田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

道銀ライラックコンサート

2010-05-22 11:19:09 | ステージ & エンターテイメント
 昨日レポートした講演会に続き北海道銀行主催の「道銀ライラックコンサート」で札幌交響楽団のコンサートを楽しむことができました。北海道銀行はこうした市民への還元活動にも熱心に取り組む企業のようです。

              
 
 19日(水)夜、キタラで開催された「道銀ライラックコンサート」のチケットを入手し、妻の二人で楽しんできました。
 札幌交響楽団のフルオーケストラが正指揮者の高関健氏のタクトのもと、
 ◆ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
 ◆ラロのチェロ協奏曲二短調(石川祐支ソロ)
 ◆ベートーヴェンの交響曲第三番「英雄」
といずれも名高い名曲を堪能することができました。

 ところで本日は、先日の講演会、そして今回のコンサートとこうした活動に熱心な北海道銀行のCSR活動について考察してみます。
 今回のコンサート時に配布されたパンフレットの片隅に、「北海道銀行のCSR活動」と題して次のような文章が載っていました。
 「CSRとは『Corporate Social Responsibility』のことで、企業が果たすべき社会的責任を指します。北海道銀行は、このCSRを経営の最重要課題として位置づけ、金融機関としての本業を通じた地域貢献を主軸に道内の芸術文化活動への支援、地域イベントへの参加、金融経済教育への参画など、北海道の皆さまとともに歩み、成長していきたいと考えています」と謳っています。

 一時期、企業のメセナということが盛んに言われた時期がありましたが、CSRはメセナよりは広い概念での社会貢献を指しているように思われます。
 直接的に企業の宣伝をするでもなく、ただただ社会への還元、消費者への還元ということでこうした活動を積極的に進めるこうした企業には敬意を表したいと思います。そしてこうした動きがさらにもっと増えてほしいと願うものです。そうしたことがきっと地域の芸術文化の熟成度が深まることに繋がっていくと思われるからです。
 そのためには、やはり企業が本業において好調を維持するということが前提となりますが…。

 24回目になるという今回の「道銀ライラックコンサート」が今後とも長く継続されることを願ってやみません。