田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

市電沿線巡り

2010-05-20 15:33:32 | 札幌(圏)探訪
 これまで何度か市電の沿線を訪れていましたが、改めて案内されるとまだまだ体験していなかったところがたくさんあり、仲間の皆さんと興味深く巡ることができました。 

 これまでもこのブログに何度か登場した「オヤジの仲間づくり21の会」ですが、5月の例会として仲間のH氏が企画した「市電沿線巡り」が15日(土)に行われました。

 コースは
 ①札幌軟石造の店舗、老舗の畳屋、後藤会館、三吉神社、狸小路(HUG)
 ②本田明二ギャラリー、ツタの絡まった電柱、ギャラリー土土どっこい窯
 ③電車事業所、札幌埋蔵文化財センター
 ④行啓通商店街、山鼻記念館、札幌軟石造の和菓子屋
という盛り沢山の内容でした。
 歩いたり、電車に乗ったり、ゆったりと楽しみながら巡りました。
 
 ということで、私にとって初めてのところ、興味深かったところを中心に写真とともにレポートすることにします。

 まず最初は、「三吉神社」です。ちょうど例大祭が行われていて、狭い境内は人で溢れていました。出店もたくさん出ていました。

        
 
 その例大祭の様子をSTVラジオの「日高晤郎ショー」のラジオカー「ランラン号」のお姉さんがレポートしている本番中にぶつかりました。現場で改めて聴いているとレポーターのお姉さんがとてもしっかりと下調べをしていることが分かりました。

        

 続いて狸小路へ行きましたが、6丁目に「狸小路市場」という市場が健在なことを知りました。

        

 本田明二は彫刻家として道内各地にその作品を残していますが、ギャラリーでは明二の娘さんが対応してくれました。
ギャラリーの中に大きな野球選手の像がありましたが、旭川スタルヒン球場に建立されているスタルヒン像の原型だということでした。

             

 ツタの絡まった電柱はまだ春のためツタの葉が見えず、蔓だけが電柱に絡まっているところを写真に撮りました。

             

 「ギャラリー土土どっこい」は独特の風合いの作品が特徴ですが、こちらは主人がいましたが「どうぞ自由に見てください」というだけで、説明的なものはなくいささか拍子抜けの感でした。

        

 続いて「電車事業所」ですが、職員がいろいろと質問に答えてくれて勉強になりました。例えば、電車の保有台数が30台、平日に路線内を走っている電車は16~7台であるとの説明でした。驚いたのは電車の寿命が意外に長いということです。現在昭和34年製の電車が現役で走っているとのことでした。
 ここでは札幌の市電独特の(函館の市電にもあるということですが)「ササラ電車」をパチリと。

        

 山鼻界隈を歩いているときでした。「野口椅子店」と表示された住宅が目に入りました。「椅子の専門店とは珍しい」と思い、ガラス越しに中を覗かせていただいたら中では主人がベッドのようなものの修理をしていました。

        

 最後は札幌軟石造の和菓子屋さん「雷除志ん古」の古くて細長い建物を写真に収めました。人気店なのでしょうか?訪れたのが午後3時頃でしたが、商品はすでに売り切れと表示が出ていました。

             

 私にとっては、「本田明二ギャラリー」、「ツタの絡まる電柱」、札幌軟石造の和菓子屋「雷除志ん古」などが初体験でした。
 札幌の街はまだ新しいためにそれほどディープな表情は見せませんが、その中でこの市電沿線は時々興味深い表情を魅せて(?)くれることがあります。これからもときどきウォッチングを続けたい地域です。