田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

裁判初傍聴にドキドキ

2010-05-27 15:59:37 | 札幌(圏)探訪
 念願だった裁判を初めて傍聴した。厳めしい裁判所に入るだけでもドキドキでしたが、裁判のやりとりも初体験の私にはドキドキものでした。
 
 「主文 被告Aを懲役1年に処す。被告B、Cは懲役8か月、執行猶予3年に処す」
 札幌地方裁判所806号法廷で判決は言い渡された。

        
        ※ 厳しいというよりも、無理無駄を省いた無味乾燥な建物
         と称したほうが相応しいかもしれません。「札幌高等裁判
         所」と「札幌地方裁判所」が入った建物です。

 興味関心のあるところ、どこへでも駆けつける私です。
以前から裁判を一度傍聴してみたいと思っていました。
 なかなか足を踏み込めないでいたのですが、意を決して5月24日(月)札幌地方裁判所に足を運びました。
 何となく厳めしく感ずる裁判所の建物に入っていくだけでもドキドキものでした。
 入り口にいた守衛さんに「初めての傍聴なので傍聴の仕方を教えてほしい」とお願いすると親切に教えてくれました。
 そこで開廷予定のスケジュールを見て、いずれも刑事裁判の806号法廷の判決言い渡しと、709号法廷で行われる新件の審理を傍聴することにしました。

 冒頭の一文は三人による窃盗犯罪に対して裁判長が言い渡した判決の内容です。
 こちらは判決言い渡しだけなのでわずか10分間程度で終わってしまいました。

 興味深いことがありました。
 それは、被告B、Cはスーツ姿で入廷しましたが、被告Aは衛視に導かれて手錠・腰縄姿で入廷しました。
 「どうしてだろう?」と思い、以下私なりに推理してみました。
 被告Aは再犯であり、今回の窃盗事犯でも主犯のために保釈が認められなかったのに対し、B、Cは初犯だったこともあり保釈が認められたためだったのかな、と予想してみましたが果たして真相は?

 続いて、新たに審理に入る709号法廷に移りました。
 事案は【覚せい剤取締法違反】です。
 こちらは約一時間、被告と検事、弁護人のやりとり、証人尋問など興味深いやりとりを見ることができました。
 家族構成や生い立ち、その他ほんとうに微に入り、細に入り事件のこと、犯人のことを明らかにしていくことが分かりました。
 被告が起訴事実を認め、更生を誓っていることから、結審となり一週間後の31日に判決言い渡しになることが裁判長から告知がありました。

 31日、どのような判決が下されるのか、また傍聴してみようと思っています。