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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私のニュージーランド紀行 2

2013-02-06 16:27:42 | 海外の旅

 セルフプロデュースの旅 

 “セルフプロデュースの旅”…、それは私にとって意味のある旅でもあったし、また反省すべきことの多い旅でもあった…。

 私は今回の旅を思い立ったとき、一つはLCCを利用してみよう、ということと、もう一つは全ての計画・手続きを自分自身の手でやってみよう、ということだった。
 そして旅の概要を友人が滞在しているダニーデンに4・5泊するとともに、ダニーデンからそう遠くない南島の景勝地クイーンズタウンと、ニュージーランド最大の都市オークランドに遊ぼうと考えた。

          
     ※ 緑豊かな国と思っていたが、意外や意外 山岳地帯は写真のように木がまったく生えていない山が目立った。

 LCC…、いわゆるLow Cost Carrier の略称で、徹底したコスト削減によって航空運賃を最小限に抑えることによって既存の航空会社を脅かす存在なっている「格安航空会社」のことをいう。
 私が試しに関空-オークランド間のJetsterの運賃を調べたところ片道5万円前後と出た。(LCCは日によって料金設定が異なる)この運賃を見て「私にも行けそう!」という思いが浮かんだのだった。

 ダニーデンに滞在する友人と連絡を取ったところ、「歓迎する」との回答を得たことに勇気付けられ、早速パソコンを前にして航空便、ホテル、バスの予約を開始した。
 航空便はJetster,Peach の航空会社と直接、ホテル・バスはHISの現地代理店を通して予約作業を進めた。
 ここで私はLCCにこだわったために、行くときのオークランドと帰国してから関空で一泊しなければならない破目に陥った。LCCの場合はまだまだ便数が少なく、乗り継ぎなどはかなり不便であることが分かった。
 また、ダニーデンからクイーンズタウンに向かう峡谷鉄道とバスの便は現地ツアー会社と交渉していたのだが(日本語で)、予定していた日が満員との連絡が入り一日予定をずらすことになった。そのため、ホテルの予約変更、帰りのバスの予約変更など変更手数料も含めてかなりの出費となってしまった。

          
     ※ お世話になった友人のホームスティ先の家です。丘の中腹に建っていて地形をうまく利用していました。

 また、航空便であるが関空-オークランド間は私が予約した日程だと130,500円にもなってしまった。これは私が予約の段階で受託手荷物20Kgというチェックを外さなかったために余計な料金を支払わねばならなかったことにもよるものである。
 13万円の料金だと既存の航空会社の便でも似たような料金で運行している会社があった。
 また、すでにブログでも報告したがオークランドからの帰りの便が朝の7時15分だった。そうするとオークランド市内のホテルから空港に行くにはタクシーくらいしかないのではと予想し、市内のホテルとは別に空港近くにホテルをダブルブッキングして不測の事態に備えた。しかし実際にオークランドに行ってみると、オークランド市内と空港の間には46時中バスが運行されていることが分かり、友人のパソコンから空港近くのホテルをキャンセルするようなこともあった。

 このように手続きそのものに甘さがあったり、現地の事情に疎かったりして、当初考えていたよりかなり費用が膨らんでしまった。

 そこで私のようなツアーによらない個人旅行をする場合には、次のような方法がベストではないか、ということを学んだ。
 それは旅行代理店を活用するという方法である。
 つまり、旅程は自分で立てて、使用する航空便の希望も伝え、ホテルのレベルも伝えたうえで、予約作業を旅行代理店に任せるという方法である。
 そうすることで個人で立てた計画の矛盾や現地事情などについてその道のプロがアドバイスしてくれ、希望に沿った予約を効率良くしてもらえるのではないか、ということである。その手数料などは、私が無駄にしてしまった金額ほどではないだろう。

          
          ※ さまざまな家が見られたが、写真の家は典型的なニュージーランドの民家といえる。     

 思い立ってから時間がそれほどなかったこと、自らが全てをプロデュースすることに自分が酔ってしまったこと、等々が今回のような反省点をたくさん生んでしまったのだが、そのこともまた私の中では楽しんだのだと自分自身を納得させている。