きのうから、きょうの報道によると、戦争法「平和安保法制」にもとづく、改正自衛隊法による、平時(またはグレーゾーン事態)の「米艦防護」(アセット防護)が防衛大臣から発令されました。
あす、2017年5月1日(月)、命令を受けた、ヘリ空母「いずも」が出航。米軍の補給艦を防護するそうです。
ことしは買いたくなかったんですが、六法全書(有斐閣)を新しいものにしてしまいました。改正自衛隊法第90条では、職務上警護する物件が暴行又は侵害を受け、又は侵害を受けようとする明白な危険があるときには、武器を使用することができる、という趣旨になっています。改正自衛隊法の第90条は、それ以外に方法がない事態であると合理的に判断できる限度において、「歯止め」がかかっていますが、なんの歯止めでもないですよね。
米艦防護発動の最初のケースが、「米補給艦を防護する、いずも」ということで、いずもには固定翼機は無く、回転翼機しか飛び立てませんが、米軍の過去の戦争の例では、「自作自演」のトンキン湾事件もありました。もはや、運命に身を任せる、「不沈空母・運命共同体」という覚悟が必要になりそうです。
まあ、北朝鮮を叩くには、良い時機ではあると、集団的自衛権・安保法絶対反対の私でも思いますが、長いことになりそうな気配も出てきました。
海自艦、初の米艦防護へ 四国沖まで、安保法制に基づき
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(C)2017年、宮崎信行。
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