えないらしい。そこのところが日本的な感性とちがうところだろうか。

ときにカーニバルの季節であるので、からかいの対象にされたり、笑いものにはなるが、酒の上の失敗ということで人間的と考えるらしい。もっとも現今の日本では派遣労働者が何万人も首を切られて生活が立ち行かなくなっているときだから、世論にも大目には見てもらえないというところはある。

カーニバルの行列にはそういう素っ頓狂な話題を提供した人の顔を形どった山車が出るし、みんなでそれを見て楽しむというところがある。それに対してあまりまじめに対応して自己弁護をしたりはしない方がいいらしい。

そこのところが何事にもまじめな日本とは違うのであろう。ユーモアを楽しむ余裕があるといっていいのかもしれない。もっともいまの日本みたいな市民の生活の窮状であり、それに対処するといいながらのぬるい政治の情勢なら笑いごとではすまないというのが日本での一般の判断だろうか。それぞれのお国柄であるから、どうだこうだといってもはじまらないのだが、感覚の違いを知った。


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